約16万円前後
ソニー、最上位サウンドバー「HT-ST5000」。アトモス/DTS:X対応、Google Home操作も
ソニーは、サウンドバーの最上位機「HT-ST5000」を11月18日に発売する。価格はオープンだが16万円前後での販売が予想される。
今年1月にCESで発表された同社サウンドバーのフラグシップ機が、DTS:X対応や地デジのAAC対応などを行い、いよいよ日本市場に投入される。海外発表時のインタビュー記事はこちら。
■ドルビーアトモス/DTS:X対応。HDRパススルーも可能
サラウンドフォーマットでは、ドルビーアトモスとDTS:Xに対応。また新たに4K/HDRにも対応。HDR(HDR10/ドルビービジョン)のパススルーに対応し、Ultra HD Blu-rayプレーヤーなどを接続しやすくなった。
また音質は、同じグループのソニー・ピクチャーズなどとともに、「オールソニー体制で作り上げた」(ソニーマーケティング担当者)という。
サウンドバー部のスピーカーは、複数のスピーカーを横直線上に並べたアレイスピーカー構成。これにワイヤレスサブウーファーを組み合わせる。チャンネル数の表記では7.1.2ch構成となる。
バー本体の左右にイネーブルドスピーカーを設け、天井で音を反射させるトップスピーカーの役割を再現する。サウンドバー本体とサブウーファーというシンプルなシステムで、左右だけでなく上方向からも包み込こまれる音場を再現する。
HT-ST9で培った波面制御技術を活用し、それに新開発のDSPを組み合わせたソニー独自のサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」も備えている。
また新開発のイネーブルドスピーカーやサブウーファーも加えることで、「迫力ある解像度の高い空間と、オブジェクトの自在な動きを両立させた」(同)としている。
■スピーカーをすべて独立アンプで駆動
またスピーカーは、12ch分に及ぶ左右チャンネルのスピーカーを、すべて独立したアンプで鳴らすという贅沢な構成を採用。アンプには同社独自のデジタルアンプ技術「S-Master HX」を用いている。
各スピーカーをダイレクトに駆動することによって、スピーカーケーブルを使った場合に生じる共通インピーダンス由来の音質劣化が避けられ、中低域と高域の相互干渉もなくなる。
なお独立アンプ駆動では、トゥイーターとウーファーで位相のずれが発生することがあるが、本機では「タイムアライメントプロセッサー」によって時間軸の補正を行い、位相ずれを抑えている。
フロントL/Rとセンタースピーカーは同軸スピーカーを採用。これにより点音源再生とワイドレンジ再生を両立している。なおスピーカーは、イネーブルドスピーカーを含め、すべて「磁性流体スピーカー」としている。これはボイスコイルをダンパーではなく磁力で支えるもので、ダンパーを排除することで歪みを低減させている。
サブウーファーは新たにΣ磁気回路を採用。これにより歪みをさらに抑えられ、原音に忠実な低音再生を実現する。
そのほか高音質はんだや高音質表面実装抵抗「ファインサウンドレジスター」など、音質を高めるためのパーツを多数搭載している。
■通常音源も高さ方向を加えたサラウンド音場で再生
本機は、Blu-rayなどの通常の音源も、アップミックスによって高さ方向を加えたサラウンド音場に変えて再生することが可能。アップミキシング技術はドルビーの「Dolby Surround」とDTS「Neural:X」に両対応しており、どちらを使うかを設定から選択できる。
なお、このアップミキサーはリモコンの「サウンドフィールド」を押し、「3Dサラウンド」モードを選択することで適用することが可能。
そのほか、コンテンツに最適なサウンドフィールドを自動選択する「ClearAudio+」技術も備えており、これもリモコンに専用ボタンを備えている。
Bluetoothは受信と送信に両対応。コーデックはSBC、AACのほか、ソニーが開発したハイレゾ相当の音質を実現するLDACにも対応している。またNFCによるワンタッチペアリングも可能。
ネットワークはイーサネット端子を備えているほか、Wi-Fiも内蔵している。 「Sony | Music Center」アプリに対応し、ワイヤレスマルチルームシステムを構築可能だ。
Chromecast built-inに対応しているほか、Googleアシスタントのクライアント機能「works with Googleアシスタント」にも対応。Google Homeからの音声操作で本機を操作することが可能だ。さらにSpotify Connect対応スピーカーとしても利用できる。
ハイレゾ再生にも対応。またDSEE HXも備えており、非ハイレゾ音源をハイレゾ相当にアップコンバートして再生することができる。
■設置性や操作性を高める細かな工夫も
筐体はアルミ素材を採用。リビングに置いた際の高級感にこだわった。なおスピーカーグリルは着脱可能で、マグネットで固定する。
HDMI入力は3系統、出力は1系統。上述の通り、ドルビービジョンを含むHDR信号のパススルー出力に対応している。またHDCP 2.2にも対応している。
また設置性を高める取り組みでは、バースピーカーの背面下部に1cm程度の切れ込みを設けている。これによって、たとえば“BRAVIA”Z9Dシリーズなどと組み合わせたとき、よりテレビに近づけて設置することができ、システム全体の奥行きをより短くできる。
リモコンは「電源」「画面表示」など各ボタンが日本語で表記されており、わかりやすさを高めている。
サウンドバーの本体サイズは1,180W×80H×145Dmm、質量は8.2kg。サブウーファーのサイズは248W×403H×426Dmm、質量は14.1kg。
今年1月にCESで発表された同社サウンドバーのフラグシップ機が、DTS:X対応や地デジのAAC対応などを行い、いよいよ日本市場に投入される。海外発表時のインタビュー記事はこちら。
■ドルビーアトモス/DTS:X対応。HDRパススルーも可能
サラウンドフォーマットでは、ドルビーアトモスとDTS:Xに対応。また新たに4K/HDRにも対応。HDR(HDR10/ドルビービジョン)のパススルーに対応し、Ultra HD Blu-rayプレーヤーなどを接続しやすくなった。
また音質は、同じグループのソニー・ピクチャーズなどとともに、「オールソニー体制で作り上げた」(ソニーマーケティング担当者)という。
サウンドバー部のスピーカーは、複数のスピーカーを横直線上に並べたアレイスピーカー構成。これにワイヤレスサブウーファーを組み合わせる。チャンネル数の表記では7.1.2ch構成となる。
バー本体の左右にイネーブルドスピーカーを設け、天井で音を反射させるトップスピーカーの役割を再現する。サウンドバー本体とサブウーファーというシンプルなシステムで、左右だけでなく上方向からも包み込こまれる音場を再現する。
HT-ST9で培った波面制御技術を活用し、それに新開発のDSPを組み合わせたソニー独自のサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」も備えている。
また新開発のイネーブルドスピーカーやサブウーファーも加えることで、「迫力ある解像度の高い空間と、オブジェクトの自在な動きを両立させた」(同)としている。
■スピーカーをすべて独立アンプで駆動
またスピーカーは、12ch分に及ぶ左右チャンネルのスピーカーを、すべて独立したアンプで鳴らすという贅沢な構成を採用。アンプには同社独自のデジタルアンプ技術「S-Master HX」を用いている。
各スピーカーをダイレクトに駆動することによって、スピーカーケーブルを使った場合に生じる共通インピーダンス由来の音質劣化が避けられ、中低域と高域の相互干渉もなくなる。
なお独立アンプ駆動では、トゥイーターとウーファーで位相のずれが発生することがあるが、本機では「タイムアライメントプロセッサー」によって時間軸の補正を行い、位相ずれを抑えている。
フロントL/Rとセンタースピーカーは同軸スピーカーを採用。これにより点音源再生とワイドレンジ再生を両立している。なおスピーカーは、イネーブルドスピーカーを含め、すべて「磁性流体スピーカー」としている。これはボイスコイルをダンパーではなく磁力で支えるもので、ダンパーを排除することで歪みを低減させている。
サブウーファーは新たにΣ磁気回路を採用。これにより歪みをさらに抑えられ、原音に忠実な低音再生を実現する。
そのほか高音質はんだや高音質表面実装抵抗「ファインサウンドレジスター」など、音質を高めるためのパーツを多数搭載している。
■通常音源も高さ方向を加えたサラウンド音場で再生
本機は、Blu-rayなどの通常の音源も、アップミックスによって高さ方向を加えたサラウンド音場に変えて再生することが可能。アップミキシング技術はドルビーの「Dolby Surround」とDTS「Neural:X」に両対応しており、どちらを使うかを設定から選択できる。
なお、このアップミキサーはリモコンの「サウンドフィールド」を押し、「3Dサラウンド」モードを選択することで適用することが可能。
そのほか、コンテンツに最適なサウンドフィールドを自動選択する「ClearAudio+」技術も備えており、これもリモコンに専用ボタンを備えている。
Bluetoothは受信と送信に両対応。コーデックはSBC、AACのほか、ソニーが開発したハイレゾ相当の音質を実現するLDACにも対応している。またNFCによるワンタッチペアリングも可能。
ネットワークはイーサネット端子を備えているほか、Wi-Fiも内蔵している。 「Sony | Music Center」アプリに対応し、ワイヤレスマルチルームシステムを構築可能だ。
Chromecast built-inに対応しているほか、Googleアシスタントのクライアント機能「works with Googleアシスタント」にも対応。Google Homeからの音声操作で本機を操作することが可能だ。さらにSpotify Connect対応スピーカーとしても利用できる。
ハイレゾ再生にも対応。またDSEE HXも備えており、非ハイレゾ音源をハイレゾ相当にアップコンバートして再生することができる。
■設置性や操作性を高める細かな工夫も
筐体はアルミ素材を採用。リビングに置いた際の高級感にこだわった。なおスピーカーグリルは着脱可能で、マグネットで固定する。
HDMI入力は3系統、出力は1系統。上述の通り、ドルビービジョンを含むHDR信号のパススルー出力に対応している。またHDCP 2.2にも対応している。
また設置性を高める取り組みでは、バースピーカーの背面下部に1cm程度の切れ込みを設けている。これによって、たとえば“BRAVIA”Z9Dシリーズなどと組み合わせたとき、よりテレビに近づけて設置することができ、システム全体の奥行きをより短くできる。
リモコンは「電源」「画面表示」など各ボタンが日本語で表記されており、わかりやすさを高めている。
サウンドバーの本体サイズは1,180W×80H×145Dmm、質量は8.2kg。サブウーファーのサイズは248W×403H×426Dmm、質量は14.1kg。
関連リンク
トピック
- ジャンルスピーカーシステム
- ブランドSONY
- 型番HT-ST5000
- 発売日2017年11月18日
- 価格¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
【SPEC】●実用最大出力:実用最大出力合計値 800W、フロント 50W×2+50W×2、センター 50W×6(サラウンド共用)、トップ 50W×2、サブウーファー 200W ●消費電力:(待機時)本体 バースピーカー:約90W(約0.5W以下)、サブウーファー:約30W(約0.5W以下) ●外形寸法:バースピーカー 約1,180W×80H×145Dmm、サブウーファー 約248W×403H×426Dmm ●質量:バースピーカー 約8.8kg、サブウーファー 約14.5kg