3年後には人間の等身大表示を目指す
NICT、空中の映像を指先で操作できる「フローティングタッチディスプレイ」を開発
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、空中に表示させた映像を指先で操作可能なフローティングタッチディスプレイを開発した。
本機は、光学素子と赤外線タッチパネルを用いることで、平面上に浮かぶ実在感のある空中映像を指先で操作できるシステム。平面に配置したNICT開発の光学素子によって素子下部に配置した液晶ディスプレイの画面を空中に映像として浮かせつつ、ガラスなし赤外線タッチパネルによって、空中映像を触る指先位置を検出。これにより、上下左右の視点移動に対しても、そこに実在するかのように空中に静止した空中映像表示を可能とするとともに、その空中映像に指で触れて操作することができるようになった。
同システムを用いれば、医療等において手を汚すことができない、あるいは料理等で手が汚れているなどといった状況でもタッチディスプレイが利用可能になる。ただし、現段階では光学素子のサイズが小さく、表示可能な空中映像の大きさに制限があるという課題が残っているという。
ただし、これは原理的なものではなく製造技術的な問題であることから、製造技術の開発を今後進めることで克服し、3年後には人間の等身大映像の表示の実現を目指すとしている。
なお、本システムは4月20日〜23日に米国ラスベガスで開催されるNAB2009に出展される。
【問い合わせ先】
知識創成コミュニケーション研究センター
ユニバーサルシティグループ
Tel/0774-98-6891
本機は、光学素子と赤外線タッチパネルを用いることで、平面上に浮かぶ実在感のある空中映像を指先で操作できるシステム。平面に配置したNICT開発の光学素子によって素子下部に配置した液晶ディスプレイの画面を空中に映像として浮かせつつ、ガラスなし赤外線タッチパネルによって、空中映像を触る指先位置を検出。これにより、上下左右の視点移動に対しても、そこに実在するかのように空中に静止した空中映像表示を可能とするとともに、その空中映像に指で触れて操作することができるようになった。
同システムを用いれば、医療等において手を汚すことができない、あるいは料理等で手が汚れているなどといった状況でもタッチディスプレイが利用可能になる。ただし、現段階では光学素子のサイズが小さく、表示可能な空中映像の大きさに制限があるという課題が残っているという。
ただし、これは原理的なものではなく製造技術的な問題であることから、製造技術の開発を今後進めることで克服し、3年後には人間の等身大映像の表示の実現を目指すとしている。
なお、本システムは4月20日〜23日に米国ラスベガスで開催されるNAB2009に出展される。
【問い合わせ先】
知識創成コミュニケーション研究センター
ユニバーサルシティグループ
Tel/0774-98-6891