RGBにCYを加えた5色フィルター搭載
シャープ、物体色の99%以上を表示できる「多原色ディスプレイ」を開発
シャープ(株)は、自然界に存在する物体色の、99%以上の表示が可能な液晶ディスプレイ「多原色ディスプレイ」を開発。米国サンアントニオで5月31日から6月5日に開催されるディスプレイの国際学会SID(Society For Information Display)に出展する。
R/G/Bの3色に加え、C(シアン)とY(イエロー)を加えた5色のカラーフィルターを採用した液晶ディスプレイと、専用の信号処理回路から構成される「マルチ・プライマリー・カラー技術」により実現した。
開発したディスプレイは60.5V型で、画素数は1,920×1,080。輝度は450cd/m2、コントラスト比は2,000対1。上述したように物体色の99%以上を表示できるほか、色温度は6,500Kに設定されている。
色再現範囲を高めたことで、従来の液晶モニターでは表現が難しかった海のエメラルドブルーや、金管楽器の黄金色、バラの赤色などを含め「ほとんど全ての自然界の色が忠実に表現できる」(同社)としている。
さらに本技術を応用することで、バックライトからの光エネルギーを効率よく取り出すことができるため、より一層の省エネ化も実現できるという。
R/G/Bの3色に加え、C(シアン)とY(イエロー)を加えた5色のカラーフィルターを採用した液晶ディスプレイと、専用の信号処理回路から構成される「マルチ・プライマリー・カラー技術」により実現した。
開発したディスプレイは60.5V型で、画素数は1,920×1,080。輝度は450cd/m2、コントラスト比は2,000対1。上述したように物体色の99%以上を表示できるほか、色温度は6,500Kに設定されている。
色再現範囲を高めたことで、従来の液晶モニターでは表現が難しかった海のエメラルドブルーや、金管楽器の黄金色、バラの赤色などを含め「ほとんど全ての自然界の色が忠実に表現できる」(同社)としている。
さらに本技術を応用することで、バックライトからの光エネルギーを効率よく取り出すことができるため、より一層の省エネ化も実現できるという。