キヤノン、HDTV対応の放送機器2製品を発売
左:DT-50 右:HD U-4SP |
新製品“CANOBEAM DT-50/HD”は、1999年1月に発売された「CANOBEAM DT-50」のHDTV信号伝送対応モデル。光空間伝送の特徴である高ビットレート伝送を活かすために新たに開発したキヤノン独自の低圧縮符号化技術採用のCODEC(圧縮符号化復号化装置)を内蔵しており、HDTV信号を約半分に圧縮して伝送する。この圧縮方式により画質劣化がほとんどない低遅延(約1フレーム)伝送を実現。伝送距離は、通常で見通し直線距離約1.5km、最大で約2.0kmである。
一方、新製品“U-4SP”は、放送局のお天気カメラや報道情報カメラをはじめ、中継用カメラ、監視カメラなど幅広い用途で使用されているリモートコントロールパン・チルトシステム「U-4シリーズ」のHDTV対応モデル。HDTV用のカメラおよびレンズの仕様に対応するため、電源のパワーアップや画質に影響を与える電波障害の効果的な抑制を実現したほか、通信インターフェースとしてHD-SDI(シリアルインターフェース)とHDアナログの両端子を標準装備している。
なお、新製品2機種はいずれも、11月14日から16日まで幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2001」に出展されるとのことである。(Phile-web編集部)
● キヤノン CANOBEAM DT-50/HD(片方向伝送)
価格(税別) 700万円 (発売日:2002年3月下旬)
● キヤノン CANOBEAM DT-50/HD(双方向伝送
価格(税別) 850万円 (発売日:2002年3月下旬)
● キヤノン リモートコントロールパン・チルトシステム U-4SP
価格(税別) 640万円 (発売日:2002年4月上旬)
関連リンク
- ブランドCANON
- 型番上記参照
- 発売日上記参照
- 価格上記参照
【SPEC】