EARから初のソリッドステートアンプ登場
EARは真空管アンプブランドとして知られるが、今回登場したPARAVICINI 312 THE CONTROL AMPLIFIERはトランジスターを用いたソリッドステートモデルである。
パラビッチーニはかなり以前からトランジスタベースのサーキット設計を行っていたということだが、このモデルが彼の初めてのソリッドステートアンプとなる。
基本的なアンプ回路はシングルエンド構成で、トランジスターは3個しか使用していない。真空管式に近い明瞭なサウンド表現が狙われている。これまでの同ブランドの製品と同様、フォノ入力はMC用のトランスを搭載。ノイズの少ない再現性が図られている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)