一条真人の体当たり実験室
【動画付き】PS3で“サクサク”ビデオ編集 − ゲーム感覚が新しい「PlayMemoriesStudio」レビュー
■タイムラインビュー
さて、「見る」メニューを起動すると、まずは時間軸でPS3に保存されている写真が表示される。この表示モードは「タイムラインビュー」と呼ばれ、PMSでの基本的な表示モードだ。カーソルの上下で、最新から過去の写真まで遡ることができる。このときのスクロールの速度は、PS3の処理速度が活かされており、極めて速く快適だ。
動画も写真も1枚の画像として表示され、3D撮影されたアイテムには「3D」の文字が表示される。選択している画像は一回り拡大して表示され、「○」ボタンで全画面表示になる。また、動画は全画面表示になると同時に自動的に再生される。また「Select」ボタンで画像の情報が表示されるのが便利だ。
この全画面表示で「△」ボタンを押すと画面左に「サブメニュー」が表示される。ここからは「お気に入りスタンプ」、ビジュアルエフェクト、画像の回転、キャプチャなどが使える。ビジュアルエフェクトというのは、最近のデジカメやフォトレタッチでよくある、古い写真に見えるトイカメラエフェクトをはじめ、ソフトフォーカス、モノクロ、ピンホールカメラなど楽しいエフェクトばかり。キャプチャ機能というのは表示している画像をフルHD解像度(1,920×1,080)の静止画像として保存してくれる機能。動画のシーンも静止画像にできるのが便利だ。
タイムラインビュー表示からも「△」ボタンでオプションメニューが画面下に表示される。ビュー表示では「□」ボタンで複数のアイテムを選択してから、選択しているすべての画像にオプションを適用できるのが便利だ。この機能のなかでは撮影日時情報、GPS情報なども編集できる。とくにGPS情報なしで画像を撮影している場合でも、GPS情報を追加できるので、後述のマップビューを使う場合に活用できる。
なお「×」ボタンで、ビュー表示を終了してトップメニューに戻ることができる。
■マップビュー
「見る」から、デフォルトで表示されるのはタイムラインビューだが、それ以外にPlayMemoriesStudioには2つのビューモードがある。それが「マップビュー」と「マイリストビュー」だ。
マップビューというのは画像・動画のGPSタグを利用して、撮影された場所ごとに画像を表示するモード。そして、マイリストビューというのは画像・動画を編集するモードだ。これら3つのモードはコントローラの「L1」「R1」を押すことで、メニューが表示されて、切り替えることができる。
マップビューでは画像が世界の主要都市をベースに管理され、画像のある都市には青いアイコンが表示される。ユーザーが選択している都市はピンクのアイコンが表示され、画面左上にそのエリアの画像の1枚がサムネイル表示され、さらにその下に画像、動画の数が表示される。
「○」ボタンで確定することで、そのエリアにタグ付された画像が画面上部にサムネイル表示されるので、それを選択して「○」ボタンを押すと全画面表示になる。
このマップビューはユーザーが操作して場所を切り替えていく以外に、自動的に場所が移動して画像表示してくれるトラベルモードが面白い。これはオプション(「△」ボタン)から起動できる。
また、マップはアナログスティックで場所を移動したり(左)、ズームする(右)こともできる。拡大した場合と縮小した場合では写真のグルーピングが変わるので、細かいエリア分けで写真を見たい場合は拡大して表示させればいい。
マップビューはGPSタグをうまく使って、ダイナミックに写真を見ることができるのが楽しい。