Woooを創った男たち[3]「新しい魅力と提案を生む、ほどよい遊び心と強い信念」(後編)
(前編より続く)
■HDD搭載で差別化、トップを走り続ける
―― 32V型のプラズマテレビを投入し、事業化、大衆化を目指す中で、常に先行して市場に新しい提案を行っています。
尾関 当スタートから1年経ち、パネルのサイズラインナップも増えてきた。放送も、アナログだけ見る人、BSデジタルを見たい人、110度CSデジタルも始まるなど過渡期を迎えました。テレビは最低でも7、8年は使うものですから、それなら、チューナー部分だけを進化させるやり方はないかということで、設置性のメリットとミックスしてスタートしたのが「Woooセレクション」です。
まだ、薄型テレビがコモディティ化していない段階ですから、例えば50V型でも単なるUVチューナーでいい人もいれば、液晶の一番小さなサイズでもハードディスクの録画機能まで欲しい人がいます。そのような状況下で、すべてのお客様を囲い込んでいける形として採用しました。
04年の7000シリーズまでは、AVCステーション分離型でいきましたが、05年の8000シリーズからは一体型になります。一般のお客様へ需要が拡がってきて、普通のリビングテレビの買い替えが増えてくると、AVCが別になっていると反対に置き場所に困るんですね。時代の流れとユーザー層の変化に合わせて、スムーズに移行することができました。
―― Woooにはスイーベルはじめ、御社ならではのアピールポイントが多いですね。
尾関 色々なチャレンジをしていますね。インターネットは早い時期から対応しましたが、その時点でテレビ販売のキラー機能にはならないと判断して2年で止めました。リモコンで操作すると電動でテレビの向きが変えられるリモートスイーベルにおいては、卓上のスタンドだけでなく、ラックタイプもリモートスイーベルにして、お客様に選んでいただけるようにスタンドを別売にしました。さらに、画質や機能での差別化がしにくくなる中で、03年の5000シリーズからやり始めたのが、ハードディスクレコーダー(HDD)の内蔵です。
―― 将来のネット環境の進展を見据えてのことですか。
尾関 商品企画の考え方は実にシンプルなんです。IPだ、通信だ、という以前に、楽しむ時間をシフトするためにはテレビに録画機能があった方がいいという理由です。録画機をテレビにビルトインするのではなく、あくまでテレビの一機能であるという考え方です。ワイドテレビに2画面があるなら、Woooに録画ボタンがあってもいい。
―― さらに、「XCodeHD」によるハイビジョン・長時間録画をいち早く提案されました。
尾関 そもそもHDDをやりはじめた一番の理由は「ハイビジョンが録画できる」ことです。当時はHDD内蔵DVDレコーダーでもハイビジョン録画できるものはほとんどありませんでした。しかし、最初に搭載した160GBでは、ハイビジョン録画は約16時間と物足りない。次に250GBにしましたが、16時間が25時間になったに過ぎません。
圧縮方法をH.264など高度なものに変えれば録画時間を増やせますが、簡単かつ低コストにとはいきません。しかも、圧縮技術を変えてしまうと、それを解凍するデコーダー技術も必要になります。今のMPEGのままでどうにかできないかと思案しているところへ、設計サイドが提案してきたのが「XCodeHD」でした。
DVDレコーダーにはいろいろ画質モードがあり、録画時間とのトレードオフの関係ですが、お客様が自由に選べます。それが、ハイビジョン録画にあってもいいではないか、というのが当初の発想です。最初は、多少、画質は犠牲になってもと、腹をくくっていたのですが、ふたをあけてみれば、本当にマジックのようなトランスレートで、そうした心配も杞憂に終わりました。
「XCodeHD」(ViXS Systems IncのHDトランスコード/トランスレートテクノロジー)でハイビジョン録画の時間が一気に従来の3倍以上になった。ユーザー調査からも、実際、このモードでの録画が大変多くなっています。ハードディスクの満足度は年々上がっており、「XCodeHD」も加え、実際にお使いいただければ絶対に満足いただける自信はあります。課題は、買っていただくときの期待度をもっと高めていくことです。
面白いのは、録画できる薄型テレビ「HRシリーズ」ご購入者の中で、HDD付DVDレコーダーをすでにお持ちだというお客様が4割いることです。DVDレコーダーが売れなくなるなどというのはまったくの見当違いで、DVDレコーダーも一緒に商売できる。テレビに内蔵されるHDDと、HDD内蔵DVDレコーダーのHDDとは、キレイに役割分担されています。
―― 「Woooでリンク」で、DVDディスクに残しておきたい、という要望に対応しているのもポイントのひとつですね。
尾関 8000シリーズのお客様からの要望も多く、「DVDには残せない」という不満や不安を払拭しました。
―― 今後、HDDの有無で、お客様がセグメントされていく中で、他の機能面でも同時に差別化を行っていくことが必要ですか。
尾関 今現在は単純に搭載の有無と価格の差ですが、今後は二極分化させていくやり方もあると思います。ボリュームゾーンの37V型では現在、90シリーズというエントリーモデルを用意して展開しています。HDDを搭載しないものはもっとシンプルな商品にしていくことも、ラインナップ戦略という考え方からは必要かもしれません。
また、いずれはダウンロード型の放送やIPを通じてストリーミング映像を見るIPTVのようなスタイルが普及してくると思います。そのときに、著作権という課題はありますが、一度どこかに貯めておく機能がテレビに必要となる時代が来ると思います。私は、リムーバブルメディアは過渡期のもので、最終的にはなくなるもの。すべてストリーミングで見るのが一番という考え方ですが、日立ではHDDのリムーバブルの提案もあり、テレビへの搭載も検討していくつもりです。
■ユビキタス時代の理想のディスプレイ目指して
―― 画質に対する考え方をお聞かせください。
尾関 コンセプトは、その場にいるかのような臨場感が味わえる画づくり、音づくり、大画面づくりです。放送波で来るものを忠実に再現するというより、「映画館で見たのはこういうコントラスト感だった」「南太平洋へ行ったときの海はこういう青だった」と、人間の記憶や感動に訴えるものを創造して出すことを考えています。それが、テレビの本当の夢のあるところ、感動をお客様に与えるところだと思います。
忠実に出すことができるパフォーマンスは確かに持っていなければなりませんが、大切なのは、作者や放送側の意図を伝えること。お客様に楽しんでいただくための画づくりは、メーカーの特長であり、一番力を入れていかなければいけないところだと考えています。
―― ディスプレイの大型化が進む中で、液晶を含めたサイズ面での今後の展開はどうお考えですか。
尾関 大型化が進み、32V型というサイズもかなりフレンドリーな、パーソナルなものになっています。視聴環境も、映画をじっくり見るというより、リビングやダイニングなどの明るい環境で楽しむサイズになってきました。日立では、いろいろなお客様の要望にお応えできるよう、暗い部屋で映画を楽しまれるときにはプラズマを、明るい部屋には液晶がいいですよという形で、当社は32V型でプラズマと液晶が共存していましたが、これも今は37V型にサイズアップしています。
次のシリーズでは、かなりスリムなデザインを採用し、数年前の42V型の設置スペースに50V型を設置することも可能です。大型化はどんどん進めていきたいと思います。「こんな大きな画面は入らないよ」という課題も解消され、国内の住宅事情でも、今後、プラズマも主流は42V型から50V型になる可能性が大きいと思います。
―― フルHD化の流れについてはどのように捉えていますか。
尾関 プラズマのフルHD化は、究極の高画質を実現するのに欠かせない進化です。ただ、画素数だけで画質を議論してはいけないと思います。フルHD化で先行する液晶も、動画を見たときの残像感や、暗い環境で映画をじっくり見る際のコントラストなどに課題が残ります。日立では、フルHDのプラズマテレビで、本当の画質は動画も暗い部分の再現性も、もちろん視野角もすべて網羅した上での本当の高画質だということを、訴えていきたいと思います。
さらに、日立独自のALISパネルは、シングルスキャンや画素の構造上で大きなメリットがあります。32V型で誰もできなかった高密度な画素数がALISの真骨頂でしたが、今度は、フルHDで誰もできなかった高画質、サイズラインナップに加えてコスト競争力をALIS方式で実現していきます。
また、プラズマには「眼にやさしい」という特長があります。労働科学研究所の高橋先生の論文などでも、「傾向としては、輝度と、大画面化したときのボケがどうも疲れに起因しているようで、断言はできないが、プラズマの方が眼に優しいようだ」と、論じています。人の健康に関わる問題ですから、正確な情報は今後、お客様に対してもきちんと伝えていくことが大事だと思います。
―― 理想の薄型テレビとは。
尾関 ユビキタス時代のディスプレイは、どこにでもかけられるようになります。家中にテレビがかかっていて、好きな場所で、欲しい映像・情報が手に入れられます。これは薄型でないとできません。それが理想のテレビであり、その視聴スタイルにこそ、ディスプレイのユビキタスの真の意味があるではないでしょうか。薄型テレビにはまだまだやることがいっぱいありますね。
【プロフィール】
尾関考介(おぜき・こうすけ)●1959年10月29日生まれ。愛知県出身。1983年4月(株)日立製作所家電研究所入社。リアプロジェクションテレビのデジタルコンバーゼンス回路の開発を担当。1989年から同横浜工場開発部に所属、プロジェクションテレビ「ネオビジョン」の開発に従事。1995年から商品企画部に所属、テレビの商品企画を担当し、2006年10月マーケティング事業部FPD商品企画部長就任。趣味はセーリング。
【バックナンバー】
・[1]「製品開発は無から有を生み出す夢の集団」
・[2]「ALISパネルのこれまでとこれから」
・[3]「新しい魅力と提案を生む、ほどよい遊び心と強い信念」(前編)
■HDD搭載で差別化、トップを走り続ける
―― 32V型のプラズマテレビを投入し、事業化、大衆化を目指す中で、常に先行して市場に新しい提案を行っています。
尾関 当スタートから1年経ち、パネルのサイズラインナップも増えてきた。放送も、アナログだけ見る人、BSデジタルを見たい人、110度CSデジタルも始まるなど過渡期を迎えました。テレビは最低でも7、8年は使うものですから、それなら、チューナー部分だけを進化させるやり方はないかということで、設置性のメリットとミックスしてスタートしたのが「Woooセレクション」です。
まだ、薄型テレビがコモディティ化していない段階ですから、例えば50V型でも単なるUVチューナーでいい人もいれば、液晶の一番小さなサイズでもハードディスクの録画機能まで欲しい人がいます。そのような状況下で、すべてのお客様を囲い込んでいける形として採用しました。
04年の7000シリーズまでは、AVCステーション分離型でいきましたが、05年の8000シリーズからは一体型になります。一般のお客様へ需要が拡がってきて、普通のリビングテレビの買い替えが増えてくると、AVCが別になっていると反対に置き場所に困るんですね。時代の流れとユーザー層の変化に合わせて、スムーズに移行することができました。
―― Woooにはスイーベルはじめ、御社ならではのアピールポイントが多いですね。
尾関 色々なチャレンジをしていますね。インターネットは早い時期から対応しましたが、その時点でテレビ販売のキラー機能にはならないと判断して2年で止めました。リモコンで操作すると電動でテレビの向きが変えられるリモートスイーベルにおいては、卓上のスタンドだけでなく、ラックタイプもリモートスイーベルにして、お客様に選んでいただけるようにスタンドを別売にしました。さらに、画質や機能での差別化がしにくくなる中で、03年の5000シリーズからやり始めたのが、ハードディスクレコーダー(HDD)の内蔵です。
―― 将来のネット環境の進展を見据えてのことですか。
尾関 商品企画の考え方は実にシンプルなんです。IPだ、通信だ、という以前に、楽しむ時間をシフトするためにはテレビに録画機能があった方がいいという理由です。録画機をテレビにビルトインするのではなく、あくまでテレビの一機能であるという考え方です。ワイドテレビに2画面があるなら、Woooに録画ボタンがあってもいい。
―― さらに、「XCodeHD」によるハイビジョン・長時間録画をいち早く提案されました。
尾関 そもそもHDDをやりはじめた一番の理由は「ハイビジョンが録画できる」ことです。当時はHDD内蔵DVDレコーダーでもハイビジョン録画できるものはほとんどありませんでした。しかし、最初に搭載した160GBでは、ハイビジョン録画は約16時間と物足りない。次に250GBにしましたが、16時間が25時間になったに過ぎません。
圧縮方法をH.264など高度なものに変えれば録画時間を増やせますが、簡単かつ低コストにとはいきません。しかも、圧縮技術を変えてしまうと、それを解凍するデコーダー技術も必要になります。今のMPEGのままでどうにかできないかと思案しているところへ、設計サイドが提案してきたのが「XCodeHD」でした。
DVDレコーダーにはいろいろ画質モードがあり、録画時間とのトレードオフの関係ですが、お客様が自由に選べます。それが、ハイビジョン録画にあってもいいではないか、というのが当初の発想です。最初は、多少、画質は犠牲になってもと、腹をくくっていたのですが、ふたをあけてみれば、本当にマジックのようなトランスレートで、そうした心配も杞憂に終わりました。
「XCodeHD」(ViXS Systems IncのHDトランスコード/トランスレートテクノロジー)でハイビジョン録画の時間が一気に従来の3倍以上になった。ユーザー調査からも、実際、このモードでの録画が大変多くなっています。ハードディスクの満足度は年々上がっており、「XCodeHD」も加え、実際にお使いいただければ絶対に満足いただける自信はあります。課題は、買っていただくときの期待度をもっと高めていくことです。
面白いのは、録画できる薄型テレビ「HRシリーズ」ご購入者の中で、HDD付DVDレコーダーをすでにお持ちだというお客様が4割いることです。DVDレコーダーが売れなくなるなどというのはまったくの見当違いで、DVDレコーダーも一緒に商売できる。テレビに内蔵されるHDDと、HDD内蔵DVDレコーダーのHDDとは、キレイに役割分担されています。
―― 「Woooでリンク」で、DVDディスクに残しておきたい、という要望に対応しているのもポイントのひとつですね。
尾関 8000シリーズのお客様からの要望も多く、「DVDには残せない」という不満や不安を払拭しました。
―― 今後、HDDの有無で、お客様がセグメントされていく中で、他の機能面でも同時に差別化を行っていくことが必要ですか。
尾関 今現在は単純に搭載の有無と価格の差ですが、今後は二極分化させていくやり方もあると思います。ボリュームゾーンの37V型では現在、90シリーズというエントリーモデルを用意して展開しています。HDDを搭載しないものはもっとシンプルな商品にしていくことも、ラインナップ戦略という考え方からは必要かもしれません。
また、いずれはダウンロード型の放送やIPを通じてストリーミング映像を見るIPTVのようなスタイルが普及してくると思います。そのときに、著作権という課題はありますが、一度どこかに貯めておく機能がテレビに必要となる時代が来ると思います。私は、リムーバブルメディアは過渡期のもので、最終的にはなくなるもの。すべてストリーミングで見るのが一番という考え方ですが、日立ではHDDのリムーバブルの提案もあり、テレビへの搭載も検討していくつもりです。
■ユビキタス時代の理想のディスプレイ目指して
―― 画質に対する考え方をお聞かせください。
尾関 コンセプトは、その場にいるかのような臨場感が味わえる画づくり、音づくり、大画面づくりです。放送波で来るものを忠実に再現するというより、「映画館で見たのはこういうコントラスト感だった」「南太平洋へ行ったときの海はこういう青だった」と、人間の記憶や感動に訴えるものを創造して出すことを考えています。それが、テレビの本当の夢のあるところ、感動をお客様に与えるところだと思います。
忠実に出すことができるパフォーマンスは確かに持っていなければなりませんが、大切なのは、作者や放送側の意図を伝えること。お客様に楽しんでいただくための画づくりは、メーカーの特長であり、一番力を入れていかなければいけないところだと考えています。
―― ディスプレイの大型化が進む中で、液晶を含めたサイズ面での今後の展開はどうお考えですか。
尾関 大型化が進み、32V型というサイズもかなりフレンドリーな、パーソナルなものになっています。視聴環境も、映画をじっくり見るというより、リビングやダイニングなどの明るい環境で楽しむサイズになってきました。日立では、いろいろなお客様の要望にお応えできるよう、暗い部屋で映画を楽しまれるときにはプラズマを、明るい部屋には液晶がいいですよという形で、当社は32V型でプラズマと液晶が共存していましたが、これも今は37V型にサイズアップしています。
次のシリーズでは、かなりスリムなデザインを採用し、数年前の42V型の設置スペースに50V型を設置することも可能です。大型化はどんどん進めていきたいと思います。「こんな大きな画面は入らないよ」という課題も解消され、国内の住宅事情でも、今後、プラズマも主流は42V型から50V型になる可能性が大きいと思います。
―― フルHD化の流れについてはどのように捉えていますか。
尾関 プラズマのフルHD化は、究極の高画質を実現するのに欠かせない進化です。ただ、画素数だけで画質を議論してはいけないと思います。フルHD化で先行する液晶も、動画を見たときの残像感や、暗い環境で映画をじっくり見る際のコントラストなどに課題が残ります。日立では、フルHDのプラズマテレビで、本当の画質は動画も暗い部分の再現性も、もちろん視野角もすべて網羅した上での本当の高画質だということを、訴えていきたいと思います。
さらに、日立独自のALISパネルは、シングルスキャンや画素の構造上で大きなメリットがあります。32V型で誰もできなかった高密度な画素数がALISの真骨頂でしたが、今度は、フルHDで誰もできなかった高画質、サイズラインナップに加えてコスト競争力をALIS方式で実現していきます。
また、プラズマには「眼にやさしい」という特長があります。労働科学研究所の高橋先生の論文などでも、「傾向としては、輝度と、大画面化したときのボケがどうも疲れに起因しているようで、断言はできないが、プラズマの方が眼に優しいようだ」と、論じています。人の健康に関わる問題ですから、正確な情報は今後、お客様に対してもきちんと伝えていくことが大事だと思います。
―― 理想の薄型テレビとは。
尾関 ユビキタス時代のディスプレイは、どこにでもかけられるようになります。家中にテレビがかかっていて、好きな場所で、欲しい映像・情報が手に入れられます。これは薄型でないとできません。それが理想のテレビであり、その視聴スタイルにこそ、ディスプレイのユビキタスの真の意味があるではないでしょうか。薄型テレビにはまだまだやることがいっぱいありますね。
【プロフィール】
尾関考介(おぜき・こうすけ)●1959年10月29日生まれ。愛知県出身。1983年4月(株)日立製作所家電研究所入社。リアプロジェクションテレビのデジタルコンバーゼンス回路の開発を担当。1989年から同横浜工場開発部に所属、プロジェクションテレビ「ネオビジョン」の開発に従事。1995年から商品企画部に所属、テレビの商品企画を担当し、2006年10月マーケティング事業部FPD商品企画部長就任。趣味はセーリング。
【バックナンバー】
・[1]「製品開発は無から有を生み出す夢の集団」
・[2]「ALISパネルのこれまでとこれから」
・[3]「新しい魅力と提案を生む、ほどよい遊び心と強い信念」(前編)