ケーブルブランド探訪記(オルトフォン編その21)
「7N・MPR100」 ¥12,000(1.5m) |
第21回目は同社の7Nミニプラグ・オーディオケーブル「7N・MPR100」をご紹介する。同モデルは、MDをはじめ、DAT、カセットデッキなどポータブルタイプの小型録音/再生機の入出力に多く使われている“ステレオ・ミニ”タイプの端子に対応したスーパークオリティタイプ。
伝送ロスが極小の7N超高純度銅を用い、しかも、可能な限り大きな導体サイズを確保することで、目を見張るような音質改善が図れ、柔軟かつ堅牢な作りにも特徴のあるモデルとなっている。一家に1本、お薦めできるアイテムである。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
【オルトフォンのプロフィール】
オルトフォン(デンマーク)は創立80年を超える、世界で最も古いオーディオメーカーの一つである。同社はトーキー関係の機器開発を行っていた創立当初から、やがて音楽産業の興隆とともに、録音機器にも進出した。特に戦後作られたSPUカートリッジは現在に至るまでマイナーチェンジを続け、ロングセラーモデルとしての不動の地位を保っている。
一方、同社のケーブルは、日本の同和鉱業との共同開発によっていち早く高純度銅への研究を開始し、1993年には世界初の7N銅とそれに続く究極の8N銅の製品化に成功したし、ケーブルメーカーとしての地位を確保した。
最近では、これらの高純度素材を黄金比で絶妙に組み合わせ、4芯クアドラ構造で構成した「リファレンスシリーズ」が話題を呼んでいる。ヘッドシェル・リードからスピーカー、デジタル、ビデオに至るまで、幅広い製品開発によって、高純度素材の魅力を世に広める信頼のブランドである。
【お問い合せ先】
オルトフォンジャパン TEL:03(3818)5243