大橋伸太郎がヤマハの新フラグシップに迫る
【レビュー】ヤマハ“22年ぶり”のセパレートAVアンプ「CX-A5000/MX-A5000」
MX-A5000は、出力150W/ch(20Hz~20kHz/0.06%THD定格)のマルチチャンネルパワーアンプ。ブロックケミコンは27,000uFの大容量カスタムメイド品を2個使用。出力に3段ダーリントン回路を採用し、大きな電流の供給を狙っている。また、ファイナルは電流帰還型である。NFB(ネガティブフィードバック)量が少ないため、ノイズが抑えられ周波数特性の変化が少なく、伸びやかな音が特徴である。
内部バランス伝送もMX-A5000の特徴。入力セクションから増幅段までフルバランス構成とした。H型クロスフレーム、リジッドボトムフレーム、左右対称コンストラクションで構築している。
背面に11ch分のRCA/XLR入力とバランス/アンバランスの切替えスイッチを備える。11ch分のパワーアンプは数字で表示されフレキシブルに使用することが出来、上下ch同士(1+4、2+3、5+6)の組み合わせでバイアンプ設定が可能だ。(以下の表参照)。