パナソニック、「HD-PLC」方式を採用したAV用PLCアダプターを発売

パナソニック（株）は、「HD-PLC」用通信LSIを搭載したAV用PLCアダプターの新製品を発売する。

親機と子機の2台を1組にしたスタートパック「PL-LS14KT」は3月1日、増設用のアダプター「PL-LS11」は4月1日に発売される。価格はいずれもオープンだが、スタートパックが19,000円前後、増設アダプターが10,000円前後で販売される見込みだ。

本製品には「HD-PLC」方式の通信規格に対応するLSIを搭載し、PLC通信に使用する周波数帯域を従来モデルから拡大させるとともに、据え置き型の同社従来機種「BL-PA100」からも最大実効速度を向上させている。また回路設計の見直しや部品点数の削減により、低消費電力も実現している。

設置環境でアクトビラが利用可能か、回線実効速度が簡単にわかる通信速度ランプを搭載し、PCを使わずに電力線の通信速度を確認できる。子機のPLCセットアップボタンを約1秒間押せばランプが点灯し、通信速度を測定できる。

親機にはハブ機能が内蔵されており、1台にテレビ、レコーダー、センサーカメラ、PCなど4つのネットワーク機器を接続できる。またノイズフィルター付き電源コードが付属しており、パソコンやルーターなどの機器を接続することにより、機器が発するノイズが低減され、より安定した通信が可能になる。

スタートパック「PL-LS14KT」は、工場出荷時に親機と子機の初期設定を済ましているので、はじめにノイズフィルター付電源コードをコンセントに差し込み、続いてPLCアダプターと接続するネットワーク機器をLANケーブルで接続するだけですぐに使い始めることができる。


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