米Amazon、音声操作/会話機能「Alexa」対応Bluetoothスピーカー「Amazon Tap」など2機種

米Amazon.comは、様々な機器に音声操作や会話機能を追加できる「Alexa Voice Service」機能を利用できるようにする「Amazon Echo Dot」と、Bluetoothスピーカー「Amazon Tap」を発表した。

「Echo Dot」は、すでに販売中の「Amazon Echo」もしくはFire TVでAlexa Voice Shoppingを利用できるAmazon Prime会員のみに89.99ドルで発売を開始しており、「Amazon Tap」は3月31日の発売に向けて予約受付を行っている。

「Alexa Voice Service」はアマゾンのクラウドで音声処理などを行うというもの。SiriやOK Googleなどのような会話機能を様々な製品に追加することができるようになる。「Alexa、」と呼びかけてから音楽再生を声で指示したり、ニュースや天気予報を読み上げさせたり、さらにはピザの宅配を頼んだりなどといったことが可能。

「Amazon Echo Dot」は、Bluetoothまたは有線で外部スピーカーと接続して使用する。小さなスピーカーを搭載しており、単体でも時刻や天気を聞いたりなどの軽い操作は行えるが、本機でAmazon Prime MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスを受けて外部スピーカーを通して再生するなどといった使い方ができる。

スマート家電のコントロールにも利用可能。WeMo、Philips Hue、Samsung SmartThings、ecobeeといった各種スマート家電を音声で制御するといったことができる。

「Amazon Tap」は、Alexa内蔵のBluetooth/Wi-Fiスピーカー。販売中の「Amazon Echo」が据え置き型のスピーカーだったのに対し、本機は内蔵バッテリーで駆動するポータブルタイプで、最大約9時間動作が可能。

「Amazon Echo Dot」同様に、Amazon Prime MusicやSpotifyなどに対応。もちろんBluetoothでペアリングしたスマートフォンなどからの音楽も再生できる。

ドルビーの技術を採用したステレオスピーカーを搭載。これにより、爽やかなボーカルと充実した低音を360度すべての方向へ均等に届けるとしている。