≪CEATEC≫−松下電器− epの新モデル、AVCサーバーなど
<左>AVCステーションの試作機 <右>Blu-rayレコーダーの試作機 |
epステーションの新型モデルも展示されていた。イーサネット端子を装備し、ADSL回線が利用できるというもので、外出先から録画予約が可能になるなど、常時接続ならではのサービスを実現する。HDDの容量も現在の60GBよりは増加するという。来年春の発売を予定しており、価格は現行モデルと同程度となる見込み。
目を引いたのが、参考出品の「AVCサーバー」と「ネットワークタウ」だ。AVCサーバーは、HDD・DVD-RAM/R・SDカードスロット・イーサネット端子を備えたモデル。ワイヤレス接続も別に機器を用意すれば利用できる。家庭の中心に据え、離れた部屋にある機器の操作を一元的に管理できる。市販を検討しているが、HDD容量はまだ未定で、これから詰めていくべき課題も多いとのこと。ネットワークタウは、イーサネット端子を備えてインターネットや家庭内のAV機器と接続するモデル。地上波EPGやブロードバンドコンテンツを統合操作するブラウザーを内蔵する。上記のAVCサーバーと接続することで、様々な利用方法が生まれそうだ。
また、5GHz帯を利用したハイビジョン無線伝送システムにも注目だ。シャープのブースにも同様のものが展示されていたが、こちらはLSIの集積化を行ったためか、かなり小型化が進んでいる。上部のアンテナが自動的に回転し、電波状況の悪いところに設置しても最適な受信状況に調整するのが特徴。これは実際にかなりの効果が得られるとのことだ。また、受信機側にリモコンで操作信号を送ると、送信機側の再生機器を操ることができるという。値段は「11bのセットに近づけたい」とのことだが、当初は「プラズマTに内蔵することを考えている」という。