ボーズ、秋冬発売の新製品を発表(上)〜トール&スリムな新発想スピーカー〜
<左>発表を行うボーズ(株)社長の佐倉氏 <右>55WER(ブラックモデル) |
まず注目すべきなのは、トール&スリムなスピーカー「55WER/55WER-S」(¥98,000)だ。幅85mm、奥行き98.5mm、高さ1205mmの外形サイズと、床専有面積を最小限に抑えたスリムなスタイリングから、驚くほどの重低音を再生。声の定位や解像感も明瞭で、サブウーファー無しのシステムとは思えないほどのエネルギーを感じさせる。ハイファイオーディオのほか、ホームシアターシステムでの使用も想定されている。
本機には、ウェーブレディオなどに採用されて好評の「アコースティック・ウェーブ・ガイド」を採用。管共鳴の原理を巧みに応用することで、低音の再生を可能にした。
5ユニット構成で、57mmウーファーを低域用として4本、57mmフルレンジを中高域用として1本使用する。
また、バッキングマグネットとシールド缶併用の防磁仕様を施し、テレビや大型ディスプレイとの対応も万全。特にプラズマディスプレイとは、厚みがほぼ同じなことから、ベストマッチングが期待できる。
ホームシアター用の5.1chシステムを組む場合には、本機を横置きにしてセンタースピーカーに使用することもできる。それでは見かけやスペースに問題があるのであれば、ほかのボーズ製品と組み合わせればよい。
カラーバリエーションはブラックとシルバーの2タイプを用意し、使用環境や用途に応じた選択が可能。フロアスタンドをはじめ、天井、壁、コーナー用ブラケット、テレビ台などと組み合わせるコンパクトスタンドの他、60mmピッチアダプターも用意。さまざまな住空間や使用環境に対応できる。(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック