ケンウッド、“Kseries”最上位機種として“TRIOモデル”&“Esule”を発売
ケンウッド(株)は、“Kseries”のハイエンドモデルとして“Kseries Esule(Kシリーズ エシュール)”を12月上旬より発売する。また創立60周年を記念した“TRIOモデル”として、“Kseries Esule”に厳選した高音質素材を使用し、手作りによる加工を施した受注生産モデルも発売する。
■“Kseries Esule”
・CDレシーバー「R-K1」 199,500円(税込)
・スピーカーシステム「LS-K1」 98,700円(ペア・税込)
R-K1はCDプレーヤー、AM/FMチューナー、アンプを一体化したCDレシーバー。高音質化技術「Supreme EX」や、高精度D/A変換、信号劣化の少ないバランス伝送回路、独立電源供給型差動三段増幅回路などを搭載したシリーズ上位機種だ。
回路部にはフルバランス伝送回路を採用。差動出力D/Aコンバーターにより変換されたアナログ信号をロスなく伝送することが可能で、回路間の干渉や外乱ノイズの影響の抑制を可能にしている。
ボリュームには、Wolfson社製のボリュームコントロール「WM8816」を左右独立で使用。電流帰還型のボリュームを採用し、左右独立で使用することで、従来のボリュームの持つチャンネルセパレーションの問題を解消し、高いSN性能を実現している。
また、セレクター/トーン回路基板を完全にパスし、CDの信号をアンプ段へ最短経路で入力するCD専用ダイレクト機能、CD以外の音楽ソースに対しても、トーン回路をパスするソースダイレクト回路を別に設けている。
本機の大きな特長の一つは「Supreme EX」の搭載だ。CDは作成過程でフォーマット上20kHz以上の帯域の音楽信号をカットして記録しているが、「Supreme EX」は失われた20〜40kHzの高調波を再現し、その微細な信号付加により原音に近い音声の再現が可能となっている。
電源には大型トロイダルトランスを採用。トロイダルトランスは、磁束の漏れが少なく、巻き線を密着して巻けることから電力の高い変換効率を実現する。また、電源供給部の「メカ部、デジタル回路部」と「マイコン制御部」にそれぞれEIコアトランスを、「アナログ回路部」にはトロイダルトランスを採用。さらに、それらのトランスから巻き線を分け、独立3トランス、32電源最適分離構造としている。
CDメカ部では、「構造、回路、電源グランド」面においてアンプ部分から完全に分離した構成を採用。アンプ部分への干渉を大幅にカットし、ノイズ混入のないオーディオ回路を実現している。
フロントパネルには、11mm厚(最厚部)の押し出しアルミパネルを採用し、筐体の剛性を高め、不要振動を抑制。セットを支える脚部には、内部損失が高く、不要振動の吸収効果の高い、鋳鉄削りだし素材を採用している。
LS-K1は、3ウェイ3スピーカー、バスレフ方式のブックシェルフタイプのスピーカーシステム。ウーファーは、伝播速度の高いクロスカーボンと内部損失の高いパルプという異なる素材を貼り合せたハイブリッド・クロスカーボンを新規に開発し採用した。フレームには、アルミダイキャストフレームを採用。重い磁気回路を支え、ユニットをバッフルに強固に固定するとともに、磁気回路の放熱効果も獲得している。
スーパートゥイーターは、フラットな高域特性を実現するために、超軽量アルミ振動板を採用した新規開発のものを採用。振動板とボイスコイルボビンを一体化し、微小信号に対しても正確に動作する高い応答性能を実現している。
トゥイーターは、ボイスコイルにはスクエアボイスコイルを採用し、軽量化と同時に発熱による歪みの抑制を実現。ユニット内部に配置した吸音材と、このユニット専用に粘度を調整した磁性流体により、特有のピークを持たないフラットな特性を実現している。
キャビネットは、各ユニットを独立させたセパレート構造を採用。30mm厚のバッフル内に独立させた「スーパートゥイーター/トゥイーター用キャビネット」により、ウーファーのもたらす空気圧や振動から構造的に分離し、微小信号の再生能力を高めている。素材には高密度MDF材を採用している。
■“TRIOモデル”(CDレシーバー+スピーカー)
・「K-TR60」 483,000円(セット・税込)
受注受付 2006年12月1日〜2007年1月31日
“TRIOモデル”は、創立60周年を記念して商品化を進めている品質にこだわった限定製品。K-TR60は、アマチュア無線機「TS-2000S」(関連ニュース)に続くTRIOモデル第2弾製品だ。主な機能、仕様は“Kseries Esule”と同じだが、厳選した高音質素材を使用した限定モデルとなっている。
フロントパネルには、ヘアライン加工を施した11mm厚シルバーアルミパネルを採用。「TRIO」ロゴを刻印で配置している。
スピーカー・キャビネットの突き板には、通常の柾目の突き板とは異なり、ランダム状の木目に特徴がある希少性の高いマーブルウッド材を突き板に採用している。またグリルには、アルミ製「TRIO」バッジを採用している。
内部の回路基板には、銅箔を通常モデルの倍の厚さの70μmにした切削加工によるプリント基板を採用。信号劣化を抑え、解像度の高い音質再生を実現しているという。
スピーカーターミナルは大型のものを採用し、太いスピーカーケーブルの接続にも対応。スピーカー端子の振動による干渉をプリント基板に伝えないために、背面パネルに固定したうえで、プリント基盤と専用の音声ケーブルで接続する構造を採用している。
コンデンサーは、60周年モデル専用に、繰り返し試聴し開発したという大型コンデンサーを採用。パッケージングには、「KENWOOD 60th Anniversary」の文字を表記している。また計4個配置されるアンプ素子は、選別により特性をそろえることにより、左右チャンネルの音質特性を極限まで合わせこんでいる。
スーパートゥイーターには軽量かつ剛性に優れたチタン素材を採用。ボイスコイルボビンと振動板を一体成型することにより、高い応答特性を実現している。
また本機には、芯数を108本に増やしたスピーカーコードを付属。断面積が従来モデルの約2倍となり、導体抵抗値が下がり音質劣化の少ない信号伝送が可能となっている。
【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0570-010-114(ナビダイヤル)
TEL/045-933-5133(携帯電話・PHS・IP電話)
(Phile-web編集部)
■“Kseries Esule”
・CDレシーバー「R-K1」 199,500円(税込)
・スピーカーシステム「LS-K1」 98,700円(ペア・税込)
R-K1はCDプレーヤー、AM/FMチューナー、アンプを一体化したCDレシーバー。高音質化技術「Supreme EX」や、高精度D/A変換、信号劣化の少ないバランス伝送回路、独立電源供給型差動三段増幅回路などを搭載したシリーズ上位機種だ。
回路部にはフルバランス伝送回路を採用。差動出力D/Aコンバーターにより変換されたアナログ信号をロスなく伝送することが可能で、回路間の干渉や外乱ノイズの影響の抑制を可能にしている。
ボリュームには、Wolfson社製のボリュームコントロール「WM8816」を左右独立で使用。電流帰還型のボリュームを採用し、左右独立で使用することで、従来のボリュームの持つチャンネルセパレーションの問題を解消し、高いSN性能を実現している。
また、セレクター/トーン回路基板を完全にパスし、CDの信号をアンプ段へ最短経路で入力するCD専用ダイレクト機能、CD以外の音楽ソースに対しても、トーン回路をパスするソースダイレクト回路を別に設けている。
本機の大きな特長の一つは「Supreme EX」の搭載だ。CDは作成過程でフォーマット上20kHz以上の帯域の音楽信号をカットして記録しているが、「Supreme EX」は失われた20〜40kHzの高調波を再現し、その微細な信号付加により原音に近い音声の再現が可能となっている。
電源には大型トロイダルトランスを採用。トロイダルトランスは、磁束の漏れが少なく、巻き線を密着して巻けることから電力の高い変換効率を実現する。また、電源供給部の「メカ部、デジタル回路部」と「マイコン制御部」にそれぞれEIコアトランスを、「アナログ回路部」にはトロイダルトランスを採用。さらに、それらのトランスから巻き線を分け、独立3トランス、32電源最適分離構造としている。
CDメカ部では、「構造、回路、電源グランド」面においてアンプ部分から完全に分離した構成を採用。アンプ部分への干渉を大幅にカットし、ノイズ混入のないオーディオ回路を実現している。
フロントパネルには、11mm厚(最厚部)の押し出しアルミパネルを採用し、筐体の剛性を高め、不要振動を抑制。セットを支える脚部には、内部損失が高く、不要振動の吸収効果の高い、鋳鉄削りだし素材を採用している。
LS-K1は、3ウェイ3スピーカー、バスレフ方式のブックシェルフタイプのスピーカーシステム。ウーファーは、伝播速度の高いクロスカーボンと内部損失の高いパルプという異なる素材を貼り合せたハイブリッド・クロスカーボンを新規に開発し採用した。フレームには、アルミダイキャストフレームを採用。重い磁気回路を支え、ユニットをバッフルに強固に固定するとともに、磁気回路の放熱効果も獲得している。
スーパートゥイーターは、フラットな高域特性を実現するために、超軽量アルミ振動板を採用した新規開発のものを採用。振動板とボイスコイルボビンを一体化し、微小信号に対しても正確に動作する高い応答性能を実現している。
トゥイーターは、ボイスコイルにはスクエアボイスコイルを採用し、軽量化と同時に発熱による歪みの抑制を実現。ユニット内部に配置した吸音材と、このユニット専用に粘度を調整した磁性流体により、特有のピークを持たないフラットな特性を実現している。
キャビネットは、各ユニットを独立させたセパレート構造を採用。30mm厚のバッフル内に独立させた「スーパートゥイーター/トゥイーター用キャビネット」により、ウーファーのもたらす空気圧や振動から構造的に分離し、微小信号の再生能力を高めている。素材には高密度MDF材を採用している。
■“TRIOモデル”(CDレシーバー+スピーカー)
・「K-TR60」 483,000円(セット・税込)
受注受付 2006年12月1日〜2007年1月31日
“TRIOモデル”は、創立60周年を記念して商品化を進めている品質にこだわった限定製品。K-TR60は、アマチュア無線機「TS-2000S」(関連ニュース)に続くTRIOモデル第2弾製品だ。主な機能、仕様は“Kseries Esule”と同じだが、厳選した高音質素材を使用した限定モデルとなっている。
フロントパネルには、ヘアライン加工を施した11mm厚シルバーアルミパネルを採用。「TRIO」ロゴを刻印で配置している。
スピーカー・キャビネットの突き板には、通常の柾目の突き板とは異なり、ランダム状の木目に特徴がある希少性の高いマーブルウッド材を突き板に採用している。またグリルには、アルミ製「TRIO」バッジを採用している。
内部の回路基板には、銅箔を通常モデルの倍の厚さの70μmにした切削加工によるプリント基板を採用。信号劣化を抑え、解像度の高い音質再生を実現しているという。
スピーカーターミナルは大型のものを採用し、太いスピーカーケーブルの接続にも対応。スピーカー端子の振動による干渉をプリント基板に伝えないために、背面パネルに固定したうえで、プリント基盤と専用の音声ケーブルで接続する構造を採用している。
コンデンサーは、60周年モデル専用に、繰り返し試聴し開発したという大型コンデンサーを採用。パッケージングには、「KENWOOD 60th Anniversary」の文字を表記している。また計4個配置されるアンプ素子は、選別により特性をそろえることにより、左右チャンネルの音質特性を極限まで合わせこんでいる。
スーパートゥイーターには軽量かつ剛性に優れたチタン素材を採用。ボイスコイルボビンと振動板を一体成型することにより、高い応答特性を実現している。
また本機には、芯数を108本に増やしたスピーカーコードを付属。断面積が従来モデルの約2倍となり、導体抵抗値が下がり音質劣化の少ない信号伝送が可能となっている。
【問い合わせ先】
ケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL/0570-010-114(ナビダイヤル)
TEL/045-933-5133(携帯電話・PHS・IP電話)
(Phile-web編集部)
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