ヤマハ、7.1ch出力対応の準フラグシップAVアンプ「DSP-Z7」を発売
ヤマハ(株)は、同社独自の音場創成技術「シネマDSP3」を搭載した7.1ch出力対応の準フラグシップAVアンプ「DSP-Z7」を11月下旬より発売する。価格は351,750円(税込)。
IFAやCEDIAで展示されていたモデルで、定格出力は140W×7ch。同社のフラグシップモデル「DSP-Z11」の高音質設計思想を受け継ぎながら「PReP(Progressive ReProcessing)」などのデジタル映像処理回路を搭載し、ブラッシュアップを図った。さらにDLNAに対応するなどネットワーク機能も強化した。Dolby TrueHDやDTSマスターオーディオなどのHDオーディオのデコードに対応する。カラーはブラックとゴールドの2色。
電気的ノイズと振動を抑制するセンターフレーム付きのダブルボックス(DB)に、DSP-Z11の設計思想を踏襲し、H型クロスフレームを採用した「Advanced DBコンストラクション」を搭載。また「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」のコンセプトに基づき、アナログ入力とDACのグランド間のインピーダンスを改善。さらにアナログとデジタル間の相互干渉を排除したローノイズ電源技術を採用している。
同社のAVアンプで搭載されるピュアダイレクトモードは192kHz HDコンテンツを含む全ての入力信号フォーマットに対応。またHDMIを含め全デジタル入力音声に対してジッターを低減する「ウルトラロージッターPLL回路」を搭載、高音質化を図った。フロントスピーカーの高音側と低音側を内蔵パワーアンプの独立したチャンネルで駆動させ、いっそうの高音質再生を実現する「フロントバイアンプ駆動」にも対応する。
本機にはリアプレゼンス信号専用のプリアウト端子を装備しており、パワーアンプとの組み合わせで9.1chの出力にも対応する。9.1ch出力時は、音場創成技術「DSP-plus」に空間の“高さ"方向の音場データを新たにプログラミングして空間再現力を向上させた「シネマDSP3(キュービック)」を新たに搭載。実測系プログラムでは、ホールやライブハウスで収録した音声の天井や床の反射音により生まれる上下方向のグルーブ感を表現し、映画再生用プログラムにおいては立体的な表現を楽しめるという。
HDMI端子は入力5/出力2系統装備。出力2系統は同時出力が可能だ。1080p対応アップスケーリング、DeepColor(36bit)、x.v.Color、1080p/24Hzにも対応する。またHDMI-CEC機能はパナソニック、東芝、日立、シャープ、三菱電機、ソニーの主要メーカー6社の製品に対応。本機の電源オン/オフ、音量調整、入力切り替えなどの操作が行える。
映像処理回路はビデオプロセッサーにアンカーベイテクノロジー社の高性能チップ「ABT2010」を採用し、高画質処理を実現する。アップスケーリング機能も精度を強化したほか、多数の画質調整機能を搭載している。その中のひとつ「PReP(Progressive ReProcessing)」は、外部機器でプログレッシブ処理された信号を本機内でインターレス信号に一旦戻し、その上でI/P変換の再処理を行える機能。さらに手低解像度の信号の鮮鋭度を向上させる「ディテール強調機能・エッジ強調機能」やMPEGノイズを除去する機能などを搭載している。
音場補正機能は、角度計測&マルチポイント計測対応型の「YPAO」を採用し、調整精度を高めた。またZ11同様、YPAOに加え、再生音量に応じてダイナミックレンジを自動制御する「A-DRC」(Adaptive Dynamic Range Control)と、サウンドプラグラムに応じてDSPレベルを自動制御する「A-DSP」(Adaptive DSP Level)の2つの最適化技術を採用。さまざまなパラメーターを複合的にコントロールし、理想的な臨場感を楽しむことができる。
ネットワーク機能も充実。DLNAに準拠し、PCにWindows Media Player Ver.11などを利用して、PCに保存された音楽ファイルをホームネットワークを経由して再生することができる。またWindows VistaのWindows Rally技術にも対応する。
USB端子は2系統、別売のiPod用ユニバーサルドックを接続できるiPodドック端子も装備。USB機器やiPodの操作を本機のGUIオンスクリーン機能やリモコンで行うことができる。また別売のBluetoothオーディオレシーバーの接続も可能でPC(Windows/Mac両対応)、携帯電話内の音楽をワイヤレス再生できる。
システム設定は、自由にカスタマイズできる「インテリジェント・システムメモリー」を採用し、様々な設定項目を登録可能。オーバーレイ方式の新GUIによるオンスクリーン表示を見ながら確認やメモリーの呼び出しを行うことができる。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)
(Phile-web編集部)
IFAやCEDIAで展示されていたモデルで、定格出力は140W×7ch。同社のフラグシップモデル「DSP-Z11」の高音質設計思想を受け継ぎながら「PReP(Progressive ReProcessing)」などのデジタル映像処理回路を搭載し、ブラッシュアップを図った。さらにDLNAに対応するなどネットワーク機能も強化した。Dolby TrueHDやDTSマスターオーディオなどのHDオーディオのデコードに対応する。カラーはブラックとゴールドの2色。
電気的ノイズと振動を抑制するセンターフレーム付きのダブルボックス(DB)に、DSP-Z11の設計思想を踏襲し、H型クロスフレームを採用した「Advanced DBコンストラクション」を搭載。また「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」のコンセプトに基づき、アナログ入力とDACのグランド間のインピーダンスを改善。さらにアナログとデジタル間の相互干渉を排除したローノイズ電源技術を採用している。
同社のAVアンプで搭載されるピュアダイレクトモードは192kHz HDコンテンツを含む全ての入力信号フォーマットに対応。またHDMIを含め全デジタル入力音声に対してジッターを低減する「ウルトラロージッターPLL回路」を搭載、高音質化を図った。フロントスピーカーの高音側と低音側を内蔵パワーアンプの独立したチャンネルで駆動させ、いっそうの高音質再生を実現する「フロントバイアンプ駆動」にも対応する。
本機にはリアプレゼンス信号専用のプリアウト端子を装備しており、パワーアンプとの組み合わせで9.1chの出力にも対応する。9.1ch出力時は、音場創成技術「DSP-plus」に空間の“高さ"方向の音場データを新たにプログラミングして空間再現力を向上させた「シネマDSP3(キュービック)」を新たに搭載。実測系プログラムでは、ホールやライブハウスで収録した音声の天井や床の反射音により生まれる上下方向のグルーブ感を表現し、映画再生用プログラムにおいては立体的な表現を楽しめるという。
HDMI端子は入力5/出力2系統装備。出力2系統は同時出力が可能だ。1080p対応アップスケーリング、DeepColor(36bit)、x.v.Color、1080p/24Hzにも対応する。またHDMI-CEC機能はパナソニック、東芝、日立、シャープ、三菱電機、ソニーの主要メーカー6社の製品に対応。本機の電源オン/オフ、音量調整、入力切り替えなどの操作が行える。
映像処理回路はビデオプロセッサーにアンカーベイテクノロジー社の高性能チップ「ABT2010」を採用し、高画質処理を実現する。アップスケーリング機能も精度を強化したほか、多数の画質調整機能を搭載している。その中のひとつ「PReP(Progressive ReProcessing)」は、外部機器でプログレッシブ処理された信号を本機内でインターレス信号に一旦戻し、その上でI/P変換の再処理を行える機能。さらに手低解像度の信号の鮮鋭度を向上させる「ディテール強調機能・エッジ強調機能」やMPEGノイズを除去する機能などを搭載している。
音場補正機能は、角度計測&マルチポイント計測対応型の「YPAO」を採用し、調整精度を高めた。またZ11同様、YPAOに加え、再生音量に応じてダイナミックレンジを自動制御する「A-DRC」(Adaptive Dynamic Range Control)と、サウンドプラグラムに応じてDSPレベルを自動制御する「A-DSP」(Adaptive DSP Level)の2つの最適化技術を採用。さまざまなパラメーターを複合的にコントロールし、理想的な臨場感を楽しむことができる。
ネットワーク機能も充実。DLNAに準拠し、PCにWindows Media Player Ver.11などを利用して、PCに保存された音楽ファイルをホームネットワークを経由して再生することができる。またWindows VistaのWindows Rally技術にも対応する。
USB端子は2系統、別売のiPod用ユニバーサルドックを接続できるiPodドック端子も装備。USB機器やiPodの操作を本機のGUIオンスクリーン機能やリモコンで行うことができる。また別売のBluetoothオーディオレシーバーの接続も可能でPC(Windows/Mac両対応)、携帯電話内の音楽をワイヤレス再生できる。
システム設定は、自由にカスタマイズできる「インテリジェント・システムメモリー」を採用し、様々な設定項目を登録可能。オーバーレイ方式の新GUIによるオンスクリーン表示を見ながら確認やメモリーの呼び出しを行うことができる。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)
(Phile-web編集部)
関連リンク
- ブランドYAMAHA
- 型番DSP-Z7
- 発売日2008年11月下旬
- 価格¥351,750(税込)
【SPEC】●定格出力:140×7(6Ω) ●実用最大出力:185W×7 ●入力端子:アナログ音声×11、6ch/8ch×1、光デジタル音声×3、HDMI×5、コンポジット映像×6、S映像×6、コンポーネント×3、D5映像×3、DOCK×1、USB×2、ネットワーク×1 ●出力端子:SP OUT×11ch9端子、PRE OUT×9ch、SUBWOOFER OUT×1、アナログ音声 REC OUT×3、光デジタル音声×2、HDMI×2、MONITOR OUT×1、S映像×3、コンポーネント×1、D5映像×1、コンポジット×3、コントロール×1 ●消費電力:400W ●外形寸法:435W×196H×441Dmm ●質量:19.6kg