「CDならではの手軽さや信頼性」をアピール

<OTOTEN>ティアックは「CD祭り♪」/オンキヨーは7.2.4chの本格シアターシステムをデモ

公開日 2023/06/24 18:43 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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東京・有楽町の国際フォーラムで開催されているOTOTEN2023。今年も多くの新製品が登場し、来場者の耳を楽しませている。ここでは、ティアックとオンキヨー&パイオニアブースを紹介しよう。

ティアック



2023年のティアックのテーマは「CD祭り♪」ということで、改めてCDの魅力や面白さに迫るデモンストレーションを多数展開。ティアックは今年になって「VRDS-701」「VRDS-701T」「PD-505T」とCDプレーヤー/トランスポートを3機種リリースしており、ストリーミングやレコードにはない「CDならではの手軽さや信頼性」をアピールする。

ティアックはReferenceから「500番台」「700番台」と主力ラインナップを展開

VRDS-701の開発を担当した吉田氏も、「CDは音源をいつでも手元における安心感、またパッと手軽に聴ける手軽さもあります」とCDの魅力を語る。ネットワーク再生は、さまざまなノイズ源との戦いとなるが、「CDならば最低限のデジタル処理でいい音を引き出すことができます」とオーディオ探求における音質的なメリットも強調する。

クリプシュのヘリテージ・シリーズを組み合わせ

デモンストレーションは、クリプシュのHERITAGEシリーズ「CORNWALL」と組み合わせて再生。「カインド・オブ・ブルー」では、ジャズならではのスモーキーな熱量がそのまま伝わってくるようで、肩肘張らない豊かな音楽再生のスタイルを聴かせてくれる。

ブラックで統一したデスクトップオーディオスタイルも提案

ブラック仕上げの「505シリーズ」を活用したデスクトップオーディオのスタイルも展開、「結構カッコいいね」という来場者の声も多く聞かれた。

オンキヨー&パイオニア



現在ティアックが国内取扱を担当しているオンキヨーとパイオニアのAVアンプ。G503のブースでは、オンキヨーの最新AVアンプ「TX-RZ70」と、パイオニアの「VSA-LX805」に、クリプシュのPREMIUM REFERENCEシリーズのスピーカーを活用した7.2.4chの本格ホームシアターシステムを構築。

取材時はちょうどオンキヨー「TX-RZ70」のデモンストレーション時間で、東芝製パワートランジスタやこだわりのカスタムコンデンサーの選定やローパスフィルターを活用しノイズ成分を除去する音声処理技術VLSCの詳細を解説。長年培われてきたオンキヨーのアンプ技術に自信を見せる。

オンキヨーブランドで培われてきたアンプ技術の詳細を解説

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」では、遊園地のざわめきから、巨大な敵が登場し緊迫するシーンまでダイナミックに表現する。特に上下方向の音の動きは、イネーブルスピーカーの効果バツグンで、ハイパワーなアンプを中心としたホームシアターシステムは、映画館さながらの臨場感で心が躍る。

上がオンキヨー「TX-RZ70」、下はパイオニアの「VSA-LX805」

クリプシュのホーンスピーカーについても、REFERENCEシリーズとREFERENCE PREMIUMシリーズの違いなども解説。いずれもホーンスピーカーで広がり感のあるサウンドステージングを得意とするが、REFERENCEはアルミドーム、REFERENCE PREMIUMチタンドームを採用するなど、細部で音のチューニングに違いが設けられているという。

クリプシュのシリーズごとの違いも詳しく解説

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