【特別企画】HAP-S1も同時対応
ソニー「HAP-Z1ES」がアップデートで大幅進化! サーバー機能やUSBデジタル出力を検証
■メディアサーバー機能対応で「HAP-Z1ES」がNASに
まず、「メディアサーバー機能」を説明しよう。これはネットワークに接続するNASとして機能することだ。
NASとして機能するということは、例えば、こんなことが可能になる。HAP-Z1ESから直接音楽を再生している。その際同時に、同じネットワーク上につながった別のネットワーク対応機器から、HAP-Z1ESのハードディスク内に保存した音楽を再生できるのだ。
HAP-Z1ESの音源をネットワーク再生できるのは、ソニー製のネットワーク対応オーディオ機器はもちろん、UPnPに準拠した他社製のネットワークプレーヤーからの再生が可能だ。ソニーとしてはDLNA対応を謳っていないが、DLNA対応機器ならば、基本的にHAP-Z1ES/HAP-S1をサーバーとして音楽を再生できるはずだ。
もちろん、HAP-Z1ESに接続した増設USBハードディスクに保存した音源も、ネットワーク経由で他機器へ配信することができる。
HAP-Z1ES/HAP-S1はCDリッピング機能や音楽ファイルのメタデータ編集機能も備えているため、パソコンレスでライブラリ管理を行えることも魅力だ。本機で作り上げた優れた音楽ライブラリを、他機器から、あるいは別の部屋の試聴環境から、同時に楽しむことができるのである。ミュージックサーバーとして、さらに使いやすさと拡張性を増したのだ。
■USBデジタル出力にも対応
さらに画期的なことは、HAP-Z1ES/HAP-S1のUSB端子がデジタル出力対応となったことだ。HAP-Z1ESの背面のUSB端子と、同じくソニーのUSBオーディオ製品である「TA-ZH1ES」や「CAS-1」をUSBケーブルで接続すると、TA-ZH1ESやCAS-1からオーディオ出力が可能になるのである。なお、出力できるのはHAP-Z1ES/HAP-S1が再生できるフォーマット(最大でPCM:192kHz/32bit、5.6MHz DSD)のみで、DSDはDoP出力のみに対応する。
このUSBデジタル出力は、本体メニューの「オーディオ設定」から「USBデジタル出力」の項目を「Auto」に設定しておけば、USB端子にUSB-DACが接続されている場合、自動認識してデジタル出力に切り替わる(その際、HAP-Z1ESのアナログ出力からは音声は出力されない)。また、DSDをDoPで出力する場合は、「オーディオ設定」から「DSD出力(DoP)」を「ON」に設定しておく(OFFの場合は再生がスキップされる)。なお、外部DACをオフにすれば、自動的にHAP-Z1ES/S1からの出力となるので、ケーブルを繋いだままにしてどちらか好きな方を使う、という運用方法も可能だ。
今回は、USB-DAC/ヘッドホンアンプの最新モデル TA-ZH1ESを実際に組み合わせてみた。通常なら、TA-ZH1ESで音楽を楽しむためにはパソコンと接続して、パソコンの画面から音楽再生を操作することになる。しかしHAP-Z1ESとUSB接続で組み合わせれば、パソコンを使うことなく、しかもネットワークプレーヤーを扱うかのようにHAP-Z1ESの操作アプリ「HDDプレーヤー」から快適な再生操作ができるようになる。
またHAP-Z1ESにはヘッドホン出力がないので、TA-ZH1ESの優れたヘッドホン出力を使って、ヘッドホンでHAP-Z1ES内の音楽を楽しむことも可能になる。
まず、「メディアサーバー機能」を説明しよう。これはネットワークに接続するNASとして機能することだ。
NASとして機能するということは、例えば、こんなことが可能になる。HAP-Z1ESから直接音楽を再生している。その際同時に、同じネットワーク上につながった別のネットワーク対応機器から、HAP-Z1ESのハードディスク内に保存した音楽を再生できるのだ。
HAP-Z1ESの音源をネットワーク再生できるのは、ソニー製のネットワーク対応オーディオ機器はもちろん、UPnPに準拠した他社製のネットワークプレーヤーからの再生が可能だ。ソニーとしてはDLNA対応を謳っていないが、DLNA対応機器ならば、基本的にHAP-Z1ES/HAP-S1をサーバーとして音楽を再生できるはずだ。
もちろん、HAP-Z1ESに接続した増設USBハードディスクに保存した音源も、ネットワーク経由で他機器へ配信することができる。
HAP-Z1ES/HAP-S1はCDリッピング機能や音楽ファイルのメタデータ編集機能も備えているため、パソコンレスでライブラリ管理を行えることも魅力だ。本機で作り上げた優れた音楽ライブラリを、他機器から、あるいは別の部屋の試聴環境から、同時に楽しむことができるのである。ミュージックサーバーとして、さらに使いやすさと拡張性を増したのだ。
■USBデジタル出力にも対応
さらに画期的なことは、HAP-Z1ES/HAP-S1のUSB端子がデジタル出力対応となったことだ。HAP-Z1ESの背面のUSB端子と、同じくソニーのUSBオーディオ製品である「TA-ZH1ES」や「CAS-1」をUSBケーブルで接続すると、TA-ZH1ESやCAS-1からオーディオ出力が可能になるのである。なお、出力できるのはHAP-Z1ES/HAP-S1が再生できるフォーマット(最大でPCM:192kHz/32bit、5.6MHz DSD)のみで、DSDはDoP出力のみに対応する。
このUSBデジタル出力は、本体メニューの「オーディオ設定」から「USBデジタル出力」の項目を「Auto」に設定しておけば、USB端子にUSB-DACが接続されている場合、自動認識してデジタル出力に切り替わる(その際、HAP-Z1ESのアナログ出力からは音声は出力されない)。また、DSDをDoPで出力する場合は、「オーディオ設定」から「DSD出力(DoP)」を「ON」に設定しておく(OFFの場合は再生がスキップされる)。なお、外部DACをオフにすれば、自動的にHAP-Z1ES/S1からの出力となるので、ケーブルを繋いだままにしてどちらか好きな方を使う、という運用方法も可能だ。
今回は、USB-DAC/ヘッドホンアンプの最新モデル TA-ZH1ESを実際に組み合わせてみた。通常なら、TA-ZH1ESで音楽を楽しむためにはパソコンと接続して、パソコンの画面から音楽再生を操作することになる。しかしHAP-Z1ESとUSB接続で組み合わせれば、パソコンを使うことなく、しかもネットワークプレーヤーを扱うかのようにHAP-Z1ESの操作アプリ「HDDプレーヤー」から快適な再生操作ができるようになる。
またHAP-Z1ESにはヘッドホン出力がないので、TA-ZH1ESの優れたヘッドホン出力を使って、ヘッドホンでHAP-Z1ES内の音楽を楽しむことも可能になる。
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