CPUの負荷を減らし伝送クオリティを高める

NmodeのUSB-DAC「X-DP10」が新たにBulk Petに対応

公開日 2017/11/01 20:04 季刊Net Audio編集部
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USB伝送方式の新たな企画として注目されている「Bulk Pet」方式。別項でお伝えしているSOUND WARRIOR「SWD-DA20」同様に、NmodeのUSB DAC「X-DP10」が、この新たな方式に対応することが発表された。


Bulk Petロゴ
一般的なUSB DACでは、Isochronous(アイソクロナス)方式によってデータを伝送している。この方式ではリアルタイム性が重視され、周期的に決まった量のデータが転送されるが、逆にホスト側、デバイス側のCPUに高い処理負荷がかかってしまっている。この考え方に注目し、インターフェイス社が新たに開発したBulk Pet(バルクペット)方式は、転送するデータ量と転送サイクルを任意にコントロールすることで、CPUの負荷を減らし、安定した音楽再生を実現するというもの。


NmodeのUSB DAC、X-DP10(¥330,000/税別)
Bulk Pet方式は既存のUSB AudioClassと共存可能で、一般的な再生ソフト(foobar2000など)に対応している。

Bulk Pet方式を利用するためには、新たにドライバーのインストールが必要となる。ドライバーは、Nmodeの公式サイトから、無料でダウンロードが可能。

ただし、Bluk Petのドライバーをインストールするためには、X-DP10のファームウェアアップデートが必要となり、この更新にはWindowsパソコンが必要となる(Macのみ所有しているユーザーは、Nmodeに本体を送付することで、アップデートが可能)。

また、Bulk Pet対応のドライバーをインストールすると、JPLAYは利用できなくなるため、JPLAYユーザーは注意が必要となる。

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