ソニーが、 パソコンとミニディスクとの接続を可能にするインターフェース規格『Net MD』を策定
●ソニーは、USB(Universal Serial Bus)を用いてパソコン(PC)とミニディスク(MD)機器を接続するインターフェース規格 『Net MD』を策定した。本規格では、著作権保護技術を採用、楽曲の著作権を保護しながら、PCからMD機器へ音楽データの高速転送を可能にする。
今回策定した『Net MD』は、音楽MD規格「Rainbow Book」の拡張規格であり、PCとMD機器との間の認証、 音楽データの転送フォーマット、等の仕様が含まれる。著作権保護技術に基づいて、CDあるいは『Net MD』に対応した電子音楽配信サービスからPCのハードディスク上に暗号化して 記録された音楽データを、認証されたMD機器へ転送できる。また、記録メディアとして現行の録音用MDを使用、音声圧縮技術とMDメディアへの記録方式に変更がないため、『Net MD』に準拠して記録された音楽データを既存のMD機器で再生することができるという画期的なものだ。
ソニーによると、MD機器を1992年にソニーが商品化して以来、2001年末までに累計約5400万台のMDハードウェアが全世界に普及するとの見込み。 また、録音用MDメディアに関しては、今年の市場規模が2億7千万枚/年(社団法人 日本記録メディア工業会調べ)に達すると予測されている。ソニーでは今後、『Net MD』を広く業界に提案するとともに、MD市場の更なる拡大を図っていくとの方針だ。
●『Net MD』の主な特長
1. PCとの高い親和性
PCの標準的インターフェースであるUSBをMD機器との接続に採用し、PCとの高い親和性を確保。 PCからMD機器へ音楽データを高速で転送することができる。また、PCからNet MD対応機器の基本的な操作ができ、 MDメディアに記録された音楽データのタイトル編集も可能。
2. 既存MD機器で再生可能
音声圧縮方式として従来の「ATRAC」と「ATRAC3」を使用。MDメディアへの記録方式に変更がないため、『Net MD』に準拠して記録された音楽データを既存MD機器で再生することができる。「ATRAC3」で記録された音楽データについては、MDLP対応機器で再生が可能。
3. 著作権保護の実現
著作権保護技術として、すでに実績のある「OpenMG」と「MagicGate」を採用。 「OpenMG」によって暗号化されPCのハードディスク上に記録された音楽データを、「MagicGate」によりPCとMD機器間の認証を行なった上で、 PCからMD機器へ転送することが可能。また、SCMS(Serial Copy Management System)により、 音楽データの二世代以上のデジタルコピーを防ぐ。
● MDフォーマットハードウエアライセンシー企業
アイワ株式会社、赤井電機株式会社、アキュフェーズ株式会社、株式会社アサヒ、 アルパイン株式会社、オンキョー株式会社、クラリオン株式会社、株式会社ケンウッド、 山水電気株式会社、三洋電機株式会社、シナノケンシ株式会社、シャープ株式会社、 スズキ株式会社、ティアック株式会社、株式会社東芝、ナカミチ株式会社、 日本ケミコン株式会社、日本コロムビア株式会社、日本ビクター株式会社、 日本マランツ株式会社、パイオニア株式会社、株式会社日立製作所、 フォスター電機株式会社、富士通テン株式会社、船井電機株式会社、松下電器産業株式会社、 三菱電機株式会社、ミツミ電機株式会社、株式会社リコー、ヤマハ株式会社、
Alco Electronics Ltd.、Anam Electronics Co., Ltd.、Becker Autoradioweak GMBH、 Daewoo Electronics Co., Ltd.、Etronics Corporation、Goldstar Co., Ltd.、 HHB Communications Ltd.、Lotte Electronic Corporation、Samsung Electronics Co., Ltd、 Tae Kwang Industrial Co., Ltd.、Tonic Industries Holdings Ltd.、Welton Electronics Limited、 Ya Horng Electronics Co., Ltd.
●『Net MD』規格の主旨に賛同している企業
株式会社ケンウッド・ジオビット、株式会社ジャストシステム、日本電気株式会社、富士通株式会社、Liquid Audio, Inc.、RealNetworks, Inc.
(Phile-web編集部)
今回策定した『Net MD』は、音楽MD規格「Rainbow Book」の拡張規格であり、PCとMD機器との間の認証、 音楽データの転送フォーマット、等の仕様が含まれる。著作権保護技術に基づいて、CDあるいは『Net MD』に対応した電子音楽配信サービスからPCのハードディスク上に暗号化して 記録された音楽データを、認証されたMD機器へ転送できる。また、記録メディアとして現行の録音用MDを使用、音声圧縮技術とMDメディアへの記録方式に変更がないため、『Net MD』に準拠して記録された音楽データを既存のMD機器で再生することができるという画期的なものだ。
ソニーによると、MD機器を1992年にソニーが商品化して以来、2001年末までに累計約5400万台のMDハードウェアが全世界に普及するとの見込み。 また、録音用MDメディアに関しては、今年の市場規模が2億7千万枚/年(社団法人 日本記録メディア工業会調べ)に達すると予測されている。ソニーでは今後、『Net MD』を広く業界に提案するとともに、MD市場の更なる拡大を図っていくとの方針だ。
●『Net MD』の主な特長
1. PCとの高い親和性
PCの標準的インターフェースであるUSBをMD機器との接続に採用し、PCとの高い親和性を確保。 PCからMD機器へ音楽データを高速で転送することができる。また、PCからNet MD対応機器の基本的な操作ができ、 MDメディアに記録された音楽データのタイトル編集も可能。
2. 既存MD機器で再生可能
音声圧縮方式として従来の「ATRAC」と「ATRAC3」を使用。MDメディアへの記録方式に変更がないため、『Net MD』に準拠して記録された音楽データを既存MD機器で再生することができる。「ATRAC3」で記録された音楽データについては、MDLP対応機器で再生が可能。
3. 著作権保護の実現
著作権保護技術として、すでに実績のある「OpenMG」と「MagicGate」を採用。 「OpenMG」によって暗号化されPCのハードディスク上に記録された音楽データを、「MagicGate」によりPCとMD機器間の認証を行なった上で、 PCからMD機器へ転送することが可能。また、SCMS(Serial Copy Management System)により、 音楽データの二世代以上のデジタルコピーを防ぐ。
● MDフォーマットハードウエアライセンシー企業
アイワ株式会社、赤井電機株式会社、アキュフェーズ株式会社、株式会社アサヒ、 アルパイン株式会社、オンキョー株式会社、クラリオン株式会社、株式会社ケンウッド、 山水電気株式会社、三洋電機株式会社、シナノケンシ株式会社、シャープ株式会社、 スズキ株式会社、ティアック株式会社、株式会社東芝、ナカミチ株式会社、 日本ケミコン株式会社、日本コロムビア株式会社、日本ビクター株式会社、 日本マランツ株式会社、パイオニア株式会社、株式会社日立製作所、 フォスター電機株式会社、富士通テン株式会社、船井電機株式会社、松下電器産業株式会社、 三菱電機株式会社、ミツミ電機株式会社、株式会社リコー、ヤマハ株式会社、
Alco Electronics Ltd.、Anam Electronics Co., Ltd.、Becker Autoradioweak GMBH、 Daewoo Electronics Co., Ltd.、Etronics Corporation、Goldstar Co., Ltd.、 HHB Communications Ltd.、Lotte Electronic Corporation、Samsung Electronics Co., Ltd、 Tae Kwang Industrial Co., Ltd.、Tonic Industries Holdings Ltd.、Welton Electronics Limited、 Ya Horng Electronics Co., Ltd.
●『Net MD』規格の主旨に賛同している企業
株式会社ケンウッド・ジオビット、株式会社ジャストシステム、日本電気株式会社、富士通株式会社、Liquid Audio, Inc.、RealNetworks, Inc.
(Phile-web編集部)