スマホ/タブレットへの番組持ち出しも可能
KDDIとJCN、Android4.0搭載STBでのサービス提供開始 − “アンドロイドマツケン”も登場
■3波トリプルチューナー搭載 − スマホ/タブレットへの番組持ち出しも
「Smart TV Box」は、Android 4.0を搭載しWi-Fiアクセスポイントとしても利用できるSTB。「ケーブルコンベンション2012」(関連ニュース)や「CEATEC JAPAN 2012」(関連ニュース)で展示されていた製品によるサービスインが正式に発表された格好だ。
日本ケーブルラボによる次世代STB技術仕様(JLabs SPEC-023)に準拠する。放送番組受信のほかに、Google Playストアやケーブルマーケットからのアプリダウンロードが行え、インターネットブラウジングやYouTube視聴などの様々なインターネットサービスを手持ちのテレビで利用できる。au IDで紐づけることにより、auスマートパスの利用やauのアプリストアからのダウンロードも行える。
なお、外部出力としてHDMIやアナログ(ミニピンジャック)、光デジタル音声出力などを装備。USB3系統やSDメモリーカードスロットも備えている。なお、4GBのSDカードが標準で付属する。外形寸法は176W×51H×176Dmm(脚・端子部含む)。
「スマートマックス」および「スマートマックス with タブレット」でのテレビ視聴はUSB-HDDへの録画も可能。Smart TV Boxは3波トリプルチューナーを備え、ダブル録画にも対応している。録画モードはDRのほか、長時間録画1(2倍長時間)、長時間録画2(4倍長時間)の3種類から選択できる。
Smart TV Boxにもアプリ保存用の2GBのストレージを内蔵しているが、録画はUSB-HDDへ行う。基本的にテレビ録画用のHDDであれば前述のUSB-HDD以外のものやNASもできるという。USB-HDDは8台まで登録でき、4台までの同時使用が可能。放送中番組や録画番組、「ビデオパス」やYouTubeなどのコンテンツを一括検索できる「まとめて映像検索」では、もちろん最大4台分のUSB-HDD内のコンテンツが対象になる。
前述のタブレット「LifeTouch L for JCN」やauスマートフォンの一部機種(AQUOS PHONE SERIE SHL21・DIGNO S KYL21)では、録画コンテンツや放送中番組などのDLNAによるストリーミング視聴や、DiXiMアプリによる番組持ち出しも可能。なお、番組持ち出しの際はダビング10を1回分使ってのダビング扱い(※コピーワンスの番組のみムーブ扱い)となる。また、持ち出し時にタブレット用として低画質に変換しながらの転送機能などは備えていない。そのほか、DLNAによる番組視聴は行えないが、下記スマートフォンでも後述するスマホ/タブレット連携機能「アプリリモコン」と「Connect Play(コネクトプレイ)」を利用できる。
G'zOne TYPE-L CAL21
VEGA PTL21
Xperia VL SOL21Optimus G LGL21
GALAXY SIII Progre SCL21
ARROWS Z ISW13F
AQUOS PHONE SL IS15SH
URBANO PROGRESSO
HTC J ISW13HT
なお、同機能においては世界で初めてCS多チャンネルで放送中の番組の同時視聴に対応。そのほか、スマホ/タブレットをリモコンとして使える「アプリリモコン」、Smart TV Boxの動画やゲームなどをスマホ/タブレットで楽しめる「Connect Play」も利用できる。
そのほか、既報の通り「auスマートパス」「うたパス」「ビデオパス」といったauスマートフォン向けサービスも利用可能。すでにスマートフォンなどで同サービスを利用している場合、同じau IDを使うことで追加料金は不要だ。
なお、スマートマックス/スマートマックスwithタブレットサービス用として新たにau IDが1つ付与され、こちらのIDでスマートパスなどに新規加入した場合、auスマートフォンでもスマートパスなどを利用できるようになる。STBにはau IDを10個まで登録でき、マルチアカウントのように使うといったこともできる。