井上千岳のフランクフルト・ハイエンドショーレポート<4>電源を使用するケーブルが現

公開日 2003/06/03 14:51
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<左>ムドラ・アクスティークのNF2500HQ <右>電源を使うケーブルがとうとう現れた
●<前項より続く>今年は管球式でそれほどびっくりするようなものは目に付かなかった、慣れてしまったのかもしれない。ソリッドステートだが、ムドラ・アクスティークのNF2500HQは、筐体内のほとんどが巨大なトロイダル・トランスで占められる。直径30cmほどあったと記憶する(写真左)。アンプではほかにも注目されるものが多々あったが、面白系とは外れるのでここには取り上げない。
 
アンプは増幅機能付きのケーブルが理想とよく言われるが、電源を使うケーブルがとうとう現れた。デッドライン・オーディオというあまり有難くない名称のブランドで、ハイインピーダンス化することで劣化を抑えるということらしい(写真右)。わが国でもおなじみ、フルテックのこれはヨーロッパ仕様の極性チェッカー付き電源タップ。3Pとして日本でもじきに発売されるそうだ。
 
おしまいに耳寄りな情報をひとつ。ソニーから一体型のデジタル・アンプが出品されている。本格的な発売はまだ未定だが、とりあえずドイツでは発表になったということである。
 
というわけで世界にはさすがにいろんなものがある。そのちょっと変わったところだけ覗いてみた。予告編のようなものと思ってもらいたい。

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