4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」も搭載
ソニー、「Backlight Master Drive」搭載の4K/HDR対応最上位ブラビア「Z9D」
ソニーは、今年のCESで技術発表した「Backlight Master Drive」と新たな画質処理プロセッサー「X1 Extreme」を初めて搭載した、同社4K/HDR対応液晶テレビの最上位モデル「BRAVIA Z9Dシリーズ」を10月29日より発売する。サイズ展開と価格は下記の通り。
・KJ-100Z9D(100型)700万円(税抜)
・KJ-75Z9D(75型)\OPEN(予想実売価格100万円前後)
・KJ-65Z9D(65型)\OPEN(予想実売価格70万円前後)
■各種4K HDRサービスに対応。スカパー!4K HDR放送へのアップデート対応も
100インチモデルのみ受注生産となり、11月下旬以降に受注を開始予定。納期は受注後約2ヶ月以上で、受注生産状況によって変動する。7月に「今夏以降に順次発売」と海外発表していた製品(関連ニュース)の国内投入が正式発表された格好。
まず基本的なスペックとしては、Android OSを採用し、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを視聴専用に1基、USB-HDDへの録画専用に1基の合計2基搭載。スカパー!の4Kチューナーも搭載している。
ディスプレイはトリルミナスディスプレイで、4K(3,840×2,160)およびHDRに対応。Netflix、ひかりTV 4K VODのHDR映像が視聴できる(※ひかりTV 4K IP放送には未対応)。Netflix RECOMMENDED TVにも認定されている。
また、スカパー!が開始予定のHDR放送やAmazonビデオでの4K VODにも、後日のアップデートによって対応予定。なお、本機以外の4Kブラビアも2015/2016年モデル(型番末尾に「C」「D」が付くモデル)は同じくアップデートでスカパー!のHDR放送Amazonビデオでの4K VODに対応する予定。
もちろん、Ultra HD Blu-rayプレーヤーを接続することで、UHD BDソフトも視聴可能。そのほか4KアクトビラやdTV、YouTubeの4Kコンテンツも視聴できる。
■従来の直下型LEDより大幅に高密度な「バックライトマスタードライブ
新技術「バックライトマスタードライブ」では、従来の直下型LEDバックライトよりも大幅に高密度でLEDを実装し、各LEDをすべて独立して緻密に制御。いくつかのLEDがゾーンを構成してまとめて制御される従来の直下型バックライトに比べ、LEDのエリア駆動を従来よりも細かく行うことができる。
加えて、同社がカメラなどで培ってきたノウハウも活かした、より緻密な光学設計によって、バックライトのLED光が目標範囲へより正確に照射されるようにも配慮。LEDの光漏れを抑えることで、従来現れがちだったフレアや色の純度低下を防いでいる。
なお、バックライトLEDの実装数や液晶パネルの方式、輝度などのスペックは非公開。スペック数値を公表するとその数値に印象が影響されることもあるため、最終的な画質を純粋に判断して欲しいとの思いから、あえて非公開にしたという。
■4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」で高画質化機能がさらに進化
映像エンジンには、「4K X-Reality PRO」に加えて、“4K高画質プロセッサー”「X1 Extreme」を搭載。2015年モデルから採用してきた「X1」からリアルタイム動画処理能力を1.4倍に向上させ、「HDRリマスター」「デュアル・データベース解析」「Super Bit Mapping 4K HDR」といった機能を実現させた。
「HDRリマスター」は、テレビ放送などSDRの映像信号をHDR相当にする機能。従来のコントラスト強調は画面全体を一様に強調していたため、例えば暗い部分がよく見えるようになる一方で明るい部分が白飛びするといった問題があった。だが、今回のHDRリマスターでは、人物や背景などオブジェクトごとに最適化するため、明るい部分、暗い部分がそれぞれ適正にコントラスト強調される。
なお、HDRリマスターは基本的にすべての映像ソースに対して適用され、ユーザーによるオン/オフ設定などはない。画質モードを「シネマプロ」にした際にのみ、HDRリマスターなどが適用されない設定になる。
「デュアル・データベース解析」では、これまでの超解像用に加え、ノイズ低減用にもデータベースを用意。それぞれのデータベースを参照し、高精度な超解像とノイズ低減とを両立させるという。
そして、これまでBDレコーダーなどで採用していた映像用階調補間技術「Super bit Mapping」が「Super Bit Mapping 4K HDR」へと進化。青空や夕焼けなどグラデーションの滑らかなシーンで生じるバンディングを抑制し、より滑らかな階調表現を実現したとしている。
■Android TVとしての機能も強化
Android TVとしての機能も強化し、裏番組や各種コンテンツを検索する「番組チェック」機能が進化。現在放送中の番組情報を確認できる「放送番組」列に、現在の番組名に加えて、その次に放送される番組名も表示されるようになった。
また、番組ジャンルでコンテンツをソートできる「ジャンル」列を追加。ユーザー自身の好みで任意のジャンルを項目に追加できる。
そのほか従来機から引き続き、パネルは倍速駆動対応で、8倍速表示相当の動画を再現する「モーションフローXR480」や「X-tended Dynamic Range PRO」も搭載している。音声面では圧縮音声の補間技術「DSEE」も備えている。
また、Wi-Fi機能を内蔵し、リモコンは音声検索機能付き。スマートフォンアプリ「Video & TV SideView」との連携にも対応している。
・KJ-100Z9D(100型)700万円(税抜)
・KJ-75Z9D(75型)\OPEN(予想実売価格100万円前後)
・KJ-65Z9D(65型)\OPEN(予想実売価格70万円前後)
■各種4K HDRサービスに対応。スカパー!4K HDR放送へのアップデート対応も
100インチモデルのみ受注生産となり、11月下旬以降に受注を開始予定。納期は受注後約2ヶ月以上で、受注生産状況によって変動する。7月に「今夏以降に順次発売」と海外発表していた製品(関連ニュース)の国内投入が正式発表された格好。
まず基本的なスペックとしては、Android OSを採用し、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを視聴専用に1基、USB-HDDへの録画専用に1基の合計2基搭載。スカパー!の4Kチューナーも搭載している。
ディスプレイはトリルミナスディスプレイで、4K(3,840×2,160)およびHDRに対応。Netflix、ひかりTV 4K VODのHDR映像が視聴できる(※ひかりTV 4K IP放送には未対応)。Netflix RECOMMENDED TVにも認定されている。
また、スカパー!が開始予定のHDR放送やAmazonビデオでの4K VODにも、後日のアップデートによって対応予定。なお、本機以外の4Kブラビアも2015/2016年モデル(型番末尾に「C」「D」が付くモデル)は同じくアップデートでスカパー!のHDR放送Amazonビデオでの4K VODに対応する予定。
もちろん、Ultra HD Blu-rayプレーヤーを接続することで、UHD BDソフトも視聴可能。そのほか4KアクトビラやdTV、YouTubeの4Kコンテンツも視聴できる。
■従来の直下型LEDより大幅に高密度な「バックライトマスタードライブ
新技術「バックライトマスタードライブ」では、従来の直下型LEDバックライトよりも大幅に高密度でLEDを実装し、各LEDをすべて独立して緻密に制御。いくつかのLEDがゾーンを構成してまとめて制御される従来の直下型バックライトに比べ、LEDのエリア駆動を従来よりも細かく行うことができる。
加えて、同社がカメラなどで培ってきたノウハウも活かした、より緻密な光学設計によって、バックライトのLED光が目標範囲へより正確に照射されるようにも配慮。LEDの光漏れを抑えることで、従来現れがちだったフレアや色の純度低下を防いでいる。
なお、バックライトLEDの実装数や液晶パネルの方式、輝度などのスペックは非公開。スペック数値を公表するとその数値に印象が影響されることもあるため、最終的な画質を純粋に判断して欲しいとの思いから、あえて非公開にしたという。
■4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」で高画質化機能がさらに進化
映像エンジンには、「4K X-Reality PRO」に加えて、“4K高画質プロセッサー”「X1 Extreme」を搭載。2015年モデルから採用してきた「X1」からリアルタイム動画処理能力を1.4倍に向上させ、「HDRリマスター」「デュアル・データベース解析」「Super Bit Mapping 4K HDR」といった機能を実現させた。
「HDRリマスター」は、テレビ放送などSDRの映像信号をHDR相当にする機能。従来のコントラスト強調は画面全体を一様に強調していたため、例えば暗い部分がよく見えるようになる一方で明るい部分が白飛びするといった問題があった。だが、今回のHDRリマスターでは、人物や背景などオブジェクトごとに最適化するため、明るい部分、暗い部分がそれぞれ適正にコントラスト強調される。
なお、HDRリマスターは基本的にすべての映像ソースに対して適用され、ユーザーによるオン/オフ設定などはない。画質モードを「シネマプロ」にした際にのみ、HDRリマスターなどが適用されない設定になる。
「デュアル・データベース解析」では、これまでの超解像用に加え、ノイズ低減用にもデータベースを用意。それぞれのデータベースを参照し、高精度な超解像とノイズ低減とを両立させるという。
そして、これまでBDレコーダーなどで採用していた映像用階調補間技術「Super bit Mapping」が「Super Bit Mapping 4K HDR」へと進化。青空や夕焼けなどグラデーションの滑らかなシーンで生じるバンディングを抑制し、より滑らかな階調表現を実現したとしている。
■Android TVとしての機能も強化
Android TVとしての機能も強化し、裏番組や各種コンテンツを検索する「番組チェック」機能が進化。現在放送中の番組情報を確認できる「放送番組」列に、現在の番組名に加えて、その次に放送される番組名も表示されるようになった。
また、番組ジャンルでコンテンツをソートできる「ジャンル」列を追加。ユーザー自身の好みで任意のジャンルを項目に追加できる。
そのほか従来機から引き続き、パネルは倍速駆動対応で、8倍速表示相当の動画を再現する「モーションフローXR480」や「X-tended Dynamic Range PRO」も搭載している。音声面では圧縮音声の補間技術「DSEE」も備えている。
また、Wi-Fi機能を内蔵し、リモコンは音声検索機能付き。スマートフォンアプリ「Video & TV SideView」との連携にも対応している。
関連リンク
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドSONY
- 型番KJ-100Z9D
- 発売日2016年11月下旬
- 価格¥7,000,000(税抜)
【SPEC】●サイズ:100型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2 ●画素数:3,840×2,160 ●使用スピーカー:トゥイーター×2、ウーファー×2 ●実用最大出力:20W(10W×2) ●入出力端子:コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2、HDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、アナログ音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:782W(待機時0.5W) ●外形寸法:2,258W×1,393H×504Dmm(スタンド含む) ●質量:144.8kg(スタンド含む)
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドSONY
- 型番KJ-75Z9D
- 発売日2016年10月29日
- 価格¥OPEN(予想実売価格1,000,000円前後)
【SPEC】●サイズ:75型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2 ●画素数:3,840×2,160 ●使用スピーカー:フルレンジ×2 ●実用最大出力:20W(10W×2) ●入出力端子:コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2、HDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、アナログ音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:443W(待機時0.5W) ●外形寸法:1,684W×1,047H×278Dmm(スタンド含む) ●質量:45.1kg(スタンド含む)
- ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
- ブランドSONY
- 型番KJ-65Z9D
- 発売日2016年10月29日
- 価格¥OPEN(予想実売価格700,000円前後)
【SPEC】●サイズ:65型 ●チューナー:地上/BS/110度CSデジタル×2 ●画素数:3,840×2,160 ●使用スピーカー:フルレンジ×2 ●実用最大出力:20W(10W×2) ●入出力端子:コンポーネント入力×1、ビデオ入力×2、HDMI入力×4、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、アナログ音声出力×1、USB×3、LAN×1 ●消費電力:337W(待機時0.5W) ●外形寸法:1,462W×920H×268Dmm(スタンド含む) ●質量:35.7kg(スタンド含む)