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ヤマハ、DLP方式のホームシアター用プロジェクターを発売

公開日 2001/01/16 14:28
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本体デザインはステルス爆撃機をイメージして練り上げられた
●ヤマハ(株)は、次世代のフルデジタル映画上映方式としても注目を集めている「DLP方式」を採用したホームシアター用ビデオプロジェクター「DPX−1」を5月中旬より全国で発売する。

本機は、ホームシアター専用モデルとして開発した同社初の前面投影型ビデオプロジェクターである。初めてのモデルに、いきなりDLP方式という新デバイスでチャレンジしてきたところからも、ヤマハのプロジェクターにかける熱意が伝わってくる。

DLP方式に業界初のトライカラーホイールを採用したり、高忠実度な映像回路を搭載することなどによって階調表現と発色性を飛躍的に高め、映画鑑賞に最適な高画質を実現した。さらに、同社独自の静音設計を施したことやデジタルHD信号に対応したことなどにより、次世代のシアターシステムにも柔軟に対応できる。

本機の映像回路は豪華で、映画用の3−2プルダウン検出型シネマプログレッシブ回路とビデオ用の動き検出型プログレッシブ回路の2種類のプログレッシブ回路を搭載。また13bitデジタルガンマ補正回路を搭載し、精細な階調調整を可能にしている。さらに映像に応じて最適なフィルターをかける領域適応型ノイズリダクション回路やDVDなどのデジタル映像信号に含まれるMPEG圧縮に特有なブロックノイズを低減するMPEGブロックノイズリダクション回路、フレームメモリーを用いて時間軸の中でノイズ成分を低減する3次元ノイズリダクション回路などを搭載している。

最近のプロジェクターには欠かせない静音設計にも、同社独自のアプローチが光る。風切り音が少なく大きな風量が得られるシロッコファンの採用と、多孔質発泡材(吸音材)張りの膨張室と消音ダクトの組合せによる当社独自の静音設計により、33dB(無響室、4方向平均)という優れた静音性能を実現した。これには、ヤマハの発動機のノウハウまでが注入されたのだという。

入力端子も先端を行っている。BSデジタル放送の最高画質(1080i)をはじめ、DVDやVTRなどあらゆるメディアのフォーマットに幅広く対応。入力端子にはRCAコンポジット入力やS入力に加え、BNC端子によるRGB入力及び色差(コンポーネント)入力、そしてD4端子も装備。またパソコンのRGB出力をD−SUB(15ピン)端子経由で接続することで、XGAまでのリアル表示/拡大表示およびSXGAへの縮小表示に対応するほか、パソコンからのデジタル映像接続を可能にするDVI端子も装備した。

本体厚129mm、重量7.5kgの薄型軽量設計が施された筐体は、天井吊りやテーブルへの平置き時にも圧迫感がなく、さらにレンズ鏡筒部を本体内に収納し設置後に不用意に触れて調整を崩すことのないように配慮するなど、美しさと機能性が高次元で両立したデザインが光る。

1月17日発売の小社「AV REVIEW」では、貝山知弘氏による本機の詳細なハンドリングレポートを読むことができる。詳細を知りたい方はそちらを参照いただきたい。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドYAMAHA
  • 型番DPX-1
  • 発売日5月中旬
  • 価格¥880,000
【SPEC】●入力端子:RCA映像、S端子、BNC(コンポーネント/RGB)、D−SUB(コンポーネント/RGB)、D4(コンポーネント)、DVI(デジタルRGB) ●対応映像信号:RCA及びS映像=NTSC/PAL/NTSC4.43/SECAM/PAL60/PAL−N/PAL−M コンポーネント/RGB=SDTV/DVDプログレッシブ/HDTV(480i,480p,576i,720p,1080i) ●対応PC信号:SVGA/VGA/XGA/SXGA※縮小表示 ●投影デバイス:0.9インチXGA DMD ●輝度800 ANSI lm typical ●解像度:1024×768 pixels ●コントラスト:900対1(フルオン/フルオフ法) ●騒音レベル:33dB ●使用ランプ:120W P−VIP ランプ ●消費電力:185W ●外形寸法:415W×129H×422Dmm ●本体重量:7.5kg