SiZEN、EUPHONY技術搭載ヘッドホンとサラウンドアダプターを発売
台湾SiZEN Corporationの日本法人であるSiZENジャパンオフィスは、サラウンド技術「EUPHONY」を搭載したノイズキャンセリングヘッドホン「HP20」と手持ちのヘッドホンに接続するサラウンド変換アダプター「iM10」を10月下旬に発売する。
価格はともにオープンだが、同社通販サイトではHP20を16,590円(税込)、iM10を9,240円(税込)で販売する。なお、一般販売に先駆け、同社通販サイトで、iM10を200台、HP20を20台限定で先行販売している。
SiZEN Corporationは、Eddy Tsai氏が2007年に、(株)ダイマジックの協力を得て設立したメーカー。ダイマジックのEUPHONY技術をコンシューマー市場に普及させるための製品開発・販売を行っている。
Tsai氏は大学卒業後にインフォーメーションアプライアンスの開発会社に技術者として勤務した後、2001年にTOPTEK Corporationを設立し、ポータブルマルチメディアプレーヤーやWLAN製品の開発、販売を行ってきた。
EUPHONY技術は「AST」「DBEX」「DVX」「DSC」という4つのテクノロジーから構成される。ASTは、2ch音源から自然な5.1chサラウンド音声を生成する技術。DBEXは音源を圧縮する際に失われた高域を補完し、さらに低域も増強する。DVXは、マルチチャンネル音源を2chで擬似的に再現するバーチャルサラウンド技術。そしてDSCは、音の定位感を損なわずに、人間の声などを明瞭化する信号処理技術となる。
今回発売する両製品では、ASTにより内部で2ch音声を5.1ch化した後、DBEXで低域/高域を補完し、DVXによってもう一度2ch音声に戻し、DSCで明瞭化処理を行った後、最終的にアナログ音声として出力する。
バーチャルサラウンド技術は多くの会社が開発を行っているが、EUPHONYはソフトウェアが他方式に比べ小さく、DSPに必要な処理能力も低く済むため、小さいデバイスなどにも容易に実装が可能な点が特徴となる。また、スピーカーで聴く場合のスイートスポットが広いことも、SiZENでは長所として挙げている。
EUPHONYは日本の大手AVメーカーをはじめ、携帯電話やPCなどにも採用が広がっているのだという。
「HP20」は、外付けのEUPHONY変換アダプターとノイズキャンセリング機能付きヘッドホンのセットモデル。アダプターに電源を内蔵し、単4電池2本で駆動する。7.5時間の使用が可能。
EUPHONYはMOVIEモード、MUSICモード、低音を強調するE-BASSモードの3モードを切換可能。また、ノイズキャンセリング機能もON/OFFが可能。
ヘッドセット部には「MONITOR」ボタンが設けられており、押すことで周囲の音をモニターすることもできる。
また本機にはキャリングポーチや航空機用変換アダプターなども付属する。
「iM10」は、プレーヤーとヘッドホン/スピーカーの間に接続するサラウンド変換アダプター。ステレオミニジャックでプレーヤーの音声を入力し、内部で変換を行った後、ステレオミニジャックから出力する。なお、出力端子はヘッドホン用とラインアウトの2系統が用意され、スピーカーとの接続も想定している。
EUPHONYについては、OFF/MOVIE/MUSICの切換が可能となっている。
電源も本体に内蔵し、USB端子から充電を行う。2.5時間の駆動が可能。本体色は白、黒、グレイ、ピンク、ブルー、グリーンの6色を用意する。
先日行われた製品試用会では、SiZENの国内展開をサポートする(株)NEXXの由利義和氏が登壇し、SiZENブランドやEUPHONY技術について説明を行った。EUPHONYの技術的な優位性や実装の容易さなどについても触れ、SiZEN製品の魅力をアピールした。
【問い合わせ先】
SiZENコーポレーション
TEL/03-3262-4050
(Phile-web編集部)
価格はともにオープンだが、同社通販サイトではHP20を16,590円(税込)、iM10を9,240円(税込)で販売する。なお、一般販売に先駆け、同社通販サイトで、iM10を200台、HP20を20台限定で先行販売している。
SiZEN Corporationは、Eddy Tsai氏が2007年に、(株)ダイマジックの協力を得て設立したメーカー。ダイマジックのEUPHONY技術をコンシューマー市場に普及させるための製品開発・販売を行っている。
Tsai氏は大学卒業後にインフォーメーションアプライアンスの開発会社に技術者として勤務した後、2001年にTOPTEK Corporationを設立し、ポータブルマルチメディアプレーヤーやWLAN製品の開発、販売を行ってきた。
EUPHONY技術は「AST」「DBEX」「DVX」「DSC」という4つのテクノロジーから構成される。ASTは、2ch音源から自然な5.1chサラウンド音声を生成する技術。DBEXは音源を圧縮する際に失われた高域を補完し、さらに低域も増強する。DVXは、マルチチャンネル音源を2chで擬似的に再現するバーチャルサラウンド技術。そしてDSCは、音の定位感を損なわずに、人間の声などを明瞭化する信号処理技術となる。
今回発売する両製品では、ASTにより内部で2ch音声を5.1ch化した後、DBEXで低域/高域を補完し、DVXによってもう一度2ch音声に戻し、DSCで明瞭化処理を行った後、最終的にアナログ音声として出力する。
バーチャルサラウンド技術は多くの会社が開発を行っているが、EUPHONYはソフトウェアが他方式に比べ小さく、DSPに必要な処理能力も低く済むため、小さいデバイスなどにも容易に実装が可能な点が特徴となる。また、スピーカーで聴く場合のスイートスポットが広いことも、SiZENでは長所として挙げている。
EUPHONYは日本の大手AVメーカーをはじめ、携帯電話やPCなどにも採用が広がっているのだという。
「HP20」は、外付けのEUPHONY変換アダプターとノイズキャンセリング機能付きヘッドホンのセットモデル。アダプターに電源を内蔵し、単4電池2本で駆動する。7.5時間の使用が可能。
EUPHONYはMOVIEモード、MUSICモード、低音を強調するE-BASSモードの3モードを切換可能。また、ノイズキャンセリング機能もON/OFFが可能。
ヘッドセット部には「MONITOR」ボタンが設けられており、押すことで周囲の音をモニターすることもできる。
また本機にはキャリングポーチや航空機用変換アダプターなども付属する。
「iM10」は、プレーヤーとヘッドホン/スピーカーの間に接続するサラウンド変換アダプター。ステレオミニジャックでプレーヤーの音声を入力し、内部で変換を行った後、ステレオミニジャックから出力する。なお、出力端子はヘッドホン用とラインアウトの2系統が用意され、スピーカーとの接続も想定している。
EUPHONYについては、OFF/MOVIE/MUSICの切換が可能となっている。
電源も本体に内蔵し、USB端子から充電を行う。2.5時間の駆動が可能。本体色は白、黒、グレイ、ピンク、ブルー、グリーンの6色を用意する。
先日行われた製品試用会では、SiZENの国内展開をサポートする(株)NEXXの由利義和氏が登壇し、SiZENブランドやEUPHONY技術について説明を行った。EUPHONYの技術的な優位性や実装の容易さなどについても触れ、SiZEN製品の魅力をアピールした。
【問い合わせ先】
SiZENコーポレーション
TEL/03-3262-4050
(Phile-web編集部)
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トピック
- ブランドSIZEN
- 型番HP20
- 発売日2008年10月下旬
- 価格¥OPEN(直販サイト価格格16,590円)
- ブランドSIZEN
- 型番iM10
- 発売日2008年10月下旬
- 価格¥OPEN(直販サイト価格9,240円)