フジフイルムが「光DVIリンクシステム」を開発、家庭用にも展開
●富士写真フイルム(株)はこのたび、プラスチック光ファイバー技術による新たな「光DVIリンクシステム」を開発したことを明らかにした。同社は本製品を高品位なデジタルデータを伝送可能なAV関連機器の開発に活かすことのできる製品として、デジタル家電メーカーやケーブルメーカー向けに販売していく考えだ。
今回の「光DVIリンクシステム」では、同社が開発したGI(Graded Index)型のプラスチック光ファイバーである「LUMISTAR(ルミスター)」が採用されている。このデバイスでは、中心に近いほど高い屈折率を有するという光ファイバーの特性を活かし、出力信号の劣化を極限まで抑えながら、ギガビット/秒以上の高速光伝送が実現されるという。
「LUMISTAR」を使用することにより、今まで実現されていなかったDVI規格の映像信号に加えて音声・制御信号の伝送も可能なるほか、3Gbpsの高速光伝送が実現されるという。また従来の電気DVIケーブルで課題とされていた、信号劣化の少ない長尺のデジタル接続ケーブルが開発できるようにもなる。
新しい「光DVIリンクシステム」には、富士フイルムの「LUMISTAR」のほかに、富士ゼロックスが開発した「光送受信モジュール」と、富士写真光機開発の「光学レンズモジュール」が搭載されている。組み立ては、同社のデジタルカメラ・携帯電話用カメラモジュールの生産で高密度実装・高精度組み立て技術に実績のある富士フイルムフォトニックスが担当するということだ。
同社では富士フイルムグループの技術力を結集してシステム化を推進した本製品を皮切りとして、今後DVIの次世代版規格であるHDMI規格に準拠した光HDMIリンクの開発に着手していく考えも明らかにしている。また今回発表された「光DVIリンクシステム」をデジタル家電メーカーやケーブルメーカー向けに販売展開していく考えだ。
【問い合わせ先】
R&D統括本部 新規事業開発本部
TEL/03-6418-2900
(Phile-web編集部)
今回の「光DVIリンクシステム」では、同社が開発したGI(Graded Index)型のプラスチック光ファイバーである「LUMISTAR(ルミスター)」が採用されている。このデバイスでは、中心に近いほど高い屈折率を有するという光ファイバーの特性を活かし、出力信号の劣化を極限まで抑えながら、ギガビット/秒以上の高速光伝送が実現されるという。
「LUMISTAR」を使用することにより、今まで実現されていなかったDVI規格の映像信号に加えて音声・制御信号の伝送も可能なるほか、3Gbpsの高速光伝送が実現されるという。また従来の電気DVIケーブルで課題とされていた、信号劣化の少ない長尺のデジタル接続ケーブルが開発できるようにもなる。
新しい「光DVIリンクシステム」には、富士フイルムの「LUMISTAR」のほかに、富士ゼロックスが開発した「光送受信モジュール」と、富士写真光機開発の「光学レンズモジュール」が搭載されている。組み立ては、同社のデジタルカメラ・携帯電話用カメラモジュールの生産で高密度実装・高精度組み立て技術に実績のある富士フイルムフォトニックスが担当するということだ。
同社では富士フイルムグループの技術力を結集してシステム化を推進した本製品を皮切りとして、今後DVIの次世代版規格であるHDMI規格に準拠した光HDMIリンクの開発に着手していく考えも明らかにしている。また今回発表された「光DVIリンクシステム」をデジタル家電メーカーやケーブルメーカー向けに販売展開していく考えだ。
【問い合わせ先】
R&D統括本部 新規事業開発本部
TEL/03-6418-2900
(Phile-web編集部)