NECとMS、IT・ネットワーク融合領域での戦略的協業関係を拡大
日本電気(株)[以下:NEC]とマイクロソフト コーポレーションは、24日に記者会見を開催し、1979年から進めてきた両社の協業関係を、特許クロスライセンスの締結を含む次世代技術と商品の開発のため、さらに拡大していくことで合意したことを明らかにした。
両社は1979年からパソコン領域で、1993年からサーバー領域で協業を進め、その成果としてNECは両領域において国内のトップシェアを獲得、維持している。今回、両社は急速にITとネットワークの融合が進むと判断、その協業関係を次世代の高信頼性サーバーやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)用サーバー領域に発展させる。また特許クロスライセンス締結については、両社の革新的な技術開発力をベースに、IT・ネットワークの融合やマルチメディアに進展に双方の資産を活かし、迅速な技術開発を行い、新たな特許を共同で実現するための戦略と説明された。
記者会見に出席したNECの代表取締役 執行役員社長の矢野薫氏は、「ITとネットワークのコンバージェンスに向けて、それぞれが持つ技術と商品をインテグレートするために協業関係をさらに強化する。国内だけでなくグローバルにプロダクトとソリューションを展開していきたい」と抱負を語った。
マイクロソフトから出席したCEOのスティーブ・バルマー氏は「NECは当社が創立時から強力な関係を築いてきた重要なパートナーだ。両社のパートナーシップが日本のIT産業の発展に大きく貢献してきたと自負する。今回協力関係をさらに深めることによって、IT・ネットワークの融合が進む未来の社会にも貢献していきたい」と語った。
日本国内におけるデジタルエンターテインメント・ライフの構築も両社が掲げる大きなテーマのひとつだ。NECは「Microsoft Windows XP Media Center Edition」の搭載により、ホームエンターテインメント機能を強化したメディアセンターPCをコンシューマー機のラインアップの中核とし、マイクロソフトとの共同販促活動を継続的に展開する。Windowsの次期OS「Windows Vista」のメディアセンター分野においても、共同で技術検証や製品企画、販売活動を展開する。地上デジタル放送対応のPCについては、マイクロソフトのアプリケーションを日本国内のインフラにローカライズするための技術検証や、日本国内のユーザーが満足する高画質な製品開発などに、今後両社で力を入れていく。
(Phile-web編集部)
両社は1979年からパソコン領域で、1993年からサーバー領域で協業を進め、その成果としてNECは両領域において国内のトップシェアを獲得、維持している。今回、両社は急速にITとネットワークの融合が進むと判断、その協業関係を次世代の高信頼性サーバーやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)用サーバー領域に発展させる。また特許クロスライセンス締結については、両社の革新的な技術開発力をベースに、IT・ネットワークの融合やマルチメディアに進展に双方の資産を活かし、迅速な技術開発を行い、新たな特許を共同で実現するための戦略と説明された。
日本国内におけるデジタルエンターテインメント・ライフの構築も両社が掲げる大きなテーマのひとつだ。NECは「Microsoft Windows XP Media Center Edition」の搭載により、ホームエンターテインメント機能を強化したメディアセンターPCをコンシューマー機のラインアップの中核とし、マイクロソフトとの共同販促活動を継続的に展開する。Windowsの次期OS「Windows Vista」のメディアセンター分野においても、共同で技術検証や製品企画、販売活動を展開する。地上デジタル放送対応のPCについては、マイクロソフトのアプリケーションを日本国内のインフラにローカライズするための技術検証や、日本国内のユーザーが満足する高画質な製品開発などに、今後両社で力を入れていく。
(Phile-web編集部)