専用アプリを用意
スマホ写真を“チェキ”にできるプリンター「instax mini Link」。相性診断など複数人で“遊べる”ユニーク機能搭載
富士フイルムは、スマホで撮影した画像をチェキプリントにできるスマホ用プリンター“チェキ”「instax mini Link」を10月11日から発売する。価格はオープンだが、13,500円前後での実売を想定する。
instax mini Link(以下Link)では、専用アプリを用いることでBluetooth伝送によりスマホの画像をチェキプリントに出力することが可能。本体は手のひらサイズで約200gとコンパクトなため持ち運びやすいとしている。
“みんなで「遊べる」スマホプリンター”として、専用アプリには、動画からベストショットを選んでプリントする「Video Print」や、最大5人が各自のスマホから好きな画像を同時に送って1枚のチェキプリントに出力できる「Party Print」、相手との相性診断ができる「Match Test」など、大人数で一緒に楽しめるユニークな機能を多数搭載している。
Match Testはおみくじのような仕組みで、アプリ上では結果を見ることはできず、プリントされて画像が浮かび上がってくるまで分からないとのこと。ワンタッチですぐ相性診断できるほか、撮影後にいくつかの質問に答えることでより詳細に診断することもできる。
最大5人で1つの画像を作成できるParty Printでは、「サプライズモード」をONにすると自分以外のメンバーの画像が非表示となり、こちらもプリントされるまでどういったコラージュ画像になるか分からない仕様となっている。
アプリ上では、選択もしくは撮影した画像のズームイン/アウトもタッチ操作で行える。27種類のデザインフレームや14種類のコラージュ、3種類のスプリット(1枚の写真を2枚に分割できるデザイン)なども用意。画像フィルターや明るさ、コントラスト、彩度の調整機能も備えるほか、細かな製品設定も行える。プリント出力時間は、データを転送してから約12秒と素早く印刷できる。
Link本体にはモーションセンサーを搭載しており、専用アプリを使ってスマホで写真を撮影する際にリモコンとして使うことも可能。Link中央部の電源ボタン面を下に向けることでズームイン、上に向けるとズームアウトができるほか、電源ボタンを押すとシャッターを切ることもできる。さらに、大人数の集合写真を撮影したい際など、スマホから離れた場所でもLinkを操作することで撮影できる。
またアプリの表示画面も本体のモーションセンサーと連動。本体を縦向きにすると「プリントモード(画像選択する「Simple Print」/動画から画像を切り取る「Video Print」/撮影モード「instax Camera」)」を縦表示で右側に、横向きにすると「ファンモード(フレーム選択する「Frame Print」/複数写真をコラージュする「Collage Print」/相性診断「Match Test」/最大5人で使える「Party Print」)が横表示で画面下部に表示される。
プリント出力部を下に向け、中央のボタンを一度押すと再プリントも可能。専用アプリからスワイプアップするとLinkに画像データを転送できるなど、直感的に操作できる点も特長とする。この操作性と小型・軽量かつシンプルなデザインが評価され、2019年度のグッドデザイン賞も受賞している。
本体カラーはダスキーピンク、アッシュホワイト、ダークデニムの3色を用意。また同カラーで収納用のニットケースも登場予定だ。本体サイズは90.3W×124.5H×34.6Dmm。表示画面などは一切なく、操作系は中央部のボタンのみ。ボタン部分にはLEDを搭載し、電源ON、印刷時などでカラーが変わる。リチウムイオン電池を内蔵し、約80分〜120分でフル充電可能。充電用USBケーブルを付属し、充電残量はアプリ画面上で確認できる。
また、Linkの発売にあわせて、光沢あるフレームで写真を華やかに見せるミニフィルム「MERMAID TAIL(マーメイド テイル)」(価格OPEN・実売想定価格800円前後)も同時に発表。こちらは10月18日の発売となる。
同社は本日、富士フイルム「instax “チェキ”新製品発表会」を開催。代表取締役社長・COOの助野健児氏、執行役員・イメージング事業部長の宮ア剛氏、イメージング事業部次長の的場隆一氏が登壇し、新製品「Link」の紹介のほか、同社の事業展開についても語られた。
助野氏は「富士フイルムは、イノベーションに挑戦し続ける企業姿勢のもと、写真撮影・プリントだけに留まらず幅広い領域で事業を展開してきた。一方で、創業以来一貫して写真・プリント文化の普及、発展にも継続して取り組んでいる。今後、イメージング事業においても変わらず挑戦し続ける」とコメント。発表会冒頭の動画では、“NEVER STOP”というメッセージを掲げ、富士フイルムの歴史と今後の意気込みが紹介された。
特に独自技術を駆使して開発されたというチェキシリーズは、イメージングソリューション事業を牽引する存在に成長しているとのこと。現在世界100ヵ国以上で販売されており、同社の指針としても「グローバル展開を強力に推進している」という。
2018年度にはスクエアフォーマットでの撮影が可能な「instax SQUARE」が登場。Instagramを多用する若い世代にも好評で、その効果もあってシリーズの販売実績は過去最高となる1,000万台を記録している。
今年6月には、撮影機能の拡充だけでなく、最大10秒間の音声録音も可能としたハイブリッドインスタントカメラ「instax mini LiPlay」が発表され、本機も日本を含めて世界中で好評を博しているとのこと。こちらは新色「ダーググレー」(10月下旬発売予定、実売想定価格は17,500円前後)が本日同時に発表された。
「今年度の第二四半期以降、LiPlayの登場で業績は回復している。販売台数についても、2018年度と同等レベルを目指しており、達成の見込みはある」と助野氏。特にアメリカやEU圏ではギフト向けの購入が多く、「11月から12月の商戦期に向け、LiPlayに加えて新製品のLinkが加わることで、相乗効果で売り上げに寄与すると考えている」とコメントした。
宮ア氏は「LiPlayでチェキの可能性をさらに広げることができた。一方でSNSでは日々大量の写真が投稿されており、撮影するだけでなく“共有する、伝える”という文化が広まっている」とし、グローバルプロモーションとして『撮るだけじゃない、伝えたいから』をコンセプトに、気軽に他者に伝えて一緒に遊べる製品としてLinkを開発したと説明した。
製品の位置付けは「スマホ時代にふさわしいモデル」。写真をプリントする行為、またオリジナルの1枚しかない価値といったアナログの魅力に加えて、デジタル機能の利点も組み合わせることで、「新たなチェキの価値、世界観を構築して広げていきたい」とした。
イベントには俳優の磯村勇斗さん、モデル/女優の横田真悠さんも登場。Linkの新機能「Match Test」や「Party Print」を実際に試しながら製品の魅力を語った。二人とも普段から写真を撮ることが好きで、フィルムカメラも使っているとのこと。
横田さんは「instax mini 8+」のユーザーでもあり、「色んなところに持ち運べるので、イツメンと撮ってそのチェキを部屋に飾っています!」とコメント。また小さなバッグに入るスマートなサイズ感もお気に入りで、「チェキでしか出せない、写真のエモい感じも好きです」と絶賛した。
Linkを事前に使っていた磯村さんは、「Linkが会話の切り口というか、コミュニケーションをはかる行動の発信点になると思う。写真として形にできて、みんなと共有できるのも嬉しい」とし、チェキの価値や魅力を広めていきたいと語った。
instax mini Link(以下Link)では、専用アプリを用いることでBluetooth伝送によりスマホの画像をチェキプリントに出力することが可能。本体は手のひらサイズで約200gとコンパクトなため持ち運びやすいとしている。
“みんなで「遊べる」スマホプリンター”として、専用アプリには、動画からベストショットを選んでプリントする「Video Print」や、最大5人が各自のスマホから好きな画像を同時に送って1枚のチェキプリントに出力できる「Party Print」、相手との相性診断ができる「Match Test」など、大人数で一緒に楽しめるユニークな機能を多数搭載している。
Match Testはおみくじのような仕組みで、アプリ上では結果を見ることはできず、プリントされて画像が浮かび上がってくるまで分からないとのこと。ワンタッチですぐ相性診断できるほか、撮影後にいくつかの質問に答えることでより詳細に診断することもできる。
最大5人で1つの画像を作成できるParty Printでは、「サプライズモード」をONにすると自分以外のメンバーの画像が非表示となり、こちらもプリントされるまでどういったコラージュ画像になるか分からない仕様となっている。
アプリ上では、選択もしくは撮影した画像のズームイン/アウトもタッチ操作で行える。27種類のデザインフレームや14種類のコラージュ、3種類のスプリット(1枚の写真を2枚に分割できるデザイン)なども用意。画像フィルターや明るさ、コントラスト、彩度の調整機能も備えるほか、細かな製品設定も行える。プリント出力時間は、データを転送してから約12秒と素早く印刷できる。
Link本体にはモーションセンサーを搭載しており、専用アプリを使ってスマホで写真を撮影する際にリモコンとして使うことも可能。Link中央部の電源ボタン面を下に向けることでズームイン、上に向けるとズームアウトができるほか、電源ボタンを押すとシャッターを切ることもできる。さらに、大人数の集合写真を撮影したい際など、スマホから離れた場所でもLinkを操作することで撮影できる。
またアプリの表示画面も本体のモーションセンサーと連動。本体を縦向きにすると「プリントモード(画像選択する「Simple Print」/動画から画像を切り取る「Video Print」/撮影モード「instax Camera」)」を縦表示で右側に、横向きにすると「ファンモード(フレーム選択する「Frame Print」/複数写真をコラージュする「Collage Print」/相性診断「Match Test」/最大5人で使える「Party Print」)が横表示で画面下部に表示される。
プリント出力部を下に向け、中央のボタンを一度押すと再プリントも可能。専用アプリからスワイプアップするとLinkに画像データを転送できるなど、直感的に操作できる点も特長とする。この操作性と小型・軽量かつシンプルなデザインが評価され、2019年度のグッドデザイン賞も受賞している。
本体カラーはダスキーピンク、アッシュホワイト、ダークデニムの3色を用意。また同カラーで収納用のニットケースも登場予定だ。本体サイズは90.3W×124.5H×34.6Dmm。表示画面などは一切なく、操作系は中央部のボタンのみ。ボタン部分にはLEDを搭載し、電源ON、印刷時などでカラーが変わる。リチウムイオン電池を内蔵し、約80分〜120分でフル充電可能。充電用USBケーブルを付属し、充電残量はアプリ画面上で確認できる。
また、Linkの発売にあわせて、光沢あるフレームで写真を華やかに見せるミニフィルム「MERMAID TAIL(マーメイド テイル)」(価格OPEN・実売想定価格800円前後)も同時に発表。こちらは10月18日の発売となる。
同社は本日、富士フイルム「instax “チェキ”新製品発表会」を開催。代表取締役社長・COOの助野健児氏、執行役員・イメージング事業部長の宮ア剛氏、イメージング事業部次長の的場隆一氏が登壇し、新製品「Link」の紹介のほか、同社の事業展開についても語られた。
助野氏は「富士フイルムは、イノベーションに挑戦し続ける企業姿勢のもと、写真撮影・プリントだけに留まらず幅広い領域で事業を展開してきた。一方で、創業以来一貫して写真・プリント文化の普及、発展にも継続して取り組んでいる。今後、イメージング事業においても変わらず挑戦し続ける」とコメント。発表会冒頭の動画では、“NEVER STOP”というメッセージを掲げ、富士フイルムの歴史と今後の意気込みが紹介された。
特に独自技術を駆使して開発されたというチェキシリーズは、イメージングソリューション事業を牽引する存在に成長しているとのこと。現在世界100ヵ国以上で販売されており、同社の指針としても「グローバル展開を強力に推進している」という。
2018年度にはスクエアフォーマットでの撮影が可能な「instax SQUARE」が登場。Instagramを多用する若い世代にも好評で、その効果もあってシリーズの販売実績は過去最高となる1,000万台を記録している。
今年6月には、撮影機能の拡充だけでなく、最大10秒間の音声録音も可能としたハイブリッドインスタントカメラ「instax mini LiPlay」が発表され、本機も日本を含めて世界中で好評を博しているとのこと。こちらは新色「ダーググレー」(10月下旬発売予定、実売想定価格は17,500円前後)が本日同時に発表された。
「今年度の第二四半期以降、LiPlayの登場で業績は回復している。販売台数についても、2018年度と同等レベルを目指しており、達成の見込みはある」と助野氏。特にアメリカやEU圏ではギフト向けの購入が多く、「11月から12月の商戦期に向け、LiPlayに加えて新製品のLinkが加わることで、相乗効果で売り上げに寄与すると考えている」とコメントした。
宮ア氏は「LiPlayでチェキの可能性をさらに広げることができた。一方でSNSでは日々大量の写真が投稿されており、撮影するだけでなく“共有する、伝える”という文化が広まっている」とし、グローバルプロモーションとして『撮るだけじゃない、伝えたいから』をコンセプトに、気軽に他者に伝えて一緒に遊べる製品としてLinkを開発したと説明した。
製品の位置付けは「スマホ時代にふさわしいモデル」。写真をプリントする行為、またオリジナルの1枚しかない価値といったアナログの魅力に加えて、デジタル機能の利点も組み合わせることで、「新たなチェキの価値、世界観を構築して広げていきたい」とした。
イベントには俳優の磯村勇斗さん、モデル/女優の横田真悠さんも登場。Linkの新機能「Match Test」や「Party Print」を実際に試しながら製品の魅力を語った。二人とも普段から写真を撮ることが好きで、フィルムカメラも使っているとのこと。
横田さんは「instax mini 8+」のユーザーでもあり、「色んなところに持ち運べるので、イツメンと撮ってそのチェキを部屋に飾っています!」とコメント。また小さなバッグに入るスマートなサイズ感もお気に入りで、「チェキでしか出せない、写真のエモい感じも好きです」と絶賛した。
Linkを事前に使っていた磯村さんは、「Linkが会話の切り口というか、コミュニケーションをはかる行動の発信点になると思う。写真として形にできて、みんなと共有できるのも嬉しい」とし、チェキの価値や魅力を広めていきたいと語った。