ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その13)
「7.8N・SPK-9000 SiX」 |
第13回目はオルトフォン社の7.8N極太スピーカーケーブル「7.8N・SPK-9000 SiX」をご紹介する。同モデルはスピーカーケーブルの「リファレンス」を目標に、〈純粋伝送+エネルギー〉の理想を追求して完成したスーパーハイグレードケーブルである。8NCu、7NCuなど超高純度銅線を適材適所に用い、望み得る最高の音を「質」と「量」の二面から徹底的に追求した。導体サイズ8平方ミリ×2、仕上がり外径21mmの超弩級ケーブルである。構造面でも、シルバーパウダー配合の機能シースを採用し、さらに外被ジャケット、銅テープシールド、トレインワイヤーなど、音楽信号のピュリティーを守る仕組の完璧なスピーカーケーブルとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243
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