新ブランドOpus#からはDSDポタアン参考出展
<ヘッドホン祭>Just ear設立1周年記念イヤホン「Goddess Bless You」
フジヤエービック主催のヘッドホン/イヤホン関連イベント「春のヘッドフォン祭 2016」が東京・中野サンプラザにて開催されている。本記事では、ソニーエンジニアリング、Opus#、WAGNUS.、オーディオデザインの出展内容をレポートする。
■ソニーエンジニアリング
ソニーエンジニアリングは、ソニーのヘッドホン設計を手掛ける耳型職人・松尾伴大氏によるオーダーメイドヘッドホンブランド“Just ear”製品「XJE-MH1」の試聴デモを実施している。今回はJust earブランドの設立1周年を記念して、特別チューニングを施したXJE-MH1のアニバーサリーモデルが披露されており、ブース内は試聴を希望する来場者で溢れている。
これまでのJust ear製品のオーナーには、女性ボーカルをより良く聴きたいというユーザーが多く、それにあわせて1周年記念モデルでは、松尾氏が女性の声の再現性に注力してチューニングを行ったという。販売価格は250,000円(税抜・耳型採取費用別途)。なお、今回の会場限定で10台を受注している(各日5台)。
ちなみにこの1周年記念モデルの愛称は「XJE-MH1 Goddess Bless You」。「女神の吐息を耳元で感じたい、そんな思いでチューニングを行いました。女神達の繊細なハーモニーも、鮮やかに奏でます」とのこと。記者がブースへ伺った際、開発者の松尾氏自ら「1周年でも中2感は失わない」と堂々アピールして下さった。
また、今回は中野サンプラザの別室にて、これまでにJust ear製品を購入したオーナーを招いたトークショーも開催された。こちらでは声優の中村繪里子さんがゲストとして登場し、松尾氏とイヤホントークを行った。
中村さんが「Just earがカスタムしているイヤホンそれぞれにあわせた音楽があって、それが定期的に配信される仕組みができたら面白いのに」といったアイデアを語り、松尾氏が「そう言われると、Just earも配信やろうかなと思っちゃいますね。しかしよく考えてみると、Just earはソニーエンジニアリングのブランドなので、つまりわりと大きなバックがありまして・・・コンテンツも作っていて配信もしていて、再生機器も作っている、そんなソニーさんがやっちゃえば? と思うんですけど」と答えるなど、軽快なトークを繰り広げていた。
■Opus#
OPUS#は、韓国のデジタルAVメーカー The BIT社によるオーディオプレーヤーブランド。今回のイベントでは、その第1弾製品として4月30日からe☆イヤホンで先行発売されるハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「OPUS#1(関連ニュース)」が早速披露されている。なお、e☆イヤホンから先行販売されたあとは、5月下旬頃からその他の販売店で取り扱いが開始されるとのこと。
また、そのほかに「OPUS#11」という名称のDAC内蔵ヘッドホンアンプも参考出展されている。こちらは発売日・価格等の詳細は未定。
内部にSabre ES9018K2Mを搭載しており、USB入力経由で最大384kHz/32bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDネイティブ再生に対応する。出力端子には3.5mmイヤホンジャックを装備。本体はアルミ製で、薄さ約7.9mmというスリムなサイズを実現している。
■WAGNUS.
WAGNUS.は、イヤホン用交換ケーブル“Diamond Dust”シリーズの新バージョン「Nimbus」を参考出展している。
1980年代の旧ソ連の線材を使用したモデルで、線材の数に限りがあるため70本強しか製造がされないという限定品。ゴールデンウィーク明けから直販サイトのみで販売することが予定されている。価格は43,000円(税抜)。ケーブル部に天然石ラブラドライトをあしらったデザインもポイント。
■オーディオデザイン
オーディオデザインは、90%以上のイヤホンをA級駆動できるというポタアン「PEHA-100」と、現在開発中という上位モデル「PEHA-200」の試聴デモを実施している。
参考出展されたPEHA-200は、ポータブルながらDAC部にESSのES9018を搭載するDAC搭載ポタアン。入力端子には2.5mm 4極と角形光デジタルを備え、出力端子には2.5mm 4極を装備する。
DAC部のIVコンバーターとヘッドホンアンプ部には、TI社のオペアンプOPA1622を採用している。電源部は2系統のスイッチング電源により正負電源を発生させる仕組みで、高性能フィルターを搭載しノイズの抑制を図った。本体はアルミ削り出しで、スイッチング電源部は分離されており、ノイズの混入を防ぐ構造としている。
発売は8〜10月頃を予定しているとのこと。価格は未定。
■ソニーエンジニアリング
ソニーエンジニアリングは、ソニーのヘッドホン設計を手掛ける耳型職人・松尾伴大氏によるオーダーメイドヘッドホンブランド“Just ear”製品「XJE-MH1」の試聴デモを実施している。今回はJust earブランドの設立1周年を記念して、特別チューニングを施したXJE-MH1のアニバーサリーモデルが披露されており、ブース内は試聴を希望する来場者で溢れている。
これまでのJust ear製品のオーナーには、女性ボーカルをより良く聴きたいというユーザーが多く、それにあわせて1周年記念モデルでは、松尾氏が女性の声の再現性に注力してチューニングを行ったという。販売価格は250,000円(税抜・耳型採取費用別途)。なお、今回の会場限定で10台を受注している(各日5台)。
ちなみにこの1周年記念モデルの愛称は「XJE-MH1 Goddess Bless You」。「女神の吐息を耳元で感じたい、そんな思いでチューニングを行いました。女神達の繊細なハーモニーも、鮮やかに奏でます」とのこと。記者がブースへ伺った際、開発者の松尾氏自ら「1周年でも中2感は失わない」と堂々アピールして下さった。
また、今回は中野サンプラザの別室にて、これまでにJust ear製品を購入したオーナーを招いたトークショーも開催された。こちらでは声優の中村繪里子さんがゲストとして登場し、松尾氏とイヤホントークを行った。
中村さんが「Just earがカスタムしているイヤホンそれぞれにあわせた音楽があって、それが定期的に配信される仕組みができたら面白いのに」といったアイデアを語り、松尾氏が「そう言われると、Just earも配信やろうかなと思っちゃいますね。しかしよく考えてみると、Just earはソニーエンジニアリングのブランドなので、つまりわりと大きなバックがありまして・・・コンテンツも作っていて配信もしていて、再生機器も作っている、そんなソニーさんがやっちゃえば? と思うんですけど」と答えるなど、軽快なトークを繰り広げていた。
■Opus#
OPUS#は、韓国のデジタルAVメーカー The BIT社によるオーディオプレーヤーブランド。今回のイベントでは、その第1弾製品として4月30日からe☆イヤホンで先行発売されるハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「OPUS#1(関連ニュース)」が早速披露されている。なお、e☆イヤホンから先行販売されたあとは、5月下旬頃からその他の販売店で取り扱いが開始されるとのこと。
また、そのほかに「OPUS#11」という名称のDAC内蔵ヘッドホンアンプも参考出展されている。こちらは発売日・価格等の詳細は未定。
内部にSabre ES9018K2Mを搭載しており、USB入力経由で最大384kHz/32bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSDネイティブ再生に対応する。出力端子には3.5mmイヤホンジャックを装備。本体はアルミ製で、薄さ約7.9mmというスリムなサイズを実現している。
■WAGNUS.
WAGNUS.は、イヤホン用交換ケーブル“Diamond Dust”シリーズの新バージョン「Nimbus」を参考出展している。
1980年代の旧ソ連の線材を使用したモデルで、線材の数に限りがあるため70本強しか製造がされないという限定品。ゴールデンウィーク明けから直販サイトのみで販売することが予定されている。価格は43,000円(税抜)。ケーブル部に天然石ラブラドライトをあしらったデザインもポイント。
■オーディオデザイン
オーディオデザインは、90%以上のイヤホンをA級駆動できるというポタアン「PEHA-100」と、現在開発中という上位モデル「PEHA-200」の試聴デモを実施している。
参考出展されたPEHA-200は、ポータブルながらDAC部にESSのES9018を搭載するDAC搭載ポタアン。入力端子には2.5mm 4極と角形光デジタルを備え、出力端子には2.5mm 4極を装備する。
DAC部のIVコンバーターとヘッドホンアンプ部には、TI社のオペアンプOPA1622を採用している。電源部は2系統のスイッチング電源により正負電源を発生させる仕組みで、高性能フィルターを搭載しノイズの抑制を図った。本体はアルミ削り出しで、スイッチング電源部は分離されており、ノイズの混入を防ぐ構造としている。
発売は8〜10月頃を予定しているとのこと。価格は未定。