ビクター、DVDオーディオにも対応するK2技術の新バージョン「エンコードK2」を開発
11月13日にビクターエンタテインメント(株)より発売されるコピーコントロールCDにも本技術が採用される |
今回開発した「ENC K2」は、これまでの「K2 テクノロジー」をベースに、CDソフト制作過程におけるフォーマットエンコーダープロセスで発生する、デジタル信号伝送系に係わる音質変化要因(誤差・歪み・ノイズ)を除去する。
1987年に開発した「K2インターフェース」は、リップルやジッターなど符号外成分成分を含むデジタル信号から、理論上の「1」、「0」の「符号情報」のみを瞬時に読みとり、新たなデジタル信号を生成し、デジタル信号伝送系での音質変化要因を除去する技術。今回の「ENC K2」は、「K2 テクノロジー」をベースに、新たにEFM信号(Eight to Fourteen Moduration)に対応させ、データの同期化制御をおこない、なおかつCDフォーマットエンコーダープロセスに組み込むことに成功した。
本技術の完成により、CD制作におけるカッティング工程全てに一貫した音質向上プロセス(Full Code Transfer System)を確立することができた、と両社では発表している。
なお、ビクターエンタテインメント(株)は本技術を11月13日発売開始のコピーコントロールCD(CCCD)に採用し、上のロゴマークを商品に表示する。(Phile-web編集部)
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