【特別企画】イヤホン型マイクでバイノーラル録音も実践
豊富な機能は“高音質録音”のためにある! ローランドのレコーダー「R-07」レポート
音楽制作機器や楽器を幅広く展開するローランドから、ハイレゾ録音対応ポータブルオーディオレコーダーの新モデル「R-07」が登場した。実売目安は2万5000円程度。 “ボイスレコーダー” ではなく “オーディオレコーダー” である本機の機能と録音性能をレポートする。
●録音に関する豊富な機能で使いやすく、録音ミスを予防
最大96kHz/24bitとハイレゾクオリティのスペックを、使いやすさのための工夫満載でまとめ上げた実用性の高いレコーダーだ。とにかく使いやすくて失敗しにくく、安定した録音クオリティを確保できる仕上がりとなっている。
大きなところとしては、「置くだけセッティングでもOKなマイク&筐体デザイン」「録音レベル設定をミスらせないリハーサル機能」「録音状況に合わせて最高の音質で録音するためのシーン機能」「スマホ&ウォッチアプリでリモート操作」「オプションのイヤホン型マイクでバイノーラル録音にも対応」といったところがポイント。
まず筐体のハードウェアデザインが秀逸で使いやすい。剛性感のある筐体の背面はラバー的な素材。小さな脚部も配置されており、こちらを下にして置く設計になっていることがわかる。実際にそのように置くとマイク部分のみが少し上を向くように、筐体の上端部に角度がつけられていることもポイント。
おかげで普通にテーブルの上などに置くだけで、例えば会議録音ならば人の口の高さに向かうように、マイクが適切な角度になる。またテーブル表面での音の反射の影響を受けにくくなり、そのことからの録音音質面での優位にもなる。加えて全体の大きさや形のおかげでグリップ感もよく、手に持って操作するときの使いやすさも良好だ。
なお背面にはカメラ三脚で一般的な1/4インチスクリューの取り付け穴も装備。楽器録音などシビアなセッティングを行いたいときにはそちらも利用できる。別売のマイクスタンドアダプターを利用すればマイクスタンド等への設置も可能。
物理的な設置だけでなく、録音設定も簡単に失敗なく行えるように配慮されている。
特に便利なのは「リハーサル」機能。録音ボタンで録音を開始する前に「REHEARSAL」ボタンでリハーサルを開始し、録音する音をレコーダーにしばらく聴かせると、レコーダーが録音レベルを、レベルオーバーでの音割れにもローレベルでの音量不足にもならないように自動調整してくれる。
例えばバンドの演奏を録音する場合、いちばん盛り上がるサビのあたりでリハーサルしてそれから本番録音!という流れで使えばOKだ。
こういった機能を備える製品は他にもあるだろう。しかしこのモデルはその機能専用の「REHEARSAL」ボタンを、筐体正面操作パネルの目立つ場所にドカンと配置してあるところがポイント。あらかじめの設定など必要なく、そのボタンからさっと利用できるからこそ、ユーザーはこの機能を積極的に活用できるわけだ。結果、より安定したクオリティでの録音が実現される。
設定項目としては録音レベルの他に、過大音量を処理して音割れを防ぐリミッター、余計な低音を処理してクリアな音にするローカット、そして録音フォーマットの選択もある。それらの個別設定も可能だが、とりあえずは「シーン機能」の活用がおすすめ。主に想定される録音シーンに合わせて、あらかじめオススメの設定を用意したプリセットだ。
「音楽HiRes」「音楽CD」「音楽長時間」「大音量ライブ」「大音量練習」「楽器」「ボーカル」「会議」「野外」が用意されている。設定内容は例えば、『楽器』は44.1kHz/24bit、リミッターON、ローカットOFF、入力レベル60、『会議』は44.1kHz/MP3、リミッターAGC、ローカット200Hz、入力レベルなど。
それぞれのシーンの設定を変更して調整することも可能なので、録音する『楽器』の種類に合わせてローカットの具合を変えてみるなど、シーン機能を活用しつつの使いこなしにも挑戦してみるとよいだろう。
●録音に関する豊富な機能で使いやすく、録音ミスを予防
最大96kHz/24bitとハイレゾクオリティのスペックを、使いやすさのための工夫満載でまとめ上げた実用性の高いレコーダーだ。とにかく使いやすくて失敗しにくく、安定した録音クオリティを確保できる仕上がりとなっている。
大きなところとしては、「置くだけセッティングでもOKなマイク&筐体デザイン」「録音レベル設定をミスらせないリハーサル機能」「録音状況に合わせて最高の音質で録音するためのシーン機能」「スマホ&ウォッチアプリでリモート操作」「オプションのイヤホン型マイクでバイノーラル録音にも対応」といったところがポイント。
まず筐体のハードウェアデザインが秀逸で使いやすい。剛性感のある筐体の背面はラバー的な素材。小さな脚部も配置されており、こちらを下にして置く設計になっていることがわかる。実際にそのように置くとマイク部分のみが少し上を向くように、筐体の上端部に角度がつけられていることもポイント。
おかげで普通にテーブルの上などに置くだけで、例えば会議録音ならば人の口の高さに向かうように、マイクが適切な角度になる。またテーブル表面での音の反射の影響を受けにくくなり、そのことからの録音音質面での優位にもなる。加えて全体の大きさや形のおかげでグリップ感もよく、手に持って操作するときの使いやすさも良好だ。
なお背面にはカメラ三脚で一般的な1/4インチスクリューの取り付け穴も装備。楽器録音などシビアなセッティングを行いたいときにはそちらも利用できる。別売のマイクスタンドアダプターを利用すればマイクスタンド等への設置も可能。
物理的な設置だけでなく、録音設定も簡単に失敗なく行えるように配慮されている。
特に便利なのは「リハーサル」機能。録音ボタンで録音を開始する前に「REHEARSAL」ボタンでリハーサルを開始し、録音する音をレコーダーにしばらく聴かせると、レコーダーが録音レベルを、レベルオーバーでの音割れにもローレベルでの音量不足にもならないように自動調整してくれる。
例えばバンドの演奏を録音する場合、いちばん盛り上がるサビのあたりでリハーサルしてそれから本番録音!という流れで使えばOKだ。
こういった機能を備える製品は他にもあるだろう。しかしこのモデルはその機能専用の「REHEARSAL」ボタンを、筐体正面操作パネルの目立つ場所にドカンと配置してあるところがポイント。あらかじめの設定など必要なく、そのボタンからさっと利用できるからこそ、ユーザーはこの機能を積極的に活用できるわけだ。結果、より安定したクオリティでの録音が実現される。
設定項目としては録音レベルの他に、過大音量を処理して音割れを防ぐリミッター、余計な低音を処理してクリアな音にするローカット、そして録音フォーマットの選択もある。それらの個別設定も可能だが、とりあえずは「シーン機能」の活用がおすすめ。主に想定される録音シーンに合わせて、あらかじめオススメの設定を用意したプリセットだ。
「音楽HiRes」「音楽CD」「音楽長時間」「大音量ライブ」「大音量練習」「楽器」「ボーカル」「会議」「野外」が用意されている。設定内容は例えば、『楽器』は44.1kHz/24bit、リミッターON、ローカットOFF、入力レベル60、『会議』は44.1kHz/MP3、リミッターAGC、ローカット200Hz、入力レベルなど。
それぞれのシーンの設定を変更して調整することも可能なので、録音する『楽器』の種類に合わせてローカットの具合を変えてみるなど、シーン機能を活用しつつの使いこなしにも挑戦してみるとよいだろう。