PR【特別企画】AudioAccessory最新号にサンプルキットが付属
バージョンアップした接点安定剤、アンダンテラルゴ「SuperTMD」を早速テスト! 細かい情報量がさらに豊かに
2017年の発売以来、記録的なセールスを続けているアンダンテラルゴの接点安定剤「TMD」。なんとそのグレードアップバージョンとなる「SuperTMD」が発売となった。新たな成分を配合することで、これまで以上の音質効果を実現するという。「もう3瓶目ですよ」と語る、従来モデルのヘビーユーザーでもある鈴木 裕氏によるレポートをお届けしよう。
■不安定な接点に着目し、“塗るだけ”で情報の伝達を高めるアイテム
オーディオにはケーブルの端子部など、音楽信号や電気が流れるところに金属同士の接点が存在する。この接点はミクロ単位で見ると軽石のごとく荒れた状態であるとアンダンテラルゴでは考えている。「点と点という頼りない接触によって伝送」しており、「電気接点は常に不安定な状態にある」と。
その金属表面や隙間の内部にまで浸透し、凝固する導電性のポリマーを成分のひとつとした接点安定剤がTMD。主成分がポリマーのため酸化せず、効果が1年以上持続する。そのさらに進化型として新たに登場するのが「SuperTMD」だ。従来の「TMD」をベースに新たな成分を加えているという。
アンダンテラルゴの試聴室でテストした。コードカンバニーの「セイラムT」のXLRインターコネクトケーブルを3セット用意して、まず何も処理していない状態のケーブルを聴き、つづいてTMD処理を聴き、次に「SuperTMD」処理のものを聴くということをCDやレコードの音源を変えては繰り返した。その結果をまとめてみよう。
何も処理していないものとTMDで処理したものとの差。たとえばタンゴのライヴ盤を聴くと、臨場感がかなり違う。この要素を考えて見るとノイズフロアが下がり、音色の再現性が向上。 都市で見る星空よりも、山奥で見る星空の方が何百倍もの星が見えるように、細かい情報量がたくさん出てくるのだ。また空間表現力としても、サウンドステージの前後左右のワクが広くなり、オーケストラなどでの前後のレイヤーの描き分けもかなり良くなっている。音量感としても大きく聴こえるし、高域、低域方向へのレンジも広がった。
しかし、そこから「SuperTMD」で処理したものに交換すると圧倒的だった。さらに情報量が上がり、音楽の表現として3ランクくらい良くなってしまうのだ。4人くらいで弾いているヴァイオリンの、そのうちの一人が弓を返しているのがわかったり、あるいはユニゾンから和音になってハーモニーが鳴り合うところの流麗にして豊潤な響きが絶品。
シャンソン歌手の狭いライヴハウスでやっている録音でも、低音の出方がアンプを替えたくらい違うし、量感が出たというのではなく、本質的な低音の芯みたいなものが出て来て、リアリティが凄い。
空間の奥行が「SuperTMD」ではさらに深くなるのも特徴的だ。音の立ち上がりの情報量も上がるのだが、トランジェント自体が良くなるのも大きな魅力。端子の接触面が増え、情報の伝達具合が上がるとともに、位相の精度が向上したり、ケーブル自体のインピーダンスが下がったかのように音の立ち上がりが良くなる。
あえて点数で言えば、未処理の音を10点とすると、TMD処理で18点、今回の「SuperTMD」処理では28点まで向上する。1ペアのケーブルの接点を処理しただけでこうも変わる。これは是非、体験してほしい。
(提供:アンダンテラルゴ)
本記事は『季刊・analog vol.75』からの転載です
5月23日発売の『Audio Accessory vol.185』に、「SuperTMD」のサンプルキットが付属します。こちらも合わせてお楽しみください
■不安定な接点に着目し、“塗るだけ”で情報の伝達を高めるアイテム
オーディオにはケーブルの端子部など、音楽信号や電気が流れるところに金属同士の接点が存在する。この接点はミクロ単位で見ると軽石のごとく荒れた状態であるとアンダンテラルゴでは考えている。「点と点という頼りない接触によって伝送」しており、「電気接点は常に不安定な状態にある」と。
その金属表面や隙間の内部にまで浸透し、凝固する導電性のポリマーを成分のひとつとした接点安定剤がTMD。主成分がポリマーのため酸化せず、効果が1年以上持続する。そのさらに進化型として新たに登場するのが「SuperTMD」だ。従来の「TMD」をベースに新たな成分を加えているという。
アンダンテラルゴの試聴室でテストした。コードカンバニーの「セイラムT」のXLRインターコネクトケーブルを3セット用意して、まず何も処理していない状態のケーブルを聴き、つづいてTMD処理を聴き、次に「SuperTMD」処理のものを聴くということをCDやレコードの音源を変えては繰り返した。その結果をまとめてみよう。
何も処理していないものとTMDで処理したものとの差。たとえばタンゴのライヴ盤を聴くと、臨場感がかなり違う。この要素を考えて見るとノイズフロアが下がり、音色の再現性が向上。 都市で見る星空よりも、山奥で見る星空の方が何百倍もの星が見えるように、細かい情報量がたくさん出てくるのだ。また空間表現力としても、サウンドステージの前後左右のワクが広くなり、オーケストラなどでの前後のレイヤーの描き分けもかなり良くなっている。音量感としても大きく聴こえるし、高域、低域方向へのレンジも広がった。
しかし、そこから「SuperTMD」で処理したものに交換すると圧倒的だった。さらに情報量が上がり、音楽の表現として3ランクくらい良くなってしまうのだ。4人くらいで弾いているヴァイオリンの、そのうちの一人が弓を返しているのがわかったり、あるいはユニゾンから和音になってハーモニーが鳴り合うところの流麗にして豊潤な響きが絶品。
シャンソン歌手の狭いライヴハウスでやっている録音でも、低音の出方がアンプを替えたくらい違うし、量感が出たというのではなく、本質的な低音の芯みたいなものが出て来て、リアリティが凄い。
空間の奥行が「SuperTMD」ではさらに深くなるのも特徴的だ。音の立ち上がりの情報量も上がるのだが、トランジェント自体が良くなるのも大きな魅力。端子の接触面が増え、情報の伝達具合が上がるとともに、位相の精度が向上したり、ケーブル自体のインピーダンスが下がったかのように音の立ち上がりが良くなる。
あえて点数で言えば、未処理の音を10点とすると、TMD処理で18点、今回の「SuperTMD」処理では28点まで向上する。1ペアのケーブルの接点を処理しただけでこうも変わる。これは是非、体験してほしい。
(提供:アンダンテラルゴ)
本記事は『季刊・analog vol.75』からの転載です
5月23日発売の『Audio Accessory vol.185』に、「SuperTMD」のサンプルキットが付属します。こちらも合わせてお楽しみください