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FEAシミュレーションに基づく独自構造も

TANCHJIM、独自ドライバーDMT5搭載のダイナミック型イヤホン「ORIGIN」

公開日 2024/02/21 00:00 編集部 : 伴 修二郎
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合同会社地球世界は、TANCHJIM(タンジジム)からブランド独自の第5世代DMTダイナミックドライバーを搭載したイヤホン「ORIGIN(オリジン)」を、2月23日(金)より発売する。価格はオープンだが、市場では税込42,000円前後での実売が予想される。

「ORIGIN」

ブランド独自開発のドライバーユニット「第5世代DMTダイナミックドライバー(DMT5)」1基を搭載。前世代のDMT4に比べ、磁束の強さや歪みの小ささ、ダイナミクス、効率といった性能を全面的に強化。THDが低いため、音色の再現性、音場の広さ、定位の正確さ、分離にも優れるとアピールしている。

独自の第5世代DMTダイナミックドライバーを搭載

また、磁気回路と音響チャンバーに合わせて特別に設計した複合振動板を採用。特定の低域振動において理想的な振動特性を備えるとともに、柔軟性と剛性のバランスを取ることで、振動板全体で大きなダイナミック性能を実現したという。

柔軟性と剛性を両立した複合振動板

加えて、FEAシミュレーションに基づき形状を最適化した、真ちゅう製のウェーブガイドパーツを装着。内側に刻まれた特殊な波状パターンにより、高域のエネルギー伝達効率などの改善を図っている。

さらに、バックチャンバー構造とガイド付きリーケージバルブ構造も搭載。ケーブルコネクター付近のポートを通じて内部の空気圧を調整し、DMT5のダイナミックレンジをより向上させるとのこと。

ガイド付きリーケージバルブ構造

ノズルはネジ式のクイックリリース構造を採用し、付属のノズルを付け替えてチューニングが可能。標準ノズル(S - Standard)、ダイナミックノズル(D - Dynamic)、ライトクリアノズル(L - Light)の3種類を用意する。ノズルにはステンレスと防水音響フィルターを組み合わせた二重構造のフィルターを装着。異物や水分の侵入を防ぎつつ、高音域を滑らかで自然な印象にするという。

3種類のノズルを交換することでサウンドが変化する

筐体は多数の耳型データに基づいた設計によって、快適な装着感を実現したとアピール。外観には丸みを帯びた滑らかなミラーキャビティと、立体的なロゴデザインを採用した。素材には食品グレードの304ステンレス鋼を用いることで、耐腐食性と耐久性を高めている。

多数の耳型データに基づくというハウジング

ケーブルには、ステンレス製パーツを用いた高純度6N無酸素銅銀メッキケーブルを同梱。リッツ構造により柔らかさと耐酸化性を高めつつ、ワイヤー間隔と線径を精密に調整することで、ロスレスでバランスの取れたクリアなサウンドを実現するという。コネクターは0.78mm 2Pin、プラグは金メッキ仕様の3.5mmシングルエンドとなる。

高純度6N無酸素銅銀メッキケーブルを標準付属

イヤーピースは、ブランド独自の「T-APB 気圧バランスイヤーピース」が付属。イヤーピース内部の空気を外部へ排出できる設計で、気圧の違いによる装着疲労や音の偏りを軽減するとしている。

「T-APB 気圧バランスイヤーピース」

再生周波数帯域は2Hz - 48kHz、インピーダンスは16Ω、感度は126dB/Vrms。

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