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<HTP編集長・川嶋のCEDIAレポート>マランツその2〜Wi-Fiに対応したRCシリーズ最新作

公開日 2007/09/08 18:27
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マランツの新製品記事に関しては、別項でお伝えすると思われるので、小生はインストールソリューションについて報告したい。

さて、『ホームシアターファイル』誌の実例訪問記事のうち、おそらく5件に1件程度の割合で見られるのが、マランツのカスタマイズリモコン「RC9500」である。ワンタッチで、灯りが少しずつ落ち、スクリーンがスルスルっと下がってきて、プロジェクターの灯が点り、やがて裂帛のサウンドが空間に響きわたり、わたしたちを非日常世界へと連れ去ってくれる。ホームシアターファイルなら誰もが憧れる、あのカスタマイズリモコンである。

そのマランツのカスタマイズリモコンがパワーアップして、わたしたちの目の前に現れた。その名も「RC9001」。その最大の特長はWi-Fiに対応している点である。RC9500はIRのみだったが、2.4GHz(IEEE802.11b)のWi-FiコントロールとIRコントロールの両方に対応したのである。Wi-Fi対応となることで、IRの縛りから自由になり、操作の制約が少なくなった。また、3.7インチのフルVGA液晶タッチパネルを採用しているため、これまで以上にグラフィカルな表現が可能となっている。

RC9001(上)、RX9001(下)。デモはSR8002と組み合わせて行われていた。RC9001は双方向であり、SR8002の表示がほとんどタイムラグがなくRC9001に表示がフィードバックされる

RX8001をはじめとするクライアント。なお、日本ではRC9500はIRのみの対応だったが、北米ではRFも可能だったため、クライアントが用意されていた

クライアントとしてはRX8001とRX9001を用意。特にRX9001はWi-Fiのアクセスポイントを介して他の部屋のさまざまな機器と連動することが可能であり、マルチゾーンやマルチルームはもとより、簡易的なホームオートメーションシステムを構築することも可能である。

また、同時に学習リモコンとして、RC3001、RC2001の2機種の新規導入も発表された。両モデルとも、PCを用いてプログラミングできるマクロ機能を内蔵した学習リモコンであり、RC3001がIRとRFの両者に対応。RC2001がIRのみの対応となっている。

北米でも最近はマクロ機能をPCで組める学習リモコンの需要が増えてきているという

コントロール機器+AVソリューションのシステム販売は、今後日本でも増えてくるかもしれない

また、マランツのブースでは、RC9001をはじめとする同社の製品が、AMX、クレストロン、ACXといった、北米で定評のあるホームオートメーションシステムと組み合わせたシステムの提案も行っていた。これは主にビルダーからの要請だという。新築の住宅にこうしたシステムをそのまま丸ごと入れるという需要が増えているため、それに対応してシステムを販売しているのだとのこと。日本でも高級マンションや高級住宅が増えつつあるが、同じような需要が今後増えてくるかもしれない。

(ホームシアターファイル編集部・川嶋)

[CEDIA2007REPORT]

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