PR最新技術で全方位進化、注目の新フラグシップ
完全ワイヤレス界に新旋風!「Jabra Elite 10」の空間サウンド/高精度ANCがすごい
Jabraらしい良バランス×豊かな音質。空間サウンドは、制作者の意図そのままに魅力を引き出す
Elite 10には、大口径10mmのダイナミック型ドライバーが載っている。Jabraはその詳細を公開していないが、振動板の素材とコーティングにも改良を加えたとしている。
BluetoothオーディオのコーデックはSBCとAACをサポート、そしてBluetooth LE AudioのLC3とLC3 Plusにも今後のアップデートで対応する。今回はiPhone 14 Proに接続してElite 10を試聴した。
Jabra Eliteシリーズらしい中立なバランスと豊かな情報量。サウンドの密度が濃い。イギリスのエレクトロポップバンド、The Rah Bandの「Clouds Across The Moon」ではボーカルの声の繊細な表情の変化を逃さず追いかける。楽器の音色に誇張がないので、生演奏に触れているみたいにリラックスしながら聴ける。
Elite 85tは明瞭度を重視した、クリアで切れ味のある低音再生を特徴としていた。Elite 10の低音はスピード感はそのままに、より太くて温かな印象がある。
YUC'eの「夢ならいいのに」では、ウッドベースの立ち上がりが鋭く余韻に深みがある。低音の重心が揺るがず安定するので、リズミカルで粒立ちのよい電子楽器のリズム、爽やかなボーカルとのコントラストが力強く描かれる。とてもフレッシュで楽しい演奏だ。
Elite 10はJabra Sound+アプリに新しく「空間サウンド」機能を追加した。スマホに入れたアプリと最初にイヤホンをペアリングする時に「メディア向け空間サウンド」にチェックを入れる項目を表示して、新しい機能の存在感をアピールしている。
空間サウンドをオンにすると、Dolby Atmosにより制作されたコンテンツのサウンドだけでなく、元はステレオの音源からも広く立体的に包み込むような音場を再現する。
Apple Musicでは、Dolby Atmosによる空間オーディオに対応する楽曲が配信されている。映画『アラジン』のオリジナルサウンドトラックからピーボ・ブライソンとレジーナ・ベルが歌う方の「A Whole New World」を聴いた。
艶やかなボーカル、大きなスケールで描かれる楽器のハーモニーを、ステレオ再生のイメージを変えることなく、穏やかに心地よく立体化する。ほかの空間オーディオ対応の楽曲を聴いてみると、中には立体感がもう少しビビッドに感じられる曲もあった。つまりは、イヤホンがことさらに立体感を強調せず、クリエイターが意図した体験を素直に引き出せるのがElite 10の持ち味だ。
Apple TVアプリでブラッドリー・クーパー監督の映画『アリー/スター誕生』を視聴した。アリーがステージで楽曲「Shallow」を歌うシーン。重低音が足もとでどっしりと響く。にじみのないクリーンな低音だ。アコースティックギターの余韻がゆったりと空間を満たす。階調感も滑らかだ。広大なステージにアリーの歌声が突き抜ける瞬間の興奮を余すところなく味わった。やはり立体空間の再現にむやみなアクセントを効かせない音づくりなので、物語の中に自然と入り込める。
Elite 10の空間サウンド再生の機能には続きがある。イヤホンを装着したユーザーの頭の動きに対して、コンテンツの音像があるべき位置に定位したまま聞こえる、ドルビーヘッドトラッキングに対応しているのだ。
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