新製品ケーブルと多彩な端子を組んで作る
オヤイデ電気が完成までサポート、電源ケーブル自作講習会レポート
(株)小柳出電気商会が主催するオヤイデ電気 自作講習会「新製品『AXIS-303』で電源ケーブルをつくろう!」が、秋葉原のオノデン本館5Fの秋葉原エンタスA+Bホールで3月30日(土)に開催された(告知既報ニュース)。
これまでにもこの講習会は不定期で開催されており、電源など各種ケーブルから電源タップまで、オヤイデブランドのケーブルやコネクター類を用いて、ケーブル作りを通して自作の楽しみと魅力を味わってもらう内容が毎回好評を得ている。
参加費は1人1万円で、会場に用意された素材と工具を用いて自作を行い、完成したケーブルは持ち帰って使うことができる。自作が初めての人でもきちんと完成させることができるように、オヤイデ電気のスタッフが工具の使い方から行程ごとの加工方法まで懇切丁寧な解説およびサポートをしてくれるので、安心して参加できることも特徴となっている。
今回の自作講習会は、同じ秋葉原だが、会場をこれまでの廣瀬無線電機ビル5階 B・Cホールから、オノデン本館5Fの秋葉原エンタスA+Bホールへと移しての第一回目。駅から徒歩2分で、アニメ・声優イベントをはじめ上映会や展示会、物販イベント、生放送会場、YouTuberイベントなどに用いられている、去年夏にオープンした新しいエンターテインメントスペースだ。
午前の部と午後の部それぞれ45名ずつで、申し込み開始早々に定員となり、今回は加工が行いやすい電源ケーブルを採用していることもあってか初心者も数多く参加。オーディオファンだけでなく、楽器・スタジオ関係やミュージシャンの方達も集まり、年齢層も前回よりも若手が増えたと感じた。遠方からの参加者も多く、女性の参加者も見受けられた。
今回の自作テーマとなった電源ケーブルのパーツをご紹介しよう。ケーブル部には昨年新発売されて『オーディオアクセサリー銘機賞2019』で金賞を受賞したオヤイデ電気NEOブランドの「AXIS-303」 (オープン価格、予想実売価格4,000円/1m・税別)を1.8mで使用。銅箔テープシールドを採用した外径11.5mmの3芯キャブタイヤケーブルで、導体にはオヤイデオリジナルの「精密導体<102 SSC>」を採用。線径は2.5スケアで絶縁には高分子ポリオレフィンを採用しており、極太線ではないこともあって加工と結線作業を行いやすいのも特徴となっている。
電源プラグとIECコネクターには、オーディオグレード端子のスタンダードといえるオヤイデの「P/Cシリーズ」を起用。外観ボディの色の違いは単なるデザイン上のものではなく、ブレードおよび刃受けの金属端子部分に用いられている素材とメッキの仕上げがそれぞれ異なっており、それによってオーディオ機器に使った場合の音調は全て異なる特徴を持つ。今回ならではの特徴として、シリーズ全種類+限定仕様の各5モデルずつが用意されており、しかもそこから電源プラグとIECコネクターを個別に自由な組み合わせで選べる形となっており、好みの音調の電源ケーブルとして完成させることができる。
電源プラグには「P-029」「P-037」「P-046」「P-079」「P-004」「P-004無メッキ」からいずれか1モデル、IECコネクターには「C-029」「C-037」「C-046」「C-079」「C-004」「C-004無メッキ」から1モデルを、予め申し込み時に自由に選んで決めた上で、当日受け付け時に受け取って席に着く。通常は、電源プラグとコネクターには同じ仕上げのものを用いて組むことが多いが、あえて異なる仕上げを選ぶという、自作ならではの醍醐味に挑戦できるのも今回の大きな特徴だ。
自作に当たっては行程ごとに十分な時間が確保されており、用意された詳細なマニュアルを元に、オヤイデ電気秋葉原直営店の店長、原田智博氏が加工の方法や工具の使い方のコツを伝授しながら、参加者達が確実に仕上げられていることを確認しつつ進められた。
はじめにケーブルのシースと絶縁体の被覆を剥く作業となるが、よく切れる万能バサミ「ホーザンのN-838ヘビースニップ」を用いて行うことがこの講習会のポイント。よく切れるだけに、慣れない人はシースだけでなく絶縁体も一緒に切ってしまったり、導体も切れてしまった人もいたようだが、そんな時はオヤイデ電気のスタッフがフォローに入り、最小限の剥き直し作業を施して再チャレンジ。初めての時には難しいかもしれないが、コツをつかめば便利に使いこなせるだろう。
最初に、ケーブルに刻印されたブランド名の先頭側の導体を剥き出したら、電源プラグを装着する。導体とシースの形を整えて、端子の結線穴のなかへスムーズに入れることができるようにするとよい。
導体の締めつけネジは、抜けてショートするなどの事故防止のためにガッシリと固くしっかり締めつけることが重要。ひと通り締めつけができたところで、オヤイデ電気のスタッフが締めつけ具合の確認作業を実施。結構、増し締めが必要な方もいて、「そんなに固く締めるんですか」と驚く参加者も。使っているうちにネジが弛んでくることもあるので、定期的に弛みが発生していないか、確認をすることもオヤイデ電気の原田氏が薦めていた。
プラグができたら、反対側のIECコネクター側の作業へ。プラグ側とほぼ同じ作業となるので、2回目はややコツを掴んで手際よく自作する人が目立った。こちら側も、ネジの締めつけ確認をオヤイデ電気のスタッフが実施。
両端の端子がしっかり装着できたら、導通や極性、ショートがないかの確認をオヤイデ電気のスタッフがテスターを手に一人一人の席を回って実施した。特に問題のある例はなく、皆さん無事に組み上げることができたようだ。
終了後は、新たに加わることになるお気に入りの電源ケーブルを手に、全員で恒例の記念写真を撮影。マニアックな楽しみ方の例として、メッシュチューブで仕上げたり、電磁波吸収シート「MWAシリーズ」で対策を施したり、電源ケーブルをクオリティアップさせるさらなる楽しみ方としての実例も紹介され、終了後に大勢の方が質問を寄せていた。
なお今回の自作講習会の参加者特典として、オヤイデ電気秋葉原直営店でのお買い物割引サービスがあり、終了後に大勢が立ち寄って意中のアイテムとともにワクワクしながら帰路についたようだ。次回の自作講習会開催は確定次第、ウェブ上で告知の予定。
これまでにもこの講習会は不定期で開催されており、電源など各種ケーブルから電源タップまで、オヤイデブランドのケーブルやコネクター類を用いて、ケーブル作りを通して自作の楽しみと魅力を味わってもらう内容が毎回好評を得ている。
参加費は1人1万円で、会場に用意された素材と工具を用いて自作を行い、完成したケーブルは持ち帰って使うことができる。自作が初めての人でもきちんと完成させることができるように、オヤイデ電気のスタッフが工具の使い方から行程ごとの加工方法まで懇切丁寧な解説およびサポートをしてくれるので、安心して参加できることも特徴となっている。
今回の自作講習会は、同じ秋葉原だが、会場をこれまでの廣瀬無線電機ビル5階 B・Cホールから、オノデン本館5Fの秋葉原エンタスA+Bホールへと移しての第一回目。駅から徒歩2分で、アニメ・声優イベントをはじめ上映会や展示会、物販イベント、生放送会場、YouTuberイベントなどに用いられている、去年夏にオープンした新しいエンターテインメントスペースだ。
午前の部と午後の部それぞれ45名ずつで、申し込み開始早々に定員となり、今回は加工が行いやすい電源ケーブルを採用していることもあってか初心者も数多く参加。オーディオファンだけでなく、楽器・スタジオ関係やミュージシャンの方達も集まり、年齢層も前回よりも若手が増えたと感じた。遠方からの参加者も多く、女性の参加者も見受けられた。
今回の自作テーマとなった電源ケーブルのパーツをご紹介しよう。ケーブル部には昨年新発売されて『オーディオアクセサリー銘機賞2019』で金賞を受賞したオヤイデ電気NEOブランドの「AXIS-303」 (オープン価格、予想実売価格4,000円/1m・税別)を1.8mで使用。銅箔テープシールドを採用した外径11.5mmの3芯キャブタイヤケーブルで、導体にはオヤイデオリジナルの「精密導体<102 SSC>」を採用。線径は2.5スケアで絶縁には高分子ポリオレフィンを採用しており、極太線ではないこともあって加工と結線作業を行いやすいのも特徴となっている。
電源プラグとIECコネクターには、オーディオグレード端子のスタンダードといえるオヤイデの「P/Cシリーズ」を起用。外観ボディの色の違いは単なるデザイン上のものではなく、ブレードおよび刃受けの金属端子部分に用いられている素材とメッキの仕上げがそれぞれ異なっており、それによってオーディオ機器に使った場合の音調は全て異なる特徴を持つ。今回ならではの特徴として、シリーズ全種類+限定仕様の各5モデルずつが用意されており、しかもそこから電源プラグとIECコネクターを個別に自由な組み合わせで選べる形となっており、好みの音調の電源ケーブルとして完成させることができる。
電源プラグには「P-029」「P-037」「P-046」「P-079」「P-004」「P-004無メッキ」からいずれか1モデル、IECコネクターには「C-029」「C-037」「C-046」「C-079」「C-004」「C-004無メッキ」から1モデルを、予め申し込み時に自由に選んで決めた上で、当日受け付け時に受け取って席に着く。通常は、電源プラグとコネクターには同じ仕上げのものを用いて組むことが多いが、あえて異なる仕上げを選ぶという、自作ならではの醍醐味に挑戦できるのも今回の大きな特徴だ。
自作に当たっては行程ごとに十分な時間が確保されており、用意された詳細なマニュアルを元に、オヤイデ電気秋葉原直営店の店長、原田智博氏が加工の方法や工具の使い方のコツを伝授しながら、参加者達が確実に仕上げられていることを確認しつつ進められた。
はじめにケーブルのシースと絶縁体の被覆を剥く作業となるが、よく切れる万能バサミ「ホーザンのN-838ヘビースニップ」を用いて行うことがこの講習会のポイント。よく切れるだけに、慣れない人はシースだけでなく絶縁体も一緒に切ってしまったり、導体も切れてしまった人もいたようだが、そんな時はオヤイデ電気のスタッフがフォローに入り、最小限の剥き直し作業を施して再チャレンジ。初めての時には難しいかもしれないが、コツをつかめば便利に使いこなせるだろう。
最初に、ケーブルに刻印されたブランド名の先頭側の導体を剥き出したら、電源プラグを装着する。導体とシースの形を整えて、端子の結線穴のなかへスムーズに入れることができるようにするとよい。
導体の締めつけネジは、抜けてショートするなどの事故防止のためにガッシリと固くしっかり締めつけることが重要。ひと通り締めつけができたところで、オヤイデ電気のスタッフが締めつけ具合の確認作業を実施。結構、増し締めが必要な方もいて、「そんなに固く締めるんですか」と驚く参加者も。使っているうちにネジが弛んでくることもあるので、定期的に弛みが発生していないか、確認をすることもオヤイデ電気の原田氏が薦めていた。
プラグができたら、反対側のIECコネクター側の作業へ。プラグ側とほぼ同じ作業となるので、2回目はややコツを掴んで手際よく自作する人が目立った。こちら側も、ネジの締めつけ確認をオヤイデ電気のスタッフが実施。
両端の端子がしっかり装着できたら、導通や極性、ショートがないかの確認をオヤイデ電気のスタッフがテスターを手に一人一人の席を回って実施した。特に問題のある例はなく、皆さん無事に組み上げることができたようだ。
終了後は、新たに加わることになるお気に入りの電源ケーブルを手に、全員で恒例の記念写真を撮影。マニアックな楽しみ方の例として、メッシュチューブで仕上げたり、電磁波吸収シート「MWAシリーズ」で対策を施したり、電源ケーブルをクオリティアップさせるさらなる楽しみ方としての実例も紹介され、終了後に大勢の方が質問を寄せていた。
なお今回の自作講習会の参加者特典として、オヤイデ電気秋葉原直営店でのお買い物割引サービスがあり、終了後に大勢が立ち寄って意中のアイテムとともにワクワクしながら帰路についたようだ。次回の自作講習会開催は確定次第、ウェブ上で告知の予定。