セイコーエプソン、次世代端末向け液晶パネル用ICドライバ開発
●セイコーエプソン株式会社は、次世代携帯情報端末向けTFT液晶パネル用ドライバICを開発。新開発のドライバICは、ソースドライバICでは世界初の電源回路内蔵型とし、またゲートドライバICは動作時の消費電力を従来比約40分の1と大幅に低減。また、駆動可能な画素数は176×228画素で、次世代の携帯電話に適した表示サイズを実現している。なお、本製品については2001年8月に製品化を予定している。
?今回のドライバICは、次世代携帯情報端末向けに特化して開発。駆動に必要なICを二つに集約し、かつ低消費電力でのTFT液晶パネル駆動を可能とした。開発した二つのドライバICの一つはソースドライバで、世界で初めて電源回路を内蔵させて省部品化を図った。また、表示用のRAMを内蔵させたこと等により静止画などの表示時に消費電力を抑えることが可能。もう一方のICはゲートドライバで、こちらはトリプルウェル構造のプロセスを採用することにより、動作時の消費電力を従来比約40分の1に、静止電流(スタンバイ電流)をほぼゼロにできる。この2つのドライバICとこれらに必要な電子部品を数点接続させるだけで、小型TFT液晶パネルの駆動が可能となる。
また、今回のドライバICの開発にあたっては、消費電力をより抑えるために、TFT液晶パネルの新たな駆動方法を開発。新開発の駆動方法は、液晶パネルが持つ電荷を利用して消費電力を抑える方法で、この駆動方式を用いると、画素サイズ176×228画素、表示色26万色のTFT液晶パネル駆動時のパネルを含んだ消費電力を静止画表示時5mW程度に抑えることができ、世界最高クラスの低消費電力で表示することが可能だ。(ホームシアターファイル編集部)
?今回のドライバICは、次世代携帯情報端末向けに特化して開発。駆動に必要なICを二つに集約し、かつ低消費電力でのTFT液晶パネル駆動を可能とした。開発した二つのドライバICの一つはソースドライバで、世界で初めて電源回路を内蔵させて省部品化を図った。また、表示用のRAMを内蔵させたこと等により静止画などの表示時に消費電力を抑えることが可能。もう一方のICはゲートドライバで、こちらはトリプルウェル構造のプロセスを採用することにより、動作時の消費電力を従来比約40分の1に、静止電流(スタンバイ電流)をほぼゼロにできる。この2つのドライバICとこれらに必要な電子部品を数点接続させるだけで、小型TFT液晶パネルの駆動が可能となる。
また、今回のドライバICの開発にあたっては、消費電力をより抑えるために、TFT液晶パネルの新たな駆動方法を開発。新開発の駆動方法は、液晶パネルが持つ電荷を利用して消費電力を抑える方法で、この駆動方式を用いると、画素サイズ176×228画素、表示色26万色のTFT液晶パネル駆動時のパネルを含んだ消費電力を静止画表示時5mW程度に抑えることができ、世界最高クラスの低消費電力で表示することが可能だ。(ホームシアターファイル編集部)