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パソコン画面をD4端子つきハイビジョンTVに高精細表示できるグラフィックボード

公開日 2001/01/17 16:44
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SSH-HDTV
●カノープス(株)は、高性能グラフィック表示ボード「SPECTRA」シリーズのオプションとして、SSH-HDTVを新開発、2月より販売を開始する。販売価格は\12,800。

SSH-HDTVは、同社製グラフィックボードSPECTRAシリーズのSSHテクノロジーを利用し、パソコンとD端子を装備したテレビ(BSデジタルテレビ)を接続することにより、テレビモニター上で高精細なWindows画面を表示するためのオプションモジュールである。

nVIDIA製グラフィックチップGeForce2GTS、GeForce2 Ultra、GeForce2 MXなどによるハイレベルな2D&3Dグラフィック映像を、高解像度な信号でテレビに出力することができる。

VGAコネクターとD端子をひとつずつ装備しているので、PC用モニターとD端子対応テレビに同一画面を同時に出力できる。D2、D3端子への接続時には最大720×480p、D4端子への接続時には最大1280×720pで出力することができる。

パソコンにDVDプレーヤーが標準搭載され、より高度なCGを駆使したPCゲームも続々と登場し、なおかつ32インチや36インチの大型テレビが手頃な価格で販売されるようになった現在、このような大画面テレビを使用すると、20インチクラスのPC用モニターとは一線を画するような大迫力の映像を楽しむことができるようになった。

ただし、パソコン用モニターとテレビの走査線スキャンの規格上の違いから表示領域がテレビのフレームをはみ出して表示してしまうことがあるが、現状では不可避的なものである。

また、PCゲームによってはアプリケーションの構造上の理由から、SSH-HDTVの解像度では起動しないソフトもある。これはカノープスのWEB上で、評価版ドライバーを提供する予定である。

同社ではSSH-HDTVを、SPECTRAシリーズのオプションとして日本国内のPCショップ等で販売するほか、初年度1万台の出荷を見込んでいる。

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドCANOPUS
  • 型番SSH-HDTV
  • 発売日2月上旬
  • 価格\12,800
【SPEC】●ビデオエンコーダーチップ:CONEXANT CX25870 ●出力コネクター:VGA(D-SUB 15pin)×1、D端子×1 ●映像出力フォーマット:D2 525p、D4 750p ●動作モード:D2(525p)→640×416、640×480、720×400、720×416、720×480/D4(750p)→800×600、1024×640、1152×640、1280×720 それぞれ8、16、32ビットカラー出力可能、リフレッシュレートは60Hz固定 ●対応グラフィックカード:SPECTRA8800、SPECTRA F11、SPECTRA8400、SPECTRA7400DDR(2001年1月17日現在、SPECTRAはAGPスロットに装着して使用する) ●対応OS:Windows98SE、Windows Me ●消費電流:+3.3V 400mA、+5A 50mA (SPECTRA消費分からの増加) ●使用電源:なし

【動作確認済みテレビ】●Victor:AV-D50LA2、AV-45PD1、HD-32LS1、AV-32MP900、AV-28MP900、AV-32AD1、AV28AD1 ●Panasonic:TH-36FP20、TH-32FP20、TH-28FP20 ●SHARP:32C-HE1、32C-HE10、32C-PD4、28C-PD4、32C-PD1、LC-28HD1、LC-28HD1K ●TOSHIBA:36ZX720、32ZX720 ●SONY:KV-36DRX7、KV-32DRX7、KV-28DRX7 (ただし、この動作確認はカノープス社によるもので、TVメーカーが動作を保証しているものではない。一部機種ではジッターが表示されるものがある)