「大きいiPhone X」と見くびるなかれ
デカいは正義だった! 6.5インチ「iPhone XS Max」で “スマホHDRシアター” が実現する
屋外ではイヤホンを使って視聴することがほとんどだと思うが、主に家の中でプライベートルーム、あるいは寝室でiPhoneを片手にちょっと一息つきたいという場面であれば、内蔵スピーカーだけでもかなりの音量が出せる。通常の室内リスニングであれば、音が歪まない程度の音量で、十分に満足のいく映像鑑賞が楽しめるはずだ。
音楽リスニングについて付け加えると、当サイト読者の方々にはあまり縁がないアクセサリーかもしれないが、iPhone XS MaxとXSからは「Lightning-3.5mmイヤホンジャック変換アダプター」がパッケージに同梱されなくなった。
別売アクセサリーとして引き続きApple Storeなどで販売されるようだが、これを機に、Shureの「RMCE-LTG」などのLightning - MMCXケーブルや、Bluetoothワイヤレスイヤホンの新調を検討しても良いだろう。
iPhone XS Maxのサイズ感についてだが、短時間だが持ち歩きながら使ってみたら、最初に感じた大きさによる違和感はあっという間に薄れてしまった。本体の横幅のサイズ感は、iPhone Xとほぼ変わらない。
むしろ動画視聴やウェブブラウジング、Spotifyのジャケット表示などが全体的に見やすくなるので、違和感ではなく快適さだけが、徐々に体に染みこんでくる。しばらく経ってiPhone Xに持ち変えてみたら、自分でも驚いたことに、小さな本体サイズを物足りなく感じてしまった。ゴールドのステンレスフレームも想像していたよりもずっと落ち着きがあり、上品な色合いだと思う。
iPhone XS Maxは、単純に「大きくなったiPhone X」と見くびってしまうと痛い目にあいそうだ。ぜひこの魅力を直に体験してみて欲しい。
(山本 敦)