IC-CONNECTから参考出展多数
<ポタフェス>日本上陸のHAYLOUがさっそく登場/Jabraやゼンハイザーなど常連ブランドブースも盛況
ポータブルオーディオの展示試聴イベント「ポタフェス2022」が、12月17日-18日に秋葉原で開催されている。
本稿ではイベントに出展する多くのブースの中から、HAYLOU、Jabra、ゼンハイザー、ローランド/V-MODA、IC-CONNECTの模様をレポートする。
■HAYLOU
HAYLOUは、今冬に日本へ本格上陸したばかりの中国イヤホンブランドだ。ブースでは発売されたばかりの骨伝導イヤホン「PurFree BC01」、ハイブリッド型完全ワイヤレスイヤホン「W1」に加えて、現在クラウドファンディング中のオープン型イヤホン「PurFree Buds」も用意された。
「PurFree Buds」は耳をふさがないオープンイヤー構造を採用した完全ワイヤレスイヤホン。16.2mmと大型のドライバーを搭載している。近ごろオープン型のイヤホンが人気を伸ばしていることもあり、ブースには試聴に並ぶ来場者が絶えなかった。なお本モデルは現在、GREEN FUNDINGにてプロジェクトが実施されており、今回のポタフェスではGREEN FUNDINGのブースでも同モデルが体験できるようだ。
また骨伝導イヤホンのPurFree BC01、およびハイブリッド型完全ワイヤレスのW1は、PurFree Budsとは違いすでに12月13日から販売開始されている。価格はBC01が17,980円、W1が8,800円(ともに税込)。PurFree BC01は骨伝導ながらも、ブランド独自の “Haylou Surround” 技術により、深みのある重低音を追求しているモデル。またW1は、Knowles製のBAドライバーと7mmのダイナミックドライバーを搭載する完全ワイヤレスイヤホンとなる。
そのほか同ブースでは、HAYLOUを取り扱うロア・インターナショナルのオリジナルブランド「HACRAY」の製品も展示。音楽プレーヤー機能を搭載する骨伝導イヤホン「SeaHorse」なども試せるようになっていた。
■Jabra
Jabraでは完全ワイヤレスイヤホンを中心にラインナップが勢揃い。エントリーモデルの「Elite 3」から最上位の「Elite 7 Pro」まで、多くのモデルを実際に試すことができるようになっている。
その中でも注目されていたのが、ラインナップの中で一番新しい、9月に発売された「Elite 5」。18,480円(税込)という価格ながらも、イヤホン内外に備えたフィードフォワード/フィードバックマイクによるハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能するモデルだ。片側3基ずつ合計6基のマイクを搭載し、ノイズキャンセリングだけでなく、音声通話の品質にも力が入れられている。
ブースでは試聴したユーザーを対象に、オリジナルステッカーをプレゼントしている。特にSNSのフォローなどをしなくても貰えるとのことなので、気になる方はJabraブースも忘れずに訪問したいところだ。
■ゼンハイザー
ゼンハイザーでは今年8月に発売されたワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」をはじめ、同社のラインナップが多数登場。MOMENTUM True Wireless 3といった完全ワイヤレスイヤホンに加えて、IE 900、IE 600、IE 300といった有線イヤホンも用意されている。
また有線ヘッドホンについても、ヘッドホンアンプ「HDV 820」とともに開放型の「HD 800 S」と密閉型の「HD 820」を用意。そのほかブースでは、試聴&SNSをフォローしたユーザーを対象に、ロゴ入りポーチを配布。すでにSNSをフォローしているユーザーも対象だという。
■ローランド/V-MODA
常に試聴する人が途切れず盛り上がりを見せていたのが、ローランドとV-MODAのブースだ。
出展内容の中で人気だったのが、V-MODAの新モデル「Crossfade 3 Wireless」。ハウジング内部に新素材をしつつ、独自開発の50mmデュアル・ダイヤフラム・ドライバーの搭載により、没入感の向上を目指している。8月に発売された新しいヘッドホンということもあり、気になるユーザーも多いようだ。
ちなみに「RH-300」を始めとしたローランドのモニターヘッドホンは、意外にもポタフェス初出展だという。モニター用ということで出展対象に選んでいなかったが、フラット感のあるサウンドを求めるユーザーからの声を受けて、展示を決めたとのこと。実際に取材中にもモニターヘッドホンを代わる代わる試す来場者の姿が見られた。
■IC-CONNECT
IC-CONNECTでは、同社が取り扱うAstrotec、Audirect、IKKO、MUZEN、OSTRYといったブランドの製品を多数出展。また発売・発表前の製品もいくつか参考展示されており、いち早くサウンドを体験できるようになっていた。
ポタフェス初披露となるIKKO「ITB03」は、BluetoothレシーバーとUSB DACの機能を備えるモデル。年内の発売を予定しており、価格は22,000円(税込)となる。DACチップには「AK4377」をデュアル搭載し、BluetoothコーデックはaptX adaptiveもサポート。イヤホン端子は3.5mmシングルおよび4.4mmバランスとなり、最大96kHz/32bitの光出力も行える。
Astrotecでは、イヤホン「AM800 2023Ver」を参考出展。同ブランドのエントリーモデル「AM800」のリメイクとなり、ボディは従来から継承しつつも、ドライバーとケーブルを変更している。ドライバーはΦ10mmのダイナミック型で、永久磁石を採用。またケーブルには銀メッキ高純度単結晶銅線を採用する。こちらは6,000円程度で年明けに発売する予定とのこと。
またAudirectからは、5gの小型オーディオ変換アダプター「ATOM3」を10,000円前後で年内発売予定だという。展示されていたのはLightning to 3.5mmモデルとなるが、USB Type-Cモデルも投入すると話していた。
ATMO3はDACチップに「ESS9280ACPRO」を搭載し、最大768kHz/32bitのPCMとDSD512をサポート。フェムト秒クラスの水晶発振器を搭載する。THD+Nは0.0004%で、再生周波数帯域は20Hz - 40kHz。外形寸法は11W×11H×25Dmmとなる。
本稿ではイベントに出展する多くのブースの中から、HAYLOU、Jabra、ゼンハイザー、ローランド/V-MODA、IC-CONNECTの模様をレポートする。
■HAYLOU
HAYLOUは、今冬に日本へ本格上陸したばかりの中国イヤホンブランドだ。ブースでは発売されたばかりの骨伝導イヤホン「PurFree BC01」、ハイブリッド型完全ワイヤレスイヤホン「W1」に加えて、現在クラウドファンディング中のオープン型イヤホン「PurFree Buds」も用意された。
「PurFree Buds」は耳をふさがないオープンイヤー構造を採用した完全ワイヤレスイヤホン。16.2mmと大型のドライバーを搭載している。近ごろオープン型のイヤホンが人気を伸ばしていることもあり、ブースには試聴に並ぶ来場者が絶えなかった。なお本モデルは現在、GREEN FUNDINGにてプロジェクトが実施されており、今回のポタフェスではGREEN FUNDINGのブースでも同モデルが体験できるようだ。
また骨伝導イヤホンのPurFree BC01、およびハイブリッド型完全ワイヤレスのW1は、PurFree Budsとは違いすでに12月13日から販売開始されている。価格はBC01が17,980円、W1が8,800円(ともに税込)。PurFree BC01は骨伝導ながらも、ブランド独自の “Haylou Surround” 技術により、深みのある重低音を追求しているモデル。またW1は、Knowles製のBAドライバーと7mmのダイナミックドライバーを搭載する完全ワイヤレスイヤホンとなる。
そのほか同ブースでは、HAYLOUを取り扱うロア・インターナショナルのオリジナルブランド「HACRAY」の製品も展示。音楽プレーヤー機能を搭載する骨伝導イヤホン「SeaHorse」なども試せるようになっていた。
■Jabra
Jabraでは完全ワイヤレスイヤホンを中心にラインナップが勢揃い。エントリーモデルの「Elite 3」から最上位の「Elite 7 Pro」まで、多くのモデルを実際に試すことができるようになっている。
その中でも注目されていたのが、ラインナップの中で一番新しい、9月に発売された「Elite 5」。18,480円(税込)という価格ながらも、イヤホン内外に備えたフィードフォワード/フィードバックマイクによるハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能するモデルだ。片側3基ずつ合計6基のマイクを搭載し、ノイズキャンセリングだけでなく、音声通話の品質にも力が入れられている。
ブースでは試聴したユーザーを対象に、オリジナルステッカーをプレゼントしている。特にSNSのフォローなどをしなくても貰えるとのことなので、気になる方はJabraブースも忘れずに訪問したいところだ。
■ゼンハイザー
ゼンハイザーでは今年8月に発売されたワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」をはじめ、同社のラインナップが多数登場。MOMENTUM True Wireless 3といった完全ワイヤレスイヤホンに加えて、IE 900、IE 600、IE 300といった有線イヤホンも用意されている。
また有線ヘッドホンについても、ヘッドホンアンプ「HDV 820」とともに開放型の「HD 800 S」と密閉型の「HD 820」を用意。そのほかブースでは、試聴&SNSをフォローしたユーザーを対象に、ロゴ入りポーチを配布。すでにSNSをフォローしているユーザーも対象だという。
■ローランド/V-MODA
常に試聴する人が途切れず盛り上がりを見せていたのが、ローランドとV-MODAのブースだ。
出展内容の中で人気だったのが、V-MODAの新モデル「Crossfade 3 Wireless」。ハウジング内部に新素材をしつつ、独自開発の50mmデュアル・ダイヤフラム・ドライバーの搭載により、没入感の向上を目指している。8月に発売された新しいヘッドホンということもあり、気になるユーザーも多いようだ。
ちなみに「RH-300」を始めとしたローランドのモニターヘッドホンは、意外にもポタフェス初出展だという。モニター用ということで出展対象に選んでいなかったが、フラット感のあるサウンドを求めるユーザーからの声を受けて、展示を決めたとのこと。実際に取材中にもモニターヘッドホンを代わる代わる試す来場者の姿が見られた。
■IC-CONNECT
IC-CONNECTでは、同社が取り扱うAstrotec、Audirect、IKKO、MUZEN、OSTRYといったブランドの製品を多数出展。また発売・発表前の製品もいくつか参考展示されており、いち早くサウンドを体験できるようになっていた。
ポタフェス初披露となるIKKO「ITB03」は、BluetoothレシーバーとUSB DACの機能を備えるモデル。年内の発売を予定しており、価格は22,000円(税込)となる。DACチップには「AK4377」をデュアル搭載し、BluetoothコーデックはaptX adaptiveもサポート。イヤホン端子は3.5mmシングルおよび4.4mmバランスとなり、最大96kHz/32bitの光出力も行える。
Astrotecでは、イヤホン「AM800 2023Ver」を参考出展。同ブランドのエントリーモデル「AM800」のリメイクとなり、ボディは従来から継承しつつも、ドライバーとケーブルを変更している。ドライバーはΦ10mmのダイナミック型で、永久磁石を採用。またケーブルには銀メッキ高純度単結晶銅線を採用する。こちらは6,000円程度で年明けに発売する予定とのこと。
またAudirectからは、5gの小型オーディオ変換アダプター「ATOM3」を10,000円前後で年内発売予定だという。展示されていたのはLightning to 3.5mmモデルとなるが、USB Type-Cモデルも投入すると話していた。
ATMO3はDACチップに「ESS9280ACPRO」を搭載し、最大768kHz/32bitのPCMとDSD512をサポート。フェムト秒クラスの水晶発振器を搭載する。THD+Nは0.0004%で、再生周波数帯域は20Hz - 40kHz。外形寸法は11W×11H×25Dmmとなる。