ソニー、フルHD×4倍画質「4K SXRD」プロジェクターのデモ映像を公開
●ソニー(株)は、幕張メッセにて開催されている「2004国際放送機器展(Inter BEE 2004)」において、フルHDの4倍を超える画素数を実現した反射型液晶デバイス「4K SXRD」を搭載したプロジェクター「SRX-R110」のデモ映像を公開した。
本機が搭載する「4K SXRD」の解像度は4096×2160ドット。フルHDの4倍を超える解像度で、これまでにない高精細な映像を投映できる。SRX-R110は2005年3月の発売を予定しており、価格はオープンだが1,300万円前後での販売が予想される。デジタルシネマ用としてはもちろん、講堂や監視システム、デザインなどの用途も想定している。
コントラストは2000対1。明るさは10000ANSIルーメンを達成している。
デモ映像は300インチスクリーンに投映された。まず、65mmフィルムから起こしたオリジナルデモ映像を表示。室内での団欒の様子、プールなどの屋外など様々なシチュエーションで構成される。映像がスタートすると、これまでに見たことのない、息を呑むほどの高精細な映像に驚く。色乗りもよく、原色の鮮やかさは特筆ものだ。少し色が緑方向にシフトしているような感じと、わずかな動きボケが確認できたが、これはソースに起因するものかプロジェクターの特性なのか判断できなかった。
続いて「スパイダーマン2」の35mmフィルムから起こした映像をデモ。解像度が高すぎて、65mmフィルムソースでは感じられなかったフィルム粒子のザラつきが目に付く。あらためて4K SXRDのポテンシャルの高さが実感できた。
最後に静止画のスライドショーを表示。これも驚くほどの解像感で、特に新聞の見開きを撮影した画像では、文字の一つ一つが判別できることに驚いた。本機は1画面/2画面/4画面の投映パターンから選択でき、4画面投映でも各画面はフルHDTVのクオリティを維持する。このマルチ画像モードは監視用途で特に有望だろう。
(Phile-web編集部)
本機が搭載する「4K SXRD」の解像度は4096×2160ドット。フルHDの4倍を超える解像度で、これまでにない高精細な映像を投映できる。SRX-R110は2005年3月の発売を予定しており、価格はオープンだが1,300万円前後での販売が予想される。デジタルシネマ用としてはもちろん、講堂や監視システム、デザインなどの用途も想定している。
コントラストは2000対1。明るさは10000ANSIルーメンを達成している。
デモ映像は300インチスクリーンに投映された。まず、65mmフィルムから起こしたオリジナルデモ映像を表示。室内での団欒の様子、プールなどの屋外など様々なシチュエーションで構成される。映像がスタートすると、これまでに見たことのない、息を呑むほどの高精細な映像に驚く。色乗りもよく、原色の鮮やかさは特筆ものだ。少し色が緑方向にシフトしているような感じと、わずかな動きボケが確認できたが、これはソースに起因するものかプロジェクターの特性なのか判断できなかった。
続いて「スパイダーマン2」の35mmフィルムから起こした映像をデモ。解像度が高すぎて、65mmフィルムソースでは感じられなかったフィルム粒子のザラつきが目に付く。あらためて4K SXRDのポテンシャルの高さが実感できた。
最後に静止画のスライドショーを表示。これも驚くほどの解像感で、特に新聞の見開きを撮影した画像では、文字の一つ一つが判別できることに驚いた。本機は1画面/2画面/4画面の投映パターンから選択でき、4画面投映でも各画面はフルHDTVのクオリティを維持する。このマルチ画像モードは監視用途で特に有望だろう。
(Phile-web編集部)