「キャズムを越える」
家族で使える「みんなのタブレット」へ − Sony Tablet 発表会レポート
ベルリンで行われているIFA2011で正式に発表された、ソニー初のAndroidタブレット「Sony Tablet」。国内でも本日発売日や価格などが公開され(関連ニュース)、記者向けの発表会が開催された。本稿では発表会の模様をレポートする。
■「ソニーらしさにあふれたタブレット」
初めに登壇したソニー(株)コンスーマープロダクツ&サービスグループ VAIO&Mobile事業本部 副本部長 古海英之氏は、Sony Tabletについて「ソニーらしさにあふれたタブレット」と表現。
古海氏はSony Tabletが4つの特徴を備えているとし、まず「優れたデザイン性」について言及。Sシリーズは偏重心によって持ちやすいこと、Pシリーズは折りたたみが可能な独特のデザインを備えていることなどを説明した。
また古海氏はキビキビとした動作が可能な「サクサクエクスペリエンス」、ソニー製など様々なAV機器と接続して使用できる「テレビなど様々な機器との連携」などについてもアピールした。
最後に挙げたのは様々な「ネットワークサービスへの対応」。Video UnlimitedやPersonal Space by Sony、PlayStation Certified、Reader Storeなどを例として挙げた。製品の詳細については、別項のニュースを参照されたい。
■「みんなのタブレット」へ
販売施策については、ソニーマーケティング(株) 執行役員の松原昭博氏が説明。
松原市は国内タブレットマーケットについて、2011年度は200万台だった市場が、2012年度には320万台になると予測。「大変有望なマーケットとして認識している」とした。
その上で松原氏は、「現段階では、タブレットはまだまだ先進層のもの。キャズムを越えないといけない」とも述べ、普及を大きく拡大させるための方向性について説明した。
ソニーがタブレットの使用状況について説明したところ、「ちょっとした時間にライトに使う使い方、パーソナルな使用がメインだった」という。これでは広がりが得にくいという判断から、松原氏は「ソニーとしては複数人で使えるものとして訴求したい。パーソナルな限定した使い方から、より広がりのある機器として、より多くの方に使ってもらえるものにしたい」と意気込みを述べた。
こういった背景からソニーマーケティングが用意したキャッチコピーは「みんなのタブレット Sony Tablet」。家族や友人など、様々な人が使えるものであるということをアピールしていく。
Sony Tabletの国内展開では、日本に特化したアプリも多数用意する。
まずは「Reader Store」が10月末からSony Tabletに対応し、EPUB 3.0での電子書籍配信を開始する。カラー端末であるSony Tabletが対応機器に加わることで、コンテンツもカラーのものを用意。サービス開始時に雑誌や絵本、写真集など200タイトルを用意するという。
そのほか、Sシリーズ専用アプリとして「ネットフォトフレーム by Life-X」も用意。単なるフォトフレームとしてだけでなく、写真にエフェクトを掛けたり、Life-Xやαcafeの写真をネット経由で表示することが可能だ。
Pシリーズ専用のアプリでは2画面に特化した地図アプリ「PetaMapアプリ by ペタマップ」を用意。これまでのPC版やPSP版ではできなかった、2画面タブレットならではの機能と使い勝手を実現しているという。
■Sony Tabletとドコモのネットワークの組み合わせのメリットを強調
Sony Tabletの3Gモデルは、回線をNTTドコモが提供する。発表会には(株)NTTドコモ プロダクト部 第一商品企画 担当部長の板倉仁嗣氏が壇上に上がった。
板倉氏は現在のタブレットの問題点として「何ができるかわからない、タブレット向けソフトが少ない」ということがある、と指摘。Sony Tabletは、そういった問題点を、様々なエンターテイメントコンテンツで解決できる製品とした。
さらに板倉氏は「ソニーのブランド力と商品力を活かした製品と、ドコモの高品位なネットワークの組み合わせは強力」と述べ、通信品質に強い自信を見せた。また、Sony Tabletでもspモードやドコモマーケットが利用できるとし、販売についても月々サポートの対象となるメリットを訴求した。
■「ソニーらしさにあふれたタブレット」
初めに登壇したソニー(株)コンスーマープロダクツ&サービスグループ VAIO&Mobile事業本部 副本部長 古海英之氏は、Sony Tabletについて「ソニーらしさにあふれたタブレット」と表現。
古海氏はSony Tabletが4つの特徴を備えているとし、まず「優れたデザイン性」について言及。Sシリーズは偏重心によって持ちやすいこと、Pシリーズは折りたたみが可能な独特のデザインを備えていることなどを説明した。
また古海氏はキビキビとした動作が可能な「サクサクエクスペリエンス」、ソニー製など様々なAV機器と接続して使用できる「テレビなど様々な機器との連携」などについてもアピールした。
最後に挙げたのは様々な「ネットワークサービスへの対応」。Video UnlimitedやPersonal Space by Sony、PlayStation Certified、Reader Storeなどを例として挙げた。製品の詳細については、別項のニュースを参照されたい。
■「みんなのタブレット」へ
販売施策については、ソニーマーケティング(株) 執行役員の松原昭博氏が説明。
松原市は国内タブレットマーケットについて、2011年度は200万台だった市場が、2012年度には320万台になると予測。「大変有望なマーケットとして認識している」とした。
その上で松原氏は、「現段階では、タブレットはまだまだ先進層のもの。キャズムを越えないといけない」とも述べ、普及を大きく拡大させるための方向性について説明した。
ソニーがタブレットの使用状況について説明したところ、「ちょっとした時間にライトに使う使い方、パーソナルな使用がメインだった」という。これでは広がりが得にくいという判断から、松原氏は「ソニーとしては複数人で使えるものとして訴求したい。パーソナルな限定した使い方から、より広がりのある機器として、より多くの方に使ってもらえるものにしたい」と意気込みを述べた。
こういった背景からソニーマーケティングが用意したキャッチコピーは「みんなのタブレット Sony Tablet」。家族や友人など、様々な人が使えるものであるということをアピールしていく。
Sony Tabletの国内展開では、日本に特化したアプリも多数用意する。
まずは「Reader Store」が10月末からSony Tabletに対応し、EPUB 3.0での電子書籍配信を開始する。カラー端末であるSony Tabletが対応機器に加わることで、コンテンツもカラーのものを用意。サービス開始時に雑誌や絵本、写真集など200タイトルを用意するという。
そのほか、Sシリーズ専用アプリとして「ネットフォトフレーム by Life-X」も用意。単なるフォトフレームとしてだけでなく、写真にエフェクトを掛けたり、Life-Xやαcafeの写真をネット経由で表示することが可能だ。
Pシリーズ専用のアプリでは2画面に特化した地図アプリ「PetaMapアプリ by ペタマップ」を用意。これまでのPC版やPSP版ではできなかった、2画面タブレットならではの機能と使い勝手を実現しているという。
■Sony Tabletとドコモのネットワークの組み合わせのメリットを強調
Sony Tabletの3Gモデルは、回線をNTTドコモが提供する。発表会には(株)NTTドコモ プロダクト部 第一商品企画 担当部長の板倉仁嗣氏が壇上に上がった。
板倉氏は現在のタブレットの問題点として「何ができるかわからない、タブレット向けソフトが少ない」ということがある、と指摘。Sony Tabletは、そういった問題点を、様々なエンターテイメントコンテンツで解決できる製品とした。
さらに板倉氏は「ソニーのブランド力と商品力を活かした製品と、ドコモの高品位なネットワークの組み合わせは強力」と述べ、通信品質に強い自信を見せた。また、Sony Tabletでもspモードやドコモマーケットが利用できるとし、販売についても月々サポートの対象となるメリットを訴求した。