ブランド背景と歴史についても聞いた
「ポータブル最高峰の音を目指した」− OPPOプロダクトマネージャーに聞く「PM-3」「HA-2」
■OPPOが高いコストパフォーマンスを実現できる理由
ーー “適正な価格の製品”というお話がありましたが、OPPO製品はコストパフォーマンスが高いというイメージを多くのユーザーが持っていると思います。
ヴィック氏 高価な製品はいくらでも作れますが、我々の製品を手に取る方が減ってしまうのは避けたいのです。たくさんの製品が市場に行き渡ることで、当然価格もより抑えることができます。しかし品質を下げてまで価格を下げることには、当然多くの問題があります。そこで我々が導き出したのは、クオリティーの高いプロダクトをコストを抑えて出すということなのです。
ーー 非常に共感できるお話です。
ヴィック氏 弊社の場合は、品質管理のラボ、サプライヤーなどにもアクセスしやすいという長所も持っています。それは会社の規模が大きいからこそできることです。優秀な開発チーム、恵まれた開発環境に、このようなポイントが加わることで、高品位なプロダクトを手頃な価格で提供できるわけです。こうしたコストパフォーマンスを実現するためにアメリカでは直販を行い、それ以外の国では流通を簡素化することで、コストも抑えています。
■1台のDVDプレーヤーがオーディオメーカーとしてのOPPOの歴史を切り開いた
ーー OPPOというと日本のユーザーにとってはまずユニバーサルプレーヤーというイメージがありますが、OPPO Digital社の成り立ちにおいてはどのような位置づけになるのでしょうか。OPPO Digital社のオーディオ/ホームシアター製品の歴史を簡単に教えていただければと思います。
ヴィック氏 設立初年である2004年にOPPOのDVDプレーヤー初号機が登場しました。当初は我々もオーディオやホームシアターのマニアを強くは想定していなかったのですが、市場がこの製品を高品位なユニバーサルプレーヤーして使えると認識するに至ったのです。これはある意味で偶然が働いたとも言えますね。お客様がたまたまOPPOを見つけてくれたというのが出発点なのです。このDVDプレーヤーは、OPPOがハイクオリティなホームシアター/オーディオ製品を手がけていく契機となりましたが、そもそも我々のエンジニアリング、製造技術の高さが呼び込んだチャンスと言えると思います。
その後は日本の皆さんもご存じのことでしょうが、2009年にはBDプレーヤーの第一弾である「BDP-83」で高い評価を得ました。さらに「BDP-83 Special Edition」ではアナログオーディオボードのアップグレードを行い、初めてESS製のDACを搭載しました。そして「BDP-105」ではユニバーサルプレーヤーにUSB-DACやヘッドホンアンプまで搭載するこで、オーディオ/ホームシアターにおける複合機としての新たなポジションを確立することができたのです。
ーー 日本のユーザーにとって、OPPOというブランドにはちょっと謎めいた、ミステリアスなイメージがありました。今回、イゴールさんというエンジニアの名前を聴けたことで、OPPO Digital社のモノづくりに対してちょっとイメージがわいたような気がします。最後に、イゴールさんはどういう音楽をリファレンスにOPPOの製品の音作りをしているのか、お聞かせいただければと思います。
ヴィック氏 私は世界各地のオーディオショウで、イゴールと共にブースに立つことが多いのですが、様々なジャンルの音楽をこよなく愛しているという印象です。例えば、昨年のロッキーマウンテンのオーディオショウでは、ポップスやロック、それからスティーリー・ダンをかけていました。イギリスのイベントでは、ドイツのメタルバンドであるアインシュタインの曲をかけていましたね。音作りについては、クラシックからモダンな曲まで、様々なジャンルの音楽に精通しながら行うことがやはり大事なのではないでしょうか。
ーー 本日はありがとうございました。
ーー “適正な価格の製品”というお話がありましたが、OPPO製品はコストパフォーマンスが高いというイメージを多くのユーザーが持っていると思います。
ヴィック氏 高価な製品はいくらでも作れますが、我々の製品を手に取る方が減ってしまうのは避けたいのです。たくさんの製品が市場に行き渡ることで、当然価格もより抑えることができます。しかし品質を下げてまで価格を下げることには、当然多くの問題があります。そこで我々が導き出したのは、クオリティーの高いプロダクトをコストを抑えて出すということなのです。
ーー 非常に共感できるお話です。
ヴィック氏 弊社の場合は、品質管理のラボ、サプライヤーなどにもアクセスしやすいという長所も持っています。それは会社の規模が大きいからこそできることです。優秀な開発チーム、恵まれた開発環境に、このようなポイントが加わることで、高品位なプロダクトを手頃な価格で提供できるわけです。こうしたコストパフォーマンスを実現するためにアメリカでは直販を行い、それ以外の国では流通を簡素化することで、コストも抑えています。
■1台のDVDプレーヤーがオーディオメーカーとしてのOPPOの歴史を切り開いた
ーー OPPOというと日本のユーザーにとってはまずユニバーサルプレーヤーというイメージがありますが、OPPO Digital社の成り立ちにおいてはどのような位置づけになるのでしょうか。OPPO Digital社のオーディオ/ホームシアター製品の歴史を簡単に教えていただければと思います。
ヴィック氏 設立初年である2004年にOPPOのDVDプレーヤー初号機が登場しました。当初は我々もオーディオやホームシアターのマニアを強くは想定していなかったのですが、市場がこの製品を高品位なユニバーサルプレーヤーして使えると認識するに至ったのです。これはある意味で偶然が働いたとも言えますね。お客様がたまたまOPPOを見つけてくれたというのが出発点なのです。このDVDプレーヤーは、OPPOがハイクオリティなホームシアター/オーディオ製品を手がけていく契機となりましたが、そもそも我々のエンジニアリング、製造技術の高さが呼び込んだチャンスと言えると思います。
その後は日本の皆さんもご存じのことでしょうが、2009年にはBDプレーヤーの第一弾である「BDP-83」で高い評価を得ました。さらに「BDP-83 Special Edition」ではアナログオーディオボードのアップグレードを行い、初めてESS製のDACを搭載しました。そして「BDP-105」ではユニバーサルプレーヤーにUSB-DACやヘッドホンアンプまで搭載するこで、オーディオ/ホームシアターにおける複合機としての新たなポジションを確立することができたのです。
ーー 日本のユーザーにとって、OPPOというブランドにはちょっと謎めいた、ミステリアスなイメージがありました。今回、イゴールさんというエンジニアの名前を聴けたことで、OPPO Digital社のモノづくりに対してちょっとイメージがわいたような気がします。最後に、イゴールさんはどういう音楽をリファレンスにOPPOの製品の音作りをしているのか、お聞かせいただければと思います。
ヴィック氏 私は世界各地のオーディオショウで、イゴールと共にブースに立つことが多いのですが、様々なジャンルの音楽をこよなく愛しているという印象です。例えば、昨年のロッキーマウンテンのオーディオショウでは、ポップスやロック、それからスティーリー・ダンをかけていました。イギリスのイベントでは、ドイツのメタルバンドであるアインシュタインの曲をかけていましたね。音作りについては、クラシックからモダンな曲まで、様々なジャンルの音楽に精通しながら行うことがやはり大事なのではないでしょうか。
ーー 本日はありがとうございました。