ホルンの魅力満載、つの笛集団入魂のニューアルバムが登場!
1981年以来、東京において当時の若手ホルン奏者達が集まり設立された「つの笛集団」は翌1982年第1回定期演奏会を行い、各方面より注目を集め、以後今日に至るまで毎年定期演奏会を継続している。特に1995年山形国際ホルン・フェスティバルでの演奏では、「日本が生んだ世界最高のホルン・アンサンブル」という輝かしい評価を得た。
本作は素晴らしい音響で知られる、東京・秋川キララホールでDSDセッション録音されたものであり、委嘱作品の組曲「ファーブル昆虫記」を含んだ、バラエティに富んだ選曲で、どれもホルンの雄々しい響き、そして優しく包み込むような調べを堪能できる。
特にワーグナーの「タンホイザー」では、遠近感を伴う深い森の響きをDSDレコーディングならではの臨場感あるサウンドでお楽しむことができる。
また、ラストに収められたJ.S.バッハの「トッカータとフーガ」ではこのCDのハイライトともいえるバッハの荘厳な響きやオルガン以上にオルガン的なサウンドが聴き手を包む。
最高音から、ペダルトーン(超低音)まで、ホルンの楽器特性をフルに活用した構成に彩られた本作はホルンを吹いていない人でも楽しむことのできる1枚である。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
『ハルモニア』
近藤久敦(指揮) つの笛集団
<つの笛集団メンバー>近藤久敦、飯笹浩二、木村淳、西郷雅則、沢敦、高野哲夫、田場英子、冨成裕一、並木博美、野瀬徹、樋口哲生、丸山勉<以下ゲスト>今井仁志、下田太郎、阿部麿
録音:2002年7月2〜3日 東京・秋川キララホールにて収録
OVCL-00102
定価 ¥3,000- 税抜定価(¥2,857)
DSDレコーディング HDCD対応ディスク
クツィーエ:8本の協奏的音楽
山田栄二:組曲「ファーブル昆虫記」8本のホルンのための
1:ウスバカマキリ 2:ツチハンミョウ 3:オオモンシロチョウ
4:ムナゲモンシデムシ 5:バッタ
ベートーヴェン:自然における神々の栄光 作品48-4
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より
ワーグナー/ペーター・ダム編:歌劇「タンホイザー」の音楽
フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より 夕べの祈り
ゼイフリート:5本のホルンのための小組曲
プレトリウス:ルネッサンス組曲
J.S.バッハ/近藤久敦編:トッカータとフーガ BWV 565
関連リンク