マルチタスク性能も維持
ソニー、USB-HDD録画/3番組同録対応機など新BDレコーダー3機種を発売
ソニーは、USB-HDD録画や3番組同時録画に対応したモデルなど、BDレコーダー新機種3モデルを10月8日に発売する。
ラインナップは以下の通り。型番の末尾が「W」のものは地上/BS/110度CSデジタルチューナー2基のダブルチューナーモデル、「T」のものは同3基のトリプルチューナーとなる。
・「BDZ-AT970T」¥OPEN(予想実売価格13万円前後)
・「BDZ-AT950W」¥OPEN(予想実売価格12万円前後)
・「BDZ-AT770T」¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
■3チューナー/3番組同時録画対応モデルも登場
AT970TとAT950Wは1TB、AT770Tは500GBのHDDを内蔵。3チューナーのAT970TとAT770Tは3番組同時、AT950Wは2番組同時の、AVC長時間録画が行える。またLAN接続によるスカパー! HD録画にも対応している。
3番組同時録画時のマルチタスク性能も配慮しており、チャプターの付与、3番組同時録画中のBD再生、追っかけ再生や早見再生にも対応。また3番組同時録画中にもBDへの高速ダビング、DLNAの配信が行える。従来機種で2番組同時録画中に行えたマルチタスク処理は、3番組同時録画中でもほぼそのまま行える仕様という。
BDドライブはBDXL対応で、ムーブバックにも対応。Blu-ray 3Dの再生にももちろん対応している。
■AT900番台はUSB-HDD録画に対応
またAT970TとAT950Wは、同社のレコーダーとして初めて、外付けUSB-HDDへの録画に対応した。USB端子も3系統を備えている。なおAT770TはUSB-HDD録画が行えないので注意が必要だ。
USB-HDD録画の仕様は最上位機種のAX2700Tと同様。最大2TBのHDDを接続でき、登録できるUSB-HDDは最大10台までだが、同時に接続できるUSB-HDDは1台のみ。それぞれのHDDに名前を付けることも可能だ。
内蔵HDDとUSB-HDDの録画番組はダビング/ムーブが可能。またUSB-HDD内の番組の追いかけ再生や録画中の別番組再生、おまかせチャプターの付与、ダイジェスト再生、タイトル編集などは、内蔵HDDと同様に行える。ユーザーインターフェースは、XMBの「ビデオ」列にUSB-HDDが表示される仕様だ。
USB-HDDへの録画は、いくつかの動作制限がある。USB-HDDへ録画した番組は、録画した機器でのみ再生が可能。またUSB-HDDへの複数番組の同時録画、x-おまかせ・まる録での自動録画、リモート録画、LAN経由のスカパー! HD録画、CATV LAN録画は行うことはできない。さらにUSB-HDDからBD/DVDへ直接ダビングすることも不可となっている。
そのほかUSB-HDDから直接おでかけ転送することや、USB-HDD上のコンテンツを、ソニールームリンク(DLNA)で配信することもできない。
■AVCエンコーダーは、「インテリジェントエンコーダー3」
AVCエンコーダーは上位機と同様、「インテリジェントエンコーダー3」を搭載。従来からある「新ダイナミックVBR」「ジャンル別エンコーディング」「ビジュアルアテンション」といった機能に加え、新たに画像解析機能「シーン解析エンコーディング」を加えた。
シーン解析エンコーディングでは、入力信号の画像解析とビジュアルアテンションの解析結果、エンコーディングのフィードバック情報を解析し、シーンを特定。「人物」「風景」「動き」「夕景」「夜景」「人物+夜景」「マクロ」などの各シーンに最適なエンコーディングを適応的に行うものだ。
■映像回路は「CREAS 4」を搭載
映像回路は、BDZ-AT750/AT350Sに先行して搭載された「CREAS 4」を採用した。
「CREAS 4」では、「HDリアリティー エンハンサー」や「Super Bit Mapping for Video」、精度を高めた「新I/P変換」などのほか、新たに超解像処理に対応。超解像の効果は3D映像に対しても適用できる。なお、3D映像の高画質化については映像コンテンツに3D識別信号が入っていることが条件となる。具体的には、BS11の放送にはこの識別信号が埋め込まれている。
3D映像の高画質化に対しては「おまかせ画質モード」も搭載。液晶/プラズマ/プロジェクター/有機ELといったモニターの種類と、リビングおまかせ/シアターおまかせ/パワフルおまかせという画質モードの中から好みのものを選択しておくと、再生している映像素材を識別して最適なモードに自動調整する。
さらに、画質モードの「おすすめカスタム値」に「BDシネマ3D」を追加。3D画質をカスタマイズして追求したいユーザーにも配慮している。
■無線LANに対応。「Chan-Toru」でスマホ連携も
ネットワーク系機能では、USB無線LANアダプターに対応し、別売りオプション「UWA-BR100」を利用することで、IEEE802.11b/g/a/nでの無線伝送が行える。
AT750/AT350SではDLNA機能が省略されていたが、今回の3機種はソニールームリンク機能を備え、DLNAサーバー機能やレコ×トルネにも対応している。なお、DLNAのプレーヤー機能やDTCP-IPムーブには非対応となっている。
またVODサービスではアクトビラ ビデオ・フルやアクトビラ ビデオ・ダウンロード、TSUTAYA TVなどに対応している。
そのほかスマートフォン連携では、8月5日にバージョン3.0へ機能向上させた「Chan-Toru」に対応。iPhoneやAndroidスマートフォンでラテ欄形式のEPGを閲覧できるだけでなく、本機では録画タイトルの概要や番組詳細、ファイルサイズなど詳細が閲覧できるようになったほか、録画タイトルの編集、HDD容量の確認なども行えるようになった。
またChan-Toruは、PCやタブレットなど向けの、2タブ構成のユーザーインターフェースのものも新たに用意。より見やすくし、使い勝手を高めている。
■AVCHD Ver 2.0対応。高速起動も継承
カメラ連携機能では、「AVCHD Ver. 2.0」規格に対応。AVCHD 3DとAVCHD Progressiveをサポートすることで、3D動画や60p動画をHDD/BDへ取り込むことが可能になった。取り込んだ映像は、HDD/BD上でカット編集やタイトル結合/分割、プレイリスト作成などが可能。また、MPO形式の3D静止画の取り込みにも対応している。
そのほか高速起動機能では、「0.5秒瞬間起動」や「番組表一発予約」などを従来機から引き続き搭載している。
■モノリシックを継承しながらデザインをブラッシュアップ
デザインコンセプトは従来のモノリシックデザインを継承しながら、細部をブラッシュアップした。AT970TとAT770Tは、前面下段のフロントパネルをアルミシルバーとして高級感を高めた。またトリプルチューナーモデルながら、昨年のダブルチューナーと同じ高さ56mmをキープした。
またAT950Wは、高さをこれまでの56mmから49.5mmと、さらにスリムにした。なお、3機種のリモコンは従来のものと変わっていない。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
ラインナップは以下の通り。型番の末尾が「W」のものは地上/BS/110度CSデジタルチューナー2基のダブルチューナーモデル、「T」のものは同3基のトリプルチューナーとなる。
・「BDZ-AT970T」¥OPEN(予想実売価格13万円前後)
・「BDZ-AT950W」¥OPEN(予想実売価格12万円前後)
・「BDZ-AT770T」¥OPEN(予想実売価格10万円前後)
■3チューナー/3番組同時録画対応モデルも登場
AT970TとAT950Wは1TB、AT770Tは500GBのHDDを内蔵。3チューナーのAT970TとAT770Tは3番組同時、AT950Wは2番組同時の、AVC長時間録画が行える。またLAN接続によるスカパー! HD録画にも対応している。
3番組同時録画時のマルチタスク性能も配慮しており、チャプターの付与、3番組同時録画中のBD再生、追っかけ再生や早見再生にも対応。また3番組同時録画中にもBDへの高速ダビング、DLNAの配信が行える。従来機種で2番組同時録画中に行えたマルチタスク処理は、3番組同時録画中でもほぼそのまま行える仕様という。
BDドライブはBDXL対応で、ムーブバックにも対応。Blu-ray 3Dの再生にももちろん対応している。
■AT900番台はUSB-HDD録画に対応
またAT970TとAT950Wは、同社のレコーダーとして初めて、外付けUSB-HDDへの録画に対応した。USB端子も3系統を備えている。なおAT770TはUSB-HDD録画が行えないので注意が必要だ。
USB-HDD録画の仕様は最上位機種のAX2700Tと同様。最大2TBのHDDを接続でき、登録できるUSB-HDDは最大10台までだが、同時に接続できるUSB-HDDは1台のみ。それぞれのHDDに名前を付けることも可能だ。
内蔵HDDとUSB-HDDの録画番組はダビング/ムーブが可能。またUSB-HDD内の番組の追いかけ再生や録画中の別番組再生、おまかせチャプターの付与、ダイジェスト再生、タイトル編集などは、内蔵HDDと同様に行える。ユーザーインターフェースは、XMBの「ビデオ」列にUSB-HDDが表示される仕様だ。
USB-HDDへの録画は、いくつかの動作制限がある。USB-HDDへ録画した番組は、録画した機器でのみ再生が可能。またUSB-HDDへの複数番組の同時録画、x-おまかせ・まる録での自動録画、リモート録画、LAN経由のスカパー! HD録画、CATV LAN録画は行うことはできない。さらにUSB-HDDからBD/DVDへ直接ダビングすることも不可となっている。
そのほかUSB-HDDから直接おでかけ転送することや、USB-HDD上のコンテンツを、ソニールームリンク(DLNA)で配信することもできない。
■AVCエンコーダーは、「インテリジェントエンコーダー3」
AVCエンコーダーは上位機と同様、「インテリジェントエンコーダー3」を搭載。従来からある「新ダイナミックVBR」「ジャンル別エンコーディング」「ビジュアルアテンション」といった機能に加え、新たに画像解析機能「シーン解析エンコーディング」を加えた。
シーン解析エンコーディングでは、入力信号の画像解析とビジュアルアテンションの解析結果、エンコーディングのフィードバック情報を解析し、シーンを特定。「人物」「風景」「動き」「夕景」「夜景」「人物+夜景」「マクロ」などの各シーンに最適なエンコーディングを適応的に行うものだ。
■映像回路は「CREAS 4」を搭載
映像回路は、BDZ-AT750/AT350Sに先行して搭載された「CREAS 4」を採用した。
「CREAS 4」では、「HDリアリティー エンハンサー」や「Super Bit Mapping for Video」、精度を高めた「新I/P変換」などのほか、新たに超解像処理に対応。超解像の効果は3D映像に対しても適用できる。なお、3D映像の高画質化については映像コンテンツに3D識別信号が入っていることが条件となる。具体的には、BS11の放送にはこの識別信号が埋め込まれている。
3D映像の高画質化に対しては「おまかせ画質モード」も搭載。液晶/プラズマ/プロジェクター/有機ELといったモニターの種類と、リビングおまかせ/シアターおまかせ/パワフルおまかせという画質モードの中から好みのものを選択しておくと、再生している映像素材を識別して最適なモードに自動調整する。
さらに、画質モードの「おすすめカスタム値」に「BDシネマ3D」を追加。3D画質をカスタマイズして追求したいユーザーにも配慮している。
■無線LANに対応。「Chan-Toru」でスマホ連携も
ネットワーク系機能では、USB無線LANアダプターに対応し、別売りオプション「UWA-BR100」を利用することで、IEEE802.11b/g/a/nでの無線伝送が行える。
AT750/AT350SではDLNA機能が省略されていたが、今回の3機種はソニールームリンク機能を備え、DLNAサーバー機能やレコ×トルネにも対応している。なお、DLNAのプレーヤー機能やDTCP-IPムーブには非対応となっている。
またVODサービスではアクトビラ ビデオ・フルやアクトビラ ビデオ・ダウンロード、TSUTAYA TVなどに対応している。
そのほかスマートフォン連携では、8月5日にバージョン3.0へ機能向上させた「Chan-Toru」に対応。iPhoneやAndroidスマートフォンでラテ欄形式のEPGを閲覧できるだけでなく、本機では録画タイトルの概要や番組詳細、ファイルサイズなど詳細が閲覧できるようになったほか、録画タイトルの編集、HDD容量の確認なども行えるようになった。
またChan-Toruは、PCやタブレットなど向けの、2タブ構成のユーザーインターフェースのものも新たに用意。より見やすくし、使い勝手を高めている。
■AVCHD Ver 2.0対応。高速起動も継承
カメラ連携機能では、「AVCHD Ver. 2.0」規格に対応。AVCHD 3DとAVCHD Progressiveをサポートすることで、3D動画や60p動画をHDD/BDへ取り込むことが可能になった。取り込んだ映像は、HDD/BD上でカット編集やタイトル結合/分割、プレイリスト作成などが可能。また、MPO形式の3D静止画の取り込みにも対応している。
そのほか高速起動機能では、「0.5秒瞬間起動」や「番組表一発予約」などを従来機から引き続き搭載している。
■モノリシックを継承しながらデザインをブラッシュアップ
デザインコンセプトは従来のモノリシックデザインを継承しながら、細部をブラッシュアップした。AT970TとAT770Tは、前面下段のフロントパネルをアルミシルバーとして高級感を高めた。またトリプルチューナーモデルながら、昨年のダブルチューナーと同じ高さ56mmをキープした。
またAT950Wは、高さをこれまでの56mmから49.5mmと、さらにスリムにした。なお、3機種のリモコンは従来のものと変わっていない。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)
買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSONY
- 型番BDZ-AT970T
- 発売日2011年10月8日
- 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●HDD容量:1TB ●チューナー:地上デジタル(CATVパススルー対応)×3、BS・110度CSデジタル×3 ●記録対応メディア:HDD、BD-RE(Ver2.1、2×まで)、BD-RE XL(Ver3.0、2×まで)、BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3、6×まで)、BD-R XL(Ver.2.0、4×まで)、DVD-RW(CPRM対応 Ver.1.1/1.2、6×まで)、DVD-R(CPRM対応 Ver.2.0/2.1、16×まで) ●入出力端子:HDMI出力×1、D端子出力×1、コンポジット映像入力/出力×1/1、S映像入力/出力×1/1、ステレオ音声入力/出力×1/1、光デジタル音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:42W ●外形寸法:430W×56H×283Dmm(突起部含む) ●質量:約3.7kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSONY
- 型番BDZ-AT950W
- 発売日2011年10月8日
- 価格¥OPEN(予想実売価格120,000円前後)
【SPEC】●HDD容量:1TB ●チューナー:地上デジタル(CATVパススルー対応)×2、BS・110度CSデジタル×2 ●記録対応メディア:HDD、BD-RE(Ver2.1、2×まで)、BD-RE XL(Ver3.0、2×まで)、BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3、6×まで)、BD-R XL(Ver.2.0、4×まで)、DVD-RW(CPRM対応 Ver.1.1/1.2、6×まで)、DVD-R(CPRM対応 Ver.2.0/2.1、16×まで) ●入出力端子:HDMI出力×1、D端子出力×1、コンポジット映像入力/出力×1/1、S映像入力/出力×1/1、ステレオ音声入力/出力×1/1、光デジタル音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:36W ●外形寸法:430W×49.5H×283Dmm(突起部含む) ●質量:約3.4kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドSONY
- 型番BDZ-AT770T
- 発売日2011年10月8日
- 価格¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
【SPEC】●HDD容量:500GB ●チューナー:地上デジタル(CATVパススルー対応)×3、BS・110度CSデジタル×3 ●記録対応メディア:HDD、BD-RE(Ver2.1、2×まで)、BD-RE XL(Ver3.0、2×まで)、BD-R(Ver.1.1/1.2/1.3、6×まで)、BD-R XL(Ver.2.0、4×まで)、DVD-RW(CPRM対応 Ver.1.1/1.2、6×まで)、DVD-R(CPRM対応 Ver.2.0/2.1、16×まで) ●入出力端子:HDMI出力×1、D端子出力×1、コンポジット映像入力/出力×1/1、S映像入力/出力×1/1、ステレオ音声入力/出力×1/1、光デジタル音声出力×1、USB×2、LAN×1 ●消費電力:40W ●外形寸法:430W×56H×283Dmm(突起部含む) ●質量:約3.5kg