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解像度19,580×12,600

キヤノン、約2億5千万画素CMOS開発。APS-Hで世界最高

公開日 2015/09/07 16:49 編集部:伊藤 麻衣
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キヤノン(株)は、APS-Hサイズ(約29.2×20.2mm)において世界最高画素数となる約2億5,000万画素のCMOSセンサーを開発したと、本日9月7日にアナウンスした。

約2億5,000万画素のCMOSセンサー

本センサーは19,580×12,600の解像度を有し、これは35mmフルサイズ以下においても世界最高となっている。

キヤノンでは、本センサーを搭載した試作カメラでの撮影において、約18km先を飛行する飛行機の機体文字の識別に成功したと発表している。なお、この撮影は光学ズームと電子ズームを組み合わせて行われ、撮影した映像の約4万分の1の領域を拡大して識別したとのこと。

本センサーは、回路の微細化や信号処理技術の進化により、12億5,000万画素/秒という高速での信号読み出しを実現。これにより、5fpsの超多画素な動画を撮影可能だという。この動画は、フルHD(1,920×1,080)の約125倍、4K(3,840×2,160)の約30倍という解像度を有し、トリミングや大幅な拡大を施しても解像感が損なわれることはないとしている。

さらに同社が培ってきたセンサー技術を応用、画素の微細化に対応した構造を採用したことで、高感度・低ノイズも実現させているという。

同社はこの技術について、映像表現分野、特殊監視/防犯機器や超高精細計測機器/産業機器への応用を検討していくとしている。

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