ケーブルブランド探訪記（キンバーケーブル編その10）

●第10回目は同社のスピーカーケーブル「Monocle-XL」をご紹介する。同モデルは24本のVariStrand構造の高純度銅線導体を採用し、 テフロン、二酸化チタン、ポリエチレンによるハイブリッド『ブレイド構造』の特殊外被構造のスピーカーケーブルである。 端子にも独WBT社製スペードプラグ「WBT-0680CU」を使用するなど徹底した音質追求モデルとなっている。ぜひともお楽しみいただきたい。（季刊・オーディオアクセサリー編集部）

●キンバーケーブルのプロフィール
1977年、現社長のレイ・キンバー氏は彼独自のケーブル理論を研究し、1979年“ＫＩＭＢＥＲ　ＫＡＢＬＥ”を設立し、４ＰＲ（４pair）の生産を始めた。その設計理論は従来のコアキシャル、リッツ、ペアツイスト、パラレルペア、ウェーブ・ガイドなどの既存方法から大きく飛躍した革新的なものだった。「外部から影響を受けない」、「外部に影響を与えない」、「音質を劣化させない」という設計理論は20年以上の歳月を得て、“ＫＩＭＢＥＲ　ＫＡＢＬＥ”といえばノン・シールドの『ブレイド構造』という技術的評価を確立している。