ソニー(株)から6.1chサラウンドを再現するAVアンプ新発売
同社の技術「デジタルシネマサウンド」には、複数のサラウンドスピーカーを持つ映画館独特の音場や残響を再現し、さらに映画館前方のスクリーンの奥にあるスピーカーまでの距離感を再現するモード(シネマスタジオEXモード)などがあったが、今回これに加えて、バーチャル3D技術により“リアセンター”の音場を創り出し、実際スピーカーを追加しなくても6.1chを再現できる「バーチャル・マトリクス6.1」モードを開発した。また、同社の残響再現技術とバーチャル3D技術を応用することにより、世界的に著名なヨーロッパの音楽ホールの反射音・残響音を測定し、その音響効果を再現できる「デジタル・コンサートホールA/B」モードも併せて開発した。
『STR-V555ES』は、今回新たに開発した上記の「バーチャル・マトリクス6.1」「デジタル・コンサートホールA/B」モードを搭載したAVアンプで、ドルビーデジタルデコーダー及びDTSデコーダーを内蔵している。また、ピュアオーディオ用のプリメインアンプとしても十分機能を発揮できるように、CDなどをアナログ入力で聴く際、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)回路をすべてバイパスしたうえで、さらにDSP部への電源供給も停止する機能を搭載した。
『VUCD-E9000A』は、上記の「シネマスタジオEX」「バーチャル・マトリクス6.1」モードを同社のESシリーズのハイエンドAVプリアンプ、「TA-E9000ES」において実現するためのアップグレード用パソコンアプリケーションで、CD-ROM・RS-232Cケーブル・バージョンアップ対応リモコンの3つが入っている。「TA-E9000ES」は、同社の「デジタルシネマサウンド」技術を搭載した、ESシリーズのプレステージAVアンプである。当機種を使用の方は、パソコンからRS-232Cを介して「デジタルシネマサウンド」をバージョンアップすることで「シネマスタジオEX」モードと「バーチャル・マトリクス6.1」モードを楽しむことが可能となった。
関連リンク
トピック
- ブランドSONY
- 型番STR-V555ES/VUCD-E9000A
- 発売日10月10日/9月21日
- 価格\138,000/\15,000
【SPEC】「STR-V555ES」●実用最大出力(EIAJ、6Ω):(総合750W)フロント150W+150W、センター150W、リア150W+150Wスピーカー適合インピーダンス ●高調波ひずみ率:(2ch.STEREO時)フロント0.05%以下 (6Ω負荷、100W+100W、20Hz〜20kHz) ●周波数特性:(ANALOG DIRECT時)10Hz〜100kHz+0.5/-3dB ●SN比:[LINE]96dB(サラウンドEQ OFF時、150mV入力ショート)[PHONO]86dB(5mV入力ショート) ●サラウンドモード数:28プログラム ●音声入力:[デジタル]光4系統、同軸2系統 [アナログ]LINE8系統、5.1ch入力1系統、PHONO(MM)1系統、RF AC3 1系統 ●音声出力:[デジタル]光1系統 [アナログ]REC OUT4系統 ●映像入出力:[S映像入出力]入力5系統、出力2系統、モニター出力1系統 [コンポーネント映像入出力]入力2系統、出力1系統 ●消費電力:350W ●外形寸法:430W×175H×405Dmm ●質量:約17.0kg 「VUCD-E9000AOS」 Windows 98/95、WindowsNT4.0/2000対応、PC/AT互換機(DOS/V機)専用 ●メモリー:24MB以上(32MB以上推奨) ●その他:CD-ROMドライブ、シリアルポート、RS-232Cケーブル、バージョンアップリモコン付属