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画期的な切り口のハイレゾポータブルオーディオ

RHAのキーパーソンに訊く、ニューフェイス「CL1」「CL750」「Dacamp L1」の魅力

公開日 2016/12/22 18:29 山本 敦
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■“アンプ入門”のハイレゾエントリー層を狙った「CL750」

CL1とコンセプトを共有する、ハイインピーダンス設計のハイレゾ対応イヤホンが「CL750」だ。47,800円のCL1に対して、CL750は15,900円と、価格はぐんと手頃になる。いわばエントリークラスのイヤホンだ。これぐらいの価格帯ならば、スマホと直結して楽しむ組み合わせも視野に入れたいところだが、なぜスマホでは鳴らしにくい150Ωのハイインピーダンス設計にこだわったのだろうか。RHAが想定する、本機のターゲットユーザーとユースケースをマクレランド氏に聞いてみた。


CL1と同様のコンセプトで開発された”アンプ入門”層へ向けたイヤホン「CL750」(¥15,900/税別)
「我々が想定するCL750のユーザー層は“いい音にこだわるエントリー層”です。例えばDacamp L1のようなポタアンをスマホにつないで、ワンランク上の音を楽しみたいと考えている方々にとって、ピュアなハイレゾ再生を手軽な価格で楽しめるイヤホンとして、CL750は最適であると自信を持ってアピールできます」(マクレランド氏)


ハウジングの仕様は高級感のある仕上がりとなっている
RHAから発売されている同価格帯のハイレゾ対応エントリーモデルには「MA750i」もある。本機はインピーダンスが16Ωに設計されているので、スマホに直結しても鳴らしやすく、リモコンも搭載するモバイルリスニングをターゲットにしたイヤホンだ(リモコンなしのMA750もある)。なるほど、CL750はRHAとして新たなユーザー層にターゲットを広げることを目的とした、戦略的なモデルというわけだ。


CL750も「CL Dynamic」を採用するが、CL1とは異なり特殊コーティングは施されていない仕様となっている

CL750のケーブルはφ3.5mmステレオミニ(シングルエンド駆動)となる
新開発のダイナミック型振動板「CL Dynamic」を使った点はCL1と同じだが、本機の振動板には特殊コーティングをかけていない。そしてCL750のケーブルは固定式になる。ピュアなOFC素材を使った4芯コアリードの撚り線構造を採用し、プレーヤー/アンプ側の端子は3.5mmのステレオミニ。6.3mmの変換アダプターも付属するので、据え置き型のヘッドホンアンプに組み合わせてもいい。

次ページRHAの新しい“ハイレゾ対応システム計画”の中核となるポタアン「Dacamp L1」

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