三菱電機、ディーラー向けの新製品内覧会でD-VHDやハーディスクレコーダーを展示
会場入り口は三菱が考えるホームネットワーク≠ニいうコーナーをつくり、家の外と内を無線ネットワークでつながる世界や家の中のAV製品がデジタルネットワークでつながる世界を提案。ホームサーバーやワイヤレス無線テレビなどを使って実演解説してみせた。
AV機器コーナーでは65形DLP式プロジェクターを展示した。米国では11月から1500ドルで発売される予定で、国内では来年3月に定価180万円、実売150万円で発売する予定となっている。内容は高性能DMDチップを採用したオールデジタルディスプレイで、BSデジタル放送、DVDプレーヤーなどのデジタル映像を忠実に表示することが可能。1280×720画素に対応するなど高精細な画面表示も可能とし、スリムなデザインでホームシアター用途に最適な商品として訴求していきたい考えだ。
デジタルハイビジョンコーナーではBSデジタルチューナー内蔵テレビを中心に今年に入ってデザインを一新したフラットテレビ群を展示していた。
参考出品では、DVD内蔵28型ワイドテレビ、D-VHS、DVD-RW、ハードディスクレコーダー、ワイヤレス液晶テレビなどが展示された。
DVD内蔵28型ワイドテレビは同じクラスのテレビより2万円弱程度の価格上乗せで来年に発売したいと考えている。ターゲットは子供やお年寄で、多機能機器に苦手な世代へ向けて投入する。
D-VHSも来年を予定している。自社製品として発売し、現状のモデルよりも付加価値をつけ、低価格な値付けで発売する予定だ。
ハードディスクレコーダーでは業務用としてすでに発売しているので技術的には問題ないとのこと。後は面白い使い方の提案ができるか、ハードよりはソフトの面で商品を煮詰めている段階だ。
DVD-RWはパイオニアのOEMを12月から発売する。パイオニアの製品の価格が定価の半値で販売されていることもあり、三菱電機が発売する製品も市場の価格に合わせざるおえないのが現状だ。
ワイヤレス液晶テレビでは薄型・高輝度をセールスポイントに15型を展示していた。
DVDプレーヤーではフナイとの共同で発売したモデルを展示。価格は3万円程度になり、本格的に低価格帯市場での展開も開始するという。